あらすじ
市街にあるとある企業に勤務している木津(きづ)は、バスで通勤時に痴漢被害に遭い、その日の帰宅時には露出魔に遭遇するという、踏んだり蹴ったりな性犯罪トラブルに見舞われた。
同僚の女性たちからは同情されたものの、その話を耳にした男性社員からは見当はずれな慰めの言葉をかけられ、その温度差に釈然としない気持ちに。
そしてある日、木津は干していた洗濯物からショーツ(下着)がなくなっていることに気づく。
これは後に続く、不気味で不快なトラブルの序章にすぎなかった・・・。
相談を受けた住吉が、木津の日常を取り戻すためにとった意外な策とは!?
性犯罪被害者がうける理不尽と苦悩を描く問題提起作!!
周囲の無理解が、さらなる苦悩を招く! 女性の性被害編!!
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性被害はなんも言えん
女性の性被害編
性被害だから当然、被害者が悪いわけではなく、加害者が悪い。
が、痴漢被害ならその場で声をあげるべき。
痴漢やってそうだな。と、決めつけて降りてから声をあげるのは遅い。
身体を触る手を捕まえて証拠をとるのは常識ではないか?
その後の露出魔、下着泥棒、下着や生理用品が返ってくる事件は、まさに被害がエスカレートしている。
警察に相談するのだから早退や休みも仕方がない。繁忙期でも身の安全が第一。
それを言葉では出さないが態度に出す上司や男の同僚は、時代の変化について来れないんですかね?
事件としては、性被害につながりかねないことではあるが、内容を見れば窃盗事件。
見方を変えると脅迫罪。さらには県の条例にも当てはめて。
こういう時に法律や条例、ルールは勉強しておかないといけないなと考えさせられる。