あらすじ
インドで両親を亡くしたメアリは、英国ヨークシャーの大きな屋敷に住む叔父に引きとられ、そこで病弱な従兄弟のコリン、動物と話ができるディコンに出会う。3人は長いあいだ誰も足を踏み入れたことのなかった「秘密の庭」を見つけ、その再生に熱中していくのだった。『小公女』の作者が、淡々としかし力強く綴った、大人が読んでこそ胸に響くアメリカ児童文学の傑作。
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Posted by ブクログ
三省堂の著名人フェアにて、ノラネコ軍団の作者の工藤ノリコさんが、心のバイブルとまで評して紹介しているポップをみて、気になり買ってみました。
素晴らしい作品でした!過去読んだ本の中でも指折りの傑作だと思いました。偏屈だったメアリやコリンが、秘密の花園を通して交流を深め成長していく様は、なんだか心が温まり、これが教育ということなんだろうなぁと思わされました。ヨーロッパコマドリが頻繁に出てくるのも、イギリスを感じさせます。
メアリやコリンが過ごしたヨークシャーのお屋敷やムーアを見てみたくなりました。とにかく素晴らしい
Posted by ブクログ
心がきれいにあらわれて行く、
本を読むという趣味があってよかったな、
と思える作品です。
コレラによって
不幸にして両親を亡くしてしまったメアリー。
愛情を知らぬ彼女はまさに暴君。
つれられていった屋敷でもはじめは乱暴そのものでした。
しかしながら、彼女を世話してくれる女中さんは
そんな彼女を温かく見守り
時にいけないことを教えてくれました。
そして彼女はだんだんと
こころに抱えていた闇から開放されるのです。
世の中に疲れ始めたとき、
希望を与えてくれる本だな、と感じました。
Posted by ブクログ
母の庭。手を入れ花を咲かせる。
映画を先に見たので、文章を読みながら、映像を思い出し、想像が膨らみました。 冷たい感じの出だしから、こころ温まる最後の展開まで、飽きずによむことができました。
映像作品(DVDなど)をお勧めします。
Posted by ブクログ
心が凝り固まった二人の少年少女が、秘密の花園を通して心を開き成長していく様子はすばらしい。
しかしなぜにメアリは最後の方にあまり登場しなくなるのか。まるでコリンの物語みたいになってしまったではないか。
Posted by ブクログ
子供を室内に閉じ込め、わがままを許し、お前は長生きできないと囁き、哀れに見つめる。子供はどう育っていくか。
そんな子供だったメアリとコリンを救い出したのは、マーサとディコンだった。
のびのび生きる術を忘れたすべての人へ。