【感想・ネタバレ】ジーキル博士とハイド氏のレビュー

あらすじ

街中で少女を踏みつけ、平然としている凶悪な男ハイド。彼は高潔な紳士として名高いジーキル博士の家に出入りするようになった。二人にどんな関係が? 弁護士アタスンは好奇心から調査を開始する。そんな折、ついにハイドによる殺人事件が引き起こされる! 高潔温厚な紳士と、邪悪な冷血漢――善と悪に分離する人間の二面性を追求した怪奇小説の傑作であり、「悪になることの心の解放」をも描いた画期的心理小説、待望の新訳!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

怪事件の結末に向けて頭がグチャグチャした。
ラニヨン医師の死ぬシーンなどは特に薄気味悪かった。

ただ、ジーキル博士の告白するところには、
様々な欲望に葛藤して悶えている姿が、自分も含め、どんな人にもあると思う。

1
2015年10月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

二面性を示す常套句としてよく目にするが、実際どんな話か知らなかった。読んでみるとやはり二面性の話である。
人が死ぬミステリーの種明かし的なものが、変身薬を飲んで潜んでいた悪に身も心も侵食されていくというファンタジーだったのも意外と面白かった。博士の家の表と裏の戸口、どちらを使うかも二面性を表しており、それに気づくと物語そうそうで女児を踏みつけた男というのは博士であると気づけたはずだ。後になって気付いたため悔しくも、面白かった。

0
2020年09月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【本の内容】
街中で少女を踏みつけ、平然としている凶悪な男ハイド。

彼は高潔な紳士として名高いジーキル博士の家に出入りするようになった。

二人にどんな関係が?

弁護士アタスンは好奇心から調査を開始するが、そんな折、ついにハイドによる殺人事件が引き起こされる。

[ 目次 ]


[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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2015年01月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ジキル博士はハイドになることで自分の欲望を満たしていたんだけど、ハイドから戻れなくなるかもしれない恐怖もあって。人は自分だけ自分だけでは生きられないし、他者の視線があるなかで生きてる。ありたい理想的な自分でいたいだろうなぁ。HYDEになったときに悪だけの人間にみんな顔をしかめたっていうのが印象的だった。隠し事をして生きるのは後ろめたいけれど、ハイドが人殺しをしなかったら博士はハイドを殺すこともなかったのかな。ジキルが表の顔で、ハイドが裏の顔裏の顔を見せないで、みんな生きてるんだろうなぁ。私も含めて

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2025年06月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ジキルとハイドとはこういうことだったのかぁ。

人間の心とは複雑なもので、決して平面的に見られるものではないってことか。
立体的だから、どこか一カ所の側面ばかりに重心を置いたら転がっちゃう。
その正反対の自分と向き合わないと、バランスがとれない。

善人と悪人は表裏一体かもね。

自分でも信じられないくらいの汚い部分があるから、それを発散させることで善人である自分を保っていられるのね。
つまり善人でいるには、自分の汚い悪人の部分もちゃんと知っておく必要がある。

…じゃあ善人代表のキリストが人間だとしたら、自分の邪悪な側面をしっかりわかってるってこと?そうじゃないとおかしいもんね。人に説法するくらいだし。。。(´ _`)
完全なる善人はオバケだな。

とってもそれが分かりやすくて、同時にミステリーとしてワクワクしながら読めた。
メッセージ性が強い。

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2015年03月28日

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