【感想・ネタバレ】その他の危険(新潮文庫nex)のレビュー

あらすじ

普段の帰り道、見慣れた職場、親しい友達。“それ”はあなたの日常に身を潜めて待っている。突然会社に来なくなった同期の行方、あり得ない死に方をしたパパ活相手、タワマンで起きる常識外の現象、現実を侵食する存在しないはずの子供の遊び、大好きな先輩に隠された猛毒、同級生が死んだ後に学校で出回った人魂の噂。ホラー小説界を牽引する新たな才能たちが贈る恐怖のアンソロジー。

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Posted by ブクログ

本作はホラー短編のアンソロジーです。
決まったテーマは特になさそうでした。
『小説新潮』に掲載された短編が収録されているようです。
普段はあまり短編を読まないのですが、作家陣が豪華なので読んでみました。

アンソロジーなので、どの話が好きだったかを書きたいと思います。
一番好きだった作品は、…うーん、決められない!二つあります。
斜線堂有紀『涸渇』
上條一輝『枯れた街の上でも』
です!

『涸渇』は、主人公に襲いかかる怪奇現象というか体調不良というか、それの描写が秀逸すぎました。
いろんなホラー作品を見てきていますので、呪いによる色々な症状も見てきているのですが、この作品のやつは新しい!こんな霊障見たことないです。
上述していますが、その描写が素晴らしいです。
短編なので、細かい話は端折ってあるのですが、その辺の詳細が知りたいから長編化してほしいぐらいでした。

『枯れた街の上でも』は、話のまとまり方が短編とは思えないクオリティでした。しかも短編なのに時系列が2つ同時進行するという凝った仕掛け。
しかも、短編ホラーでは端折られがちな怪異の原因、元凶についても描写されています。
短編でここまでやれるの?!という、概念を覆される読書体験でした。
その上、ちゃんと怖いっていうね、文句ないです。惜しみない賞賛です。

特別枠として軽く言及させて頂きたいのが、梨『プルーライト』です。
ネタバレしたくないので詳しくは書きませんが、梨さんってこういうのも書くのかーとびっくりしました。
梨さんの作品は『かわいそ笑』しか読んだことなかったので意外でした。
この話が、このアンソロジーの最後に収録されているのもなんかいいなと思いました。

満足度の高い作品ばかりで、大満足でした。
斜線堂有紀さんの作品は読んだことなかったので、手を出してみたいなぁと思いました。良い出会いになりそうです。

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2026年08月03日

Posted by ブクログ

最近、“アンソロジー“を何冊か読んでいる。 いままで、“アンソロジー“のよさ。が、わからなかったんだけど。
よい。
サクッと読めて。個性が出てて、多面的。
要するに、面白い。
この『その他の危険』も名だたる作者揃い。
この夏の身近なとこにある。みたいな…
ぜひ“アンソロジー“の恐怖を体感して欲しい。

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2026年08月04日

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