あらすじ
平和な帝都を襲った未曾有の大災害は人々の心に大きな爪痕を残す。そんな事件から数か月後…気落ちする御園が久しぶりに出会った人物から聞いた、彰子の昔話とは…?少女帝と少年侍従の近代宮廷ロマンス、再起への第6巻。
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あぁ、もう泣く…!
大好きな2人が、すれ違いながら近づきながら、変わらない気持ちで……
会えた時は泣きそうになりました。
そして、ラスト1ページでまた泣きそうに。
単行本派なので、次の話が読めるのはだいぶ先ですが待ち遠しいです。
Posted by ブクログ
御園を諦めてひたすら公務に打ち込んでいるのに、お裾持ちは他の誰にもやらせたくない、という小さな我儘を貫く陛下がいじらしくて泣けます。
御園が、過去の陛下の淋しさに想いを馳せるシーンが素敵。
とにかく話作りが上手く、魅力的なキャラクターを描く作家さんです。
どうなっちゃうの⁉︎とハラハラさせられつつも、ラストも綺麗に着地するんだろうなあという安心感があります。
Posted by ブクログ
御園は兄の元へ行くとして、律は置いていくのか。
その電車の中で会った真珠が語る陛下はとても痛ましく感じる。
真珠だってそう思っていたはずなのに、
「彰子様はお強い方だから諦めろ」は可笑しいのでは。
強くあろうとしていることと、強いことはまた別のことだ。
黒田は良い子だな。
被災についての考え方も良いし、何故よりにもよって
鹿王院宮のところなんて、とはっきり言ってくれる。
律ちゃんにも気遣いができて素晴らしい。
しかし律はなぜ指輪をすぐに返さなかったのだろう。
すぐに返さないし返しそびれたまま
きちんと話さず書き置きだけで出ていくのは
御園にも宮にも礼儀知らずで驚いた。
本人たち的には丸く収まったようなのでまぁ良いが。
夫人が宮に大人気ないと言ってくれて少しだけ胸がすく思い。
追いかけて言葉の意味を勘違いしているのではと言ってくるのが非常に気持ち悪い。
典侍さんは本当に陛下の事を思ってくれていて心が温かくなる。
ピンチに駆けつけるという致し方ない形で
他の人には気付かれずに2人が会えて良かった。
結局東宮様の侍従になる事にしたか。
近いようで遠い距離な気がするが、この先どうなっていくのだろう。