あらすじ
騙されていると知りながらも、出張ホストに貢ぐ「りつ子」。男の都合に合わせ、ソープ嬢へと身を落としていく「茉莉」。中学生の男子生徒に密かな欲情を抱く養護教諭の「和美」。ありきたりの生活の中にある、小さな小さなくぼみ。わかっていて足を踏み入れるのか、気づかないうちに、穴が広がってすべり堕ちてしまうのか。一途に愛することの幸せ、そしてその代償。十人十色の愛のカタチを描く、傑作短編集。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
とてもよかった!ナツイチだからという理由で購入しましたがあたりでした。タイトルや装丁が地味なのがもったいない。10人の女たちの生きざまは、幸せであったり、不幸であったり。ここで終わるの?と思わせる終わり方に想像の余地があって、その空白にドラマを感じます。1人ネカマが混じっていることもおもしろい。好きな話は、依存症の女性の話と、旦那をたてるように教えられた高収入の女性の話。十人十色。どの話も印象的でした。唯川さんの作品は初読みでしたが、他の著書も読みたいと思います。
Posted by ブクログ
10人の様々な事情を抱えた女たちの話。
ゾッとする話、考えさせられる話、スッキリする話、いろんなタイプの話がまとまっていて次はどんな結末なのかと考えるのが楽しかった。
比較的、ゾッとする話が多かった。茉莉、可世子、和美が好きな話だった。
茉莉のカウンセラーは、本当にカウンセラーとして成り立っているのだろうか。行ったことがないため、あのカウンセリングが正解かどうかはをわからないが、次の依存先を見つけた茉莉の狂気さにゾッとした。
可世子の話は、ふーさんはほぼ教祖だと思った。そんなふうには書かれていないし、本人たちもそう思っていないけど冷静に見ると一種の宗教団体に見えた。
和美の話は続きがすごく気になった。