あらすじ
神秘の扉を目の前に最後の試験に失敗したパウロ。彼が奇跡の剣を手にする唯一の手段は「星の道」という巡礼路を旅することだった。自らの体験をもとに描かれた、スピリチュアリティに満ちたデビュー作。
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Posted by ブクログ
タイトルに惹かれて手に取ったら、パウロ・コエーリョの本だった。
読み始めたらぐんぐんと内容に惹かれていった。ファンタジーかと思ったら、パウロ自身の話しで、巡礼の話し。師と共に、剣を求めて巡礼路を旅する。
巡礼なので宗教性、スピリチュアリティの話しが沢山あるが、深い話が多く、自然と内容を受け入られる。巡礼しながら、瞑想したり、冷酷さや悪魔と友達になること、愛の話し、歴史の話などどれも深く心に響いた。
作者とともに巡礼の旅に付き合いながら、自分についてもいろいろ気付きが促される。また読み返したい本の1冊。
Posted by ブクログ
何度も読んだが、また何度も読みたくなる、そんな本です。
(それは単に私の記憶力が...?)
特に、
その日一日振り返っては
自分の言動に対して、傲慢で唯我独尊な印象を抱いたなら...
そんな時には
冒頭を噛み締めながらただただひたすら読み進める、それだけでいいかと思います。
きっと彼の道中の回想と、
その回想を読んでる自分の反省と、
リンクするところ多く不思議な気持ちになれるかもしれません。
Posted by ブクログ
臨死体験により「死」についての捉え方が変わる様は「死」への価値観を変え、「生」のあり方さえも変える。
"死は私を助けてくれる存在となった。彼は、私が今日楽しむべきことを明日に延ばそうとしても、決して許してはくれないだろう。そして、私を人生の戦いから自由にし、私が良き戦いを戦うために助けてくれるのだ。二度と再び、私は何をするにしても、恥ずかしい、おかしいと感じることはないだろう。なぜなら、彼はいつもそこにいて、彼が私をあちらの世界へ連れて行く時には、大きな罪、つまり、後悔を後に残してはいけないよ、と言ってくれるからだ、彼の存在と彼の顔の優しさを知って、わたしはこれから、人生の泉を飲むことができるようになると確信していた。”
一つ一つの些細な物事にもすべて学ぶ事が出来るというようなことを学ばせてくれる一冊でした。