【感想・ネタバレ】カバチ!!! -カバチタレ!3-(34)のレビュー

あらすじ

地元では少し名の知れたパン屋の二代目・山家毅(やまけつよし)は、ある日、商店街組合の長老たちから夏の夜市のイベント企画を任されることになった。

山家は有名アーティストをイベントに呼ぶ資金を集めるため、クラウド・ファンディングのコツを金田から教えてもらう。しかし、高めのサイト利用料や、目標未達成の場合にはそこまで集まったお金も返金されてしまう、などのデメリットを理由に、自分たちだけでクラウド・ファンディングを募ろうと画策を始める。

ところが目標金額には至らず、イベントを強行するためにとんでもない行動に出てしまい・・・。

預かったのは他人のお金なのに、野心を抑えきれなかった若社長が大暴走!!
夢を謳(うた)い、カネを集め、応える義務は? クラウド・ファンディング編!!

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権力と信用

34巻はクラウドファンディング編
芸南本町商店街活性化のため、イベントにアイドルを呼んで商店街の活性化を!

商店街と聞くと、今は廃れる一方
大型ショッピングセンターやショッピングモールの方が店舗も品揃えも良い。
古く寂れた建物で高齢化も進んでいる商店街より、若くて活気のあるショッピングセンター等のほうが楽しみがあります。

そんな中、本巻では、パン屋の二代目社長がやる気と若さで商店街に再び活気を取り戻すために立ち上がります!

二代目社長の友人が、農家で自然が大好き。
将来はビオトープで自然の生き物が暮らしていけるように環境を整備したいという夢が。
夢の実現のため、クラウドファンディングでの資金調達に成功し、テレビにも取材をされ、夢が現実に!
その実績が評価され、農協の支部長に出世!

二代目社長はその話を聞き、商店街活性化のため、イベントにアイドルを呼ぶためにクラウドファンディングをすることに。
二代目社長にも、将来は市議会議員に!という出世欲があり、イベントを成功させるために!商店街の活性化のために!いろいろ考え、行動します。

人は夢や目的・目標があり、それを実現させたいと強く思えば、夢の実現には、どんな形でも成功でしか叶うことはできない。
成功に向かって行動します。
二代目社長にはその行動力がありました。
僕は素直に、自分もそうありたいと思いました。

しかし、二代目社長の行動力は、イベントの実行委員長、市議会議員選挙出馬への要請と、権力と夢の影響で違う方向に。

権力を使って人を動かそうとしても人は動かない。
夢の実現のため、周りの人の協力を得ながら実現させていく。
権力を持った人こそ、信用されないと人はついてこない。

そんなことを考えさせられました。

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2021年10月03日

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