【感想・ネタバレ】タイムマシンのレビュー

あらすじ

時空を超える〈タイムマシン〉を発明したタイム・トラヴェラーは、80万年後の世界へ飛ぶ。そこは、地上に住む華奢で穏やかなイーロイ人と、地底をねぐらにする獰猛なモーロック人という2種族からなる原始的な階級社会だった。人類の未来の姿に瞠目しながら探索を進めるうち、この世界の恐るべき真実が明らかに! 爆発的な想像力が生んだリアルな世界を格調高い新訳で。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

遠い未来を訪れたタイム・トラヴェラーが見たのは退化した人類の住む原始的な社会だった。作中の語り手はタイム・トラヴェラーが日頃から人類の進歩に悲観的だったと語る。肥大した文明は、いつか生みの親である人類を滅ぼすことにつながると。ただ、どれだけ文明が発展し、その反作用によって人類が退化しようとも人の心に残される特性が最後に示される。個人的には、この最後の1文に出合うために読んできたのかなという感想を抱いた。

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2024年08月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

SF好きなので、タイムマシンの形状とか未来人の姿を想像して話を読めてよかった。
小学生の頃に読んで、ラストで怖くなったのを覚えている。

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2021年07月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読んだことがなかったので今になって手に取った。本編も短いなりに面白い観点だったが、後半に収録されてた小伝がなかなかに興味深かった。こんなに多作だったとは! 「宇宙戦争」も何十年ぶりに読み返したい。

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2022年09月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

未来に行ったタイム・トラベラーが未来でタイムマシンを失い、現在に戻るために苦闘する、という小説の内容自体は、現在から見ると使い古されやや陳腐かもしれない。
一方で、著者が示した人類の進化の方向性(企業家階級と労働者階級の分化が進み、前者は労働から離れたために知性と身体能力を失い、地上を荒廃させる。後者は地下に押しとどめられることによって視力を失い、たんぱく質確保の方法として前者を襲う。)は、これも今日では陳腐と思われるものの、当時の社会的風潮を判断すると一定の妥当性のある推測であるように感じられ、その未来予測には見るべき点があると思われる。

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2012年10月01日

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