あらすじ
10年に及ぶトロイア戦争は、ギリシア軍の勝利で終わった。勝利に沸き返るギリシア軍だったが、その帰路は悲惨なものだった。ギリシア軍を勝利に導いた智将オデュッセウスも、海神・ポセイドンの呪いにより、苦難と哀しみに満ちた旅路を歩むことになる。どれだけの苦難や誘惑があろうとも、愛するペネロペに再会するまで、オデュッセウスは自分の才覚で道を切り開き続ける。世界中に愛されるギリシア神話を里中満智子が描くシリーズ、完結!
※過去に配信していた作品と同一内容です。既にご購入済みの方は、重複購入にご注意ください。
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Posted by ブクログ
10年にわたるトロイア戦争が、ギリシア軍の勝利で終わりました。シリーズ最終巻の8巻は、トロイア戦争後のオデュッセウス冒険話です。オデュッセウスは、「トロイの木馬」を考え出した英雄とされています。
イタカに帰るオデュッセウス一行、戦争に勝っても障害にはばまれ、なかなか帰ることができません。
夫の帰りをひたすら待ち続ける、妻のペネロペ。父の帰りを待ちきれずに探しに行く、息子のテレコマス。壮大なドラマでした。
最後には、ギリシア神話こぼれエピソードがあります。ピグマリオン効果という言葉でよく知られている、ピグマリオンのお話や、『ロミオとジュリエット』の原型となるお話もありました。
ギリシア神話、本当におもしろいです。解説では、神話の背景にある家父長制について言及され興味深かったです。男性同士の恋愛は有名なエピソードがあるのに、女性同士についてないのは、やはり男性中心社会ということからでしょうか。
これまで神様は遠い存在でした。しかしギリシア神話に出てくる神々は、喜怒哀楽がはっきりしていて個性的で、人間みたいでした。
『ギリシア神話』は、たくさん人物が出てくるので敬遠していましたが、里中満智子さんの漫画のおかげで楽しく理解できました。続いて本を読むことができます。おもしろいだけでなく、たくさんの神々のお話から“謙虚な気持ちと信念”の両方が大切なことを教わりました。
Posted by ブクログ
10年におよんだトロイヤ戦争後に智将オデュッセウスくんが故郷のイタカ島に帰るまでの冒険(というか漂流譚)がメインの巻。
ちょっと「女性側から頼まれて」仲良くしたこともあるけれど、オデュッセウスくんはギリシア神話にはめずらしい奥さん(ペネロペさん)第一のマジメな男性でした。
最後にちょっとしたエピソード集があって『ロミオとジュリエット』の原型もギリシア神話だったことを知ったよ。
神話ではピュラモスくんとティスベさんの物語でした。
あと王さまの耳はロバの耳ってのもギリシア神話なんだね。
オードリー・ヘップバーンさん主演の映画で有名な『マイ・フェア・レディ』の原案はピグマリオンさんのお話からだそうだし…。
ギリシア神話はちょっとアダルトな面が多いけれど、知っておくと世界が広がる物語だな…と思いました。
わかりやすくまとめてくれた里中さんに感謝です♪
最後に里中さんが好きで選んだという「バウキスとプレモン」夫妻のお話も良かったなぁ!