あらすじ
世に「困った」部長は「困った」課長以上にあふれている。では、ボードメンバーの一歩前の部長の役割とは? 必要な能力とは? ヒューマン・アセスメントの第一人者として、350社、4200人以上の管理職の能力判定・開発に携わってきた筆者が明らかにする、言動で測れるマネジメント能力の本質。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
アセスメントから出てきた特性から部長タイプの陥りやすい「困った部長」分類が面白い。
「強み」も状況やバランスの持ち方などで「困った部長」に陥る要素もあるということ。
また、「困った部長」から「変われる」というのも大きなメッセージ。
【これからの部長のあり方】
①与えられた部門のにおける取締役執行役の機能を果たす存在であること。(常に自己革新)
②改革のイニシアチブをとり、その主役、推進役を務めること。(改善して守ることではなく、改革し変えて攻めること)
→意思決定力、変革力、目的志向性、挑戦力、ビジョン構築力、戦略設計力、メッセージ力、胆力
③価値創造者として機能すること。
→創造力、倫理力の一部、洞察力、環境認識力、問題分析力、判断力、適応力、顧客志向性
④非常時対応力。
→トップの迅速な意思決定支援
→状況によっては、与えられた分限を超え、自らの責任において統治・命令・調整する気概を持つこと
→迅速な判断、決断、実行指令のための自律性の涵養