【感想・ネタバレ】あなたのための物語のレビュー

あらすじ

西暦2083年。人工神経制御言語・ITPの開発者サマンサは、ITPテキストで記述される仮想人格《wanna be》に小説の執筆をさせることによって、使用者が創造性を兼ね備えるという証明を試みていた。そんな矢先、サマンサの余命が半年であることが判明。彼女は残された日々を、ITP商品化の障壁である“感覚の平板化”の解決に捧げようとする。いっぽう《wanna be》は徐々に、彼女のための物語を語りはじめるが……。

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Posted by ブクログ

実はこの本をはじめて読んだのは2年以上前なのだけど、あまりにも考えを迫られる衝撃が大きくて、何度もくりかえし引き戻されてきた。
小説の舞台である近未来では、革新的技術によって、失われた脳神経が復元可能になっているだけでなく、同じ技術を使って社会に蓄積されたデータベースを利用することが可能になり、人の能力の飛躍的な拡大が可能になろうとしている。だがそれは、個々の人間の神聖さがはぎとられて、他と置き換え可能な・また編集可能なひとつのテキスト、データベースの一部になるということをも示唆している。その可能性をすでにはっきりと見てとっている存在にとって、ひとつのテキストにすぎない己の死をどう受け止めうるのか、ままならぬ肉体の苦しみに意味など見出しうるのか?
これは、ただひたすらにこの問いをめぐって格闘する小説だ。そしてこの恐るべき可能性を示されてしまった読者もまた、この問いを自らの問題として考えることから逃れられなくなる。なぜなら、主人公と同じようにままならぬ世界への抵抗を糧に生きる者も、主人公の母と同じように信仰に生きる者も、いずれも自身のための物語を紡ぎ続けるテキストであることに変わりがないということもまた、この小説は突きつけるからだ。
だからこそ、他者のために物語を紡ぐべく生み出された人工人格の存在が驚くべき結論にたどり着くことを、主人公の格闘とともに、読み終わった後も何度もくりかえし考えずにはいられなくなる。
読むのは難しくないが、楽な小説でもない。にもかかわらずこれは、読む人にとっては、忘れられない本になる。誰のものでもあり、あなたのためだけのものでも物語に。

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2025年11月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

仮想人格である《彼》が健気で健気すぎて、スキィ!!ですが、読み終えて頭に浮かんできたのは人間のことばかりでした。

病と死の容赦なさが疑似体験したかのように迫ってきた本でした。親しい人間の闘病や死に立ち会ったこともないわたしには、死はまだ身近に感じられない現象で。入院手術の経験があっても、それは死病じゃなかったから、小説に描かれるサマンサの身体の痛みも、死の予感と恐怖も、健康な人間と社会への嫉妬や疎外感も、本当にリアルな意味では受け取れてはいないはず。だけれど、サマンサのすぐ隣で彼女を見て体験したような気分がしたのです。

サマンサは、科学は不満足への抵抗だとし、信仰を否定し、仮想人格を道具として扱え、傲慢でエゴイストで、孤独だけど強い人。
死ぬときはひとり。そうなの?そうかも。サマンサはひとりきりで苦しい死を迎える。ほんとうに容赦がない。

仮想人格の《wanna be》は脳神経の網を言語化するITPという技術の実験とパフォーマンスのために創られた。用が済んだら削除される存在だった《彼》は、そうはされずに、サマンサの研究室に残され、彼女のために物語を創作し続け、ただひとりの読者である彼女へ無私の好意を向けるようになる。
《彼》の「私は何かのお役に立てますか?」は、そのように創られたから出る言葉なのだと知っていても、なぜか暖かく沁みるし、次第に成長していく様子は、健気だな、崇高だな、と思わせてくれる。そんな風に声をかけられて、優しくされたら、わたしはサマンサほど冷静でいられないかもしれないなぁ…

「死」について《彼》が出した答えは、古くから擦り切れるくらい作られてきた物語を思い起こさせるドラマチックさで、《彼》の成り立ちが《物語》であることをよく表しているように思う。
サマンサはそれを受け止める事で、《彼》のリアルに描き込まれた登場人物になり《彼》はきっと満足していったのだろう。だから、《彼》の遺作をサマンサが読む箇所は、当然のように感情を揺さぶられた。救済と断罪が同時に描かれていて、心の中が嵐のようだった。
恋とか愛とかそんなので表せない、存在そのものを向けられるというのは、最高の幸せなのでは?

だけど多分、真のクライマックスは、ITP人工人格として書き出された《サマンサ》と死にゆくサマンサとの会話なのかも。全てを曝け出す自分自身との対話。人格とは、肉体と死とは、物語とリアルとは。読後はしばらく放心したようになっていて、わたしはきっと「言葉を奪われる」良い読書体験をしていたんだろうなぁ…

この本と出会えてよかった。

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2022年05月28日

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文章中に出てくる表現が詩的というか、比喩表現がいっぱいあって、あんまり目にしないものだけど、どれも素敵だなと思える。
人間って、なにか他の生物とは違うものを感じてしまうけど、この本を読めばそんなに大したもんじゃないってサマンサ同様思えてくる。

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2022年03月14日

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ネタバレ

尊敬もへったくれも無い、生々しくて痛々しい「死」の描写から始まる。
主人公のサマンサの周囲や社会、死に対する抵抗《プロテスト》な生き様が、余計に読んでいて精神にハードパンチしてくる。

『小説を書くためだけに開発された仮想人格』の「ワナビー」はサマンサのために、彼女を喜ばせるために、膨大なサンプルを吸収して小説を書く。

では、人類は誰のために、何のために太古から小説を書いて来たのか?
別に小説でなくても良い。漫画でもイラストでも彫刻でもアニメーションでもクリエイトするものなら何でも良い。
需要と供給のあるビジネスだから?それだけでは無いはずだ。
作中の言葉を借りれば「自己愛」なのかも知れない。

サマンサに「恋」したワナビーは、たった一人の読者の彼女のために愛を込めて、小説を書く。
コンピュータのお決まり文句の「何かお役に立てることはありますか?」が《彼》の愛の言葉であった。
サマンサの死に対する抵抗と怒りの狭間で、仮想人格のワナビーの愛の言葉が紡がれる。それが余計に痛々しい。人工物であるが故に。
そして、サマンサとは対照的に《彼》の死は儚くも美しい。

では一体、そもそもこの作品は誰のための物語なのだろうか?

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2019年05月17日

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初敏司。ネットにて面白そうだったので、購入。第30回日本SF大賞候補。人間とは何か。死。テーマが深遠過ぎて…作者ホント凄いなぁ。《wanna be》のサマンサへの想い——。最後は辛かった。作中“何故、物語を読むのか?”という考察がなされているが、これからじっくりと考えたい。
最後に、何より自分の健康が一番大事なんだと改めて感じた。素晴らしい作品でした^^ 星五つ。

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2018年08月15日

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長い割にストーリーはあまり動かず、単調と言えば単調だが、ただ「死」に向かう一人の女性の心境の揺れ、葛藤がこれでもかと書き殴られている。何となくお洒落な小説のタイトルは、読んでる途中で得心がいき、読み終わると悲しくて胸詰まる。また本筋とそこまで関わりはないが、「小説は読み手に言葉を与えるものではなくて、読み手から言葉を奪うものだ」という表現が途中にあり、これについてはもう一回改めて考えてみたい。

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2013年11月10日

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医療分野において発展途上であった未来SF?小説。何度も時が経っても、誰にでも死はやってくるという、逃れられない生命の終着点を一人の女性サマンサ・ウォーカーの病気発覚から死ぬ間際までを描いている。じわじわと彼女の体が灰になっていく描写は読んでいて、妙に臨場感があった。
生きることへの思いを描いた作品が多い中、死を描いた作品としては考えさせる作品としてとても面白かったなと思う。

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2013年10月16日

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ネタバレ

死についてのお話。
死に近づいていく主人公の肉体的な苦しみ、精神的な葛藤が克明に描かれていて、考えさせられた。

読むのに1週間かかった。いい読書体験だった。

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2025年11月04日

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AIが実用化されてきたので、自分の声を残して生きているフリができるとラジオパーソナリティが言っていた。

本作でSFの世界足らしめているITP(Image Transfer Protocol)も、脳内の神経の動きをそのまま伝えることができるというもので、知識や感情が可視化され、伝達可能になるというもの。

その開発者が死に直面して、人間とは何かを考え、ITPで出来ることできない事を考える。

難解だったが、現在だからこそ考えさせられる話だった。

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2024年10月20日

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SF作品としては派手で分かりやすい展開がなく、地味である。
でもこの物語から目が離せない。
テクノロジーの進歩と決して逃れられない一人の人間の「死」。それを見つめるように物語は進んでいく。死に向かう者の肉体や精神が苛まれていく様は悲しく、息が詰まりそうだがどうしてかこの物語からはそんな風に見えない。文体のなせる技だろうか。
仮想人格である《wanna be》との絆には切なさがあるし、静かな物語なのに迸る感情がある。

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2024年07月28日

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死と向き合い、人間が尊厳を凌辱され続け
最期に全てを失ってしまう物語

サマンサ程何かを成してはいないが境遇として重ねてしまう人は現代社会には多いんじゃないだろうか

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2022年05月27日

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死の物語です。
死に直面し、呪い、足掻き、目を逸らし、誤魔化し、悪罵を撒き散らし、孤立して、苦しむ。
そして力尽き尊厳を奪われ動物のように死ぬ。
そんな物語を単行本1冊費やして描いたSF小説。
強力なAIや脳の編集技術の登場で個性や人格から聖性が奪われ相対化されゆく未来が舞台。
テクノロジーの発達を配置することで可能になった人の死の意味への純化した問いかけを徹底的に突き詰め、残酷なほどに端的に、結論を差し出し作者は言う。
これは「あなたのための物語」だよ、と。
私の、そして君にも、いつか必ず訪れる最期の物語。
心の弱ってる人は読んだらダメな物語。

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2022年01月26日

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面白かった。SF苦手だけど楽しく読めた。
死についてふわっとしか考えられてなかったのかも、と思った。

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2021年07月01日

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人工知能にハリー・ポッター全巻を読ませ、続きを書かせてみる実験が昨年行われたが、ロンがハーマイオニーの家族を食べたりハリーが7ヶ月間階段から転げ落ち続けたりとパンチの効いた内容になったようだ。

この実験結果を聞いて笑いが込み上げてくる反面、どこかホッとした人も多いのではないだろうか。人間は「生身の肉体がある」ことと「感情を持っている」点では機械を超越した存在であると信じている人は特に。

本書では義肢の一環として人工神経が生み出された近未来が舞台となり、実験の一環として機械に小説を書かせるのがテーマ。死が間近に迫った科学者が、死に対する恐怖と自己愛、小説の存在意義について思いを馳せる展開は読んでいて納得させられる考察が多い。人間と機械はどこまで近づけてどこまで理解し合えるのだろうか。

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2019年01月15日

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短編集『My Humanity』を読んで、長編も読んでみようかなと思い購入。
若くして成功者となった科学者、サマンサ・ウォーカーを中心に描かれる物語。
成功者だった彼女が『余命半年』と判明してからは、SFとしての話が一転、どちらかといえば『死』をテーマにした哲学的な話が混ざっていく物語となる。

余命半年』からわかるように、明るい物語にはなりえない。なので、精神的に元気なときに読むことをオススメする。
つまらないということはなかったが、個人的には短編集の方が好き。

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2018年09月03日

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ネタバレ

洋書の翻訳?と初めは思ったくらいに、なんだか文体と相性が合わず、入り込めるまで興味を持てなかったけど、ラストの方は引き込まれました。理系の会話というか、喋り方についていくのは難しかった。

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2018年02月07日

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ネタバレ

ラノベ出身こんな筆力とは驚いた!死に物語はそれなりに読んできたのだが、本作みたいな最初から最後まで「死」を全うしたような作品は実に珍し体験だった。死の粉飾もせず、生の執着もせず、どことなく穏便で冷酷で鉄錆な匂いがする。

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2016年12月09日

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ネタバレ

 科学者であるサマンサと機械であるwanna beの対話から、生や死について考えさせられた。
 いくら御託を並べようとも、意味を考えても、ずっと昔から死とは変わらないものであるし、定義できないものだと思った。
 

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2016年10月30日

Posted by ブクログ

 物語について考えた事が有るだろうか。
 なぜ物語が好まれ、読まれるのか、何の意味があるのか。

 これは、1人の女性のために人工知能(厳密には違う)が物語を描くお話である。

 あー。ダメだ上手いこと言葉が出てこない。
 SF嫌いじゃなくて、本を読むのが好きならオススメです。

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2015年09月03日

Posted by ブクログ

未来設定のSF。SFは頭に余裕がないと設定についていけそうにないような気がして、仕事にバタバタしている間ずっと積んだままになってたのですが。仕事にバタバタしてるのは引き続きにもかかわらず、読みたくなって読んでみました。

面白かったー。予想に反して全編にわたっていろいろな葛藤や、絶望や、エゴイズムに溢れてて、でも読み進めるのがいやにはならなかった。綺麗事にはならないんだけど、自我の芽生え方には心を打つ描写があって、それがなかなか主人公の思い通りにはいかず、わざとらしくなさすぎてよかったです。

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2014年11月01日

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人工知能と生命、生と死、物語の意味、科学と職業、など、沢山のテーマを重層的に語るSFか。とにかく重いという印象だけど、面白いし、色々考える。ストーリーとしては一直線なのに、盛り込まれた要素は多彩。
でも実際のところ、いくつかの要素をエクストラボレーションして、ボトムアップ的に作り上げた物語という感じもする。シミュレーションのレベルが高いだけに、沢山の要素が入り込むし、それぞれが掘り下げられる。
予備知識なしに読んだけど、この作品は伊藤計劃の死がきっかけに書かれたのだろうか? だとしたらちょっと読み方が変わるかも知れない。一人称で書かれた病気の描写のリアルさなど。
<サマンサ>の最後の質問が秀逸。ある意味、物語の意味、を端的に言いあててるかも。

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2014年03月29日

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2083年。人工神経制御言語ITPが開発され人工知能はより発展しようとしていた。仮想人格「wanna be」に小説を書かせ、その創造性を確認していた。
あり得そうな近未来であり技術だと思った。人間を肉体と人格に分けることが出来るITP。人格をコピーする事も出来る。そうなったら肉体なんていらないと思える。この物語では主人公のサマンサが死病に侵され、その禁忌に触れていく様と仮想人格とのディスカッションも描かれる。「人間なんて情報集積体」私もそう思う。

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2014年03月23日

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死に直面した主人公が生々しい。久しぶりに出会った気がする、濃密な人物描写に。そしてそれと対局にあるかのような<wanna be>。<彼>の成長と最期の選択がせつない。

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2013年11月25日

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開いて3分で寝てしまう。そんなことが何度もあった。
でも、読むのをやめられなかった。
決定している「死」に向かうなかで、「生」を見つめていくサマンサ。
決して器用ではない彼女の生き方と、仮想人格《wanna be》の生き方が
重なる物語。淡々とした言葉に、こんなに心を揺さぶられるとは思わなかった。

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2013年07月09日

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ネタバレ

人間の人格や脳に触れ、それを改変することができるというのは、人間の神聖さを犯すことであり、その価値を著しく下げるだろう。今、実際にこのような技術が開発されているのかどうかわからないが、もしやするとこの世界はすぐそこまで迫っているかもしれない。

人工知能的な「wanna be」に小説を書かせる。現在のAIに人間がやらせていることとほぼ同じだが、「wanna be」が違うのは人工ではあるものの、知能だけではないことだ。体は立体映像で実態はないが、感覚センサーで見たり触れたりすることができる。サマンサのために役立てることはないか常に尋ね、あくまでも道具としてしか接しない彼女にいつのまにか愛情を持つようにもなる。そして、彼女ですら想像のつかない自死を選び、その目的もまた彼女であるという。簡単に愛とはいうものの、そこには人間の真理を追求するかのような思いが込められていた。

あなたのための物語。サマンサのために彼が書き上げる物語であり、彼自身のための物語でもある。

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2025年08月21日

Posted by ブクログ

うーん、面白いは面白いのだけれど、どうしても理屈が先に立つというか、その理屈がややくどくて物語に入り込めない

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2022年12月04日

Posted by ブクログ

SF。AI。
愛と死の物語。
ここまで主人公の内面をリアルに描写した作品を読むのは初めてかも。
はじめの7ページの描写が、いきなりインパクト強い。
内容はなかなか難しいが、心に響くシーンも多い。

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2020年06月20日

Posted by ブクログ

サマンサ・ウォーカーは死んだ。

サマンサ・ウォーカーがひとり、病気療養中の自宅でこの世を去ったのは、35歳の誕生日まぢかの寒い朝だった。
それが、彼女という物語の結末だった。


という書き出しで始まる、長谷敏司の近未来SF。
序章で7ページに渡って死の瞬間を描写し、本編はそこに至るまでの、長い、死への物語です。

人間の脳の状態を再現できる、つまり人間の感情や、人間の人格そのものを再現できる、
ITPという言語がメインのSFガジェットです。
感情を人工的に操作したり、コンピュータ上に1から作り出した人間と区別のつかない人格が出てきたり、
イーガン的というか、昨今のSFの最先端テーマと言える1冊。

内容も描写も濃い、重い。
長谷敏司の独特の文体もどうにも読んでて疲れるのですが、それでもぐいぐいと引っ張っていく力はさすが。

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2019年09月07日

Posted by ブクログ

 人はいつだって孤独だ。いつだって一人で死ぬ。
 それは分かりきったことで、でも人間はそのさみしさには簡単には耐えられない。
 なんでも機械がしてくれる世界。ホログラムで服装が自由にできる世界。誰よりも何よりも自由であったはずが、結局はがんじがらめになっていた。

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2016年04月06日

Posted by ブクログ

主人公が死ぬ瞬間の壮絶で克明な描写から始まる小説。仮想人格とのやりとり、自己を攻撃する免疫疾患、経験・感情を記述する言語。人間、さらに「自分」とそれ以外を分けるものとは何か、考えずにはいられない。

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2014年08月08日

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