【感想・ネタバレ】異端の大義(下)のレビュー

あらすじ

新天地・中国での挑戦──。工場の閉鎖業務を進める中、解雇に絶望した従業員が自殺した。その対応を巡って、上層部は保身に走り、高見をさらに子会社へと追いやる。癌を患っていた父親を亡くし、転職を決意した高見は、欧州電機メーカー・カイザーの上級幹部に能力を見込まれ、中国という巨大市場の開拓へと邁進する。激動する国際経済と国内製造業の現実を描き切った経済大河巨篇。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

山崎豊子の「沈まぬ太陽」に比べるとやや軽い感じもしたが、十分に楽しめた。上巻を読んでいるときに、湯下のやり方もサラリーマンとしては間違ってはいないような気がして、むしろそれが正しいような気もしていたが、まあ、最後は妥当な結末だろう。中国に対する見方も含め、企業には市場調査セクションよりも小説家を一人雇ったほうがより市場や顧客を知り、よい戦略につながるのではないか。(それは調査を生業にしたときからずっと思っていることだが)

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2020年04月07日

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