あらすじ
「陛下の心地いい籠になりたい」。そんな想いを抱きながら、壮麗なる「パレス・メイヂ」で侍従職出仕として、今上帝・彰子に仕える御園。しかし、そんな御園の想いを揺さぶる、真珠からの思わぬ一言が…!?
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Posted by ブクログ
マッパより着衣の方がエロいの理論である。奥ゆかしき関係、ローブデコルテなのに谷間なき貧乳、史実のなぞり方、すべてが少女マンガにおける適量なロイヤル感を醸し出す。
東宮の生母、真珠登場。主人公と小女帝の関係を見抜き、将来について予言めいた言葉を投げる。
静養先ではカッコよくて可愛らしい小女帝の少女らしさが垣間見える。
外交問題を解決するために身にまとったドレス姿は凛々しく美しい。
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2巻では玉体に触れるなど・・!と舞い上がっていた御園くんだけど、3巻では前に比べると陛下との距離がとても近い。直接体に触れているカットはないけれど、割と普通に触ってそう。御園くんとゲオルギー殿下がそれぞれの言葉が通じないのわかってて自分の気持をぶちまけるシーンが微笑ましくて好き。
Posted by ブクログ
女帝にお仕えする少年侍従のお話し。隔月連載ということで、ストーリーは安定している。主人公2人のきめ細かな心理描写と、微妙にすれ違いつつ互いに信頼し合う光景は、王道少女漫画そのもの。この作品のスゴい所は、かなり奇抜な初期設定(明治時代風の世界観・若き女帝・男子学生の侍従)を、ごく自然にストーリーに取り込んでいるだと思う。
Posted by ブクログ
これくらい奥ゆかしく・慎ましやかな世界は、想いを言葉にしなくとも
相手を思う行動として美しさ、鮮やかさ、言葉よりもささやかな行動はずっと心に響くのかもしれない。
主従関係、人の上に立つ者だからこそ軽々しいこともできず、自分を抑えて窮屈な日常を送っている中で
かすかな心の変化に気づけるほどいつも帝を見ている御園の存在は帝の心の支えなんでしょう。
だけど、いろいろ忠告やら、予言めいた言葉が端々にででくるので、この先いずれ大きな変化が起こるのかもしれないのだけれど、それはまたこれからの楽しみでもあり、怖さでもあります。
今のところは、ゆったりとした日常の些細なやり取りがとても心地よりこの作品。
次巻は嵐となるのでしょうか?
今巻も面白かったです。
Posted by ブクログ
お互いが少しずつ自分の思いに気づき始める。
律は本当にいい子だと思うし、 彼女が女 中だとわかった後も
「羨ましい」 という彰子の胸中を考えると少し切なくもなる。
何をされたとしても犬を踏むような人間は屑だ。
ずっとフィクションとして読んでいたので、大津事件を思わせる展開になったのは驚いた。
御園が指輪を返すのではなく願掛けとして渡すのが良い。
ゲオルギーは個人的には許せないので、なんだか良い感じに終わった風だが
祖国でこってり絞られて欲しい。
Posted by ブクログ
東宮の生母が放った一言にグサリとやられる侍従(笑)そして女帝様は相変わらず麗しい。男前な美人さん。いつもの軍服姿もいいけれど今回のドレス姿は眼福もの。今後この2人がどうなっていくのか予想がつかないから面白い。