あらすじ
「浜から来た少女に恋したわたしは、一年後の再会という儚い約束を交わしました。なぜなら浜の一年は、こちらの百年にあたるのですから」──時間進行が異なる世界での哀しい恋を描いた表題作、円筒形世界を旅する少年の成長物語「時計の中のレンズ」ほか、冷徹な論理と奔放な想像力が生みだす驚愕の異世界七景。
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Posted by ブクログ
専門的なことはよくわからないが、独立した話がまとまって最終的に一つにまとまる(珍しく?希望がある)のは見事としか言えない。勉強になるファンタジー作品。何作か読み終わったが、自分は小林氏の表現する会話のテンポが好きなんだな、と気付いた。
Posted by ブクログ
独裁者の掟はどう終わるのか予想出来ていなかったのでオチにびっくり。こういう系は読んだことあったのに。
天獄と地国は天と地の扱いが逆様の世界で暮らす人類の話。気になる終わり方だった!
海を見る人はなかなか救いのない終わりで、門はなんとなくわかってしまった…けど、話と話の間で会話してる二人の正体には気づけなかった。
SFだけど、切ない話が多かったように思う。よかった。
Posted by ブクログ
細かい理論はわからないのでその部分は流し読みしてしまいました。
理系とセンチメンタルが同居していて不思議な世界。
「独裁者の掟」「キャッシュ」「門」が好みです。門はなんとなく、大姉そうだろうなとは思いました。
独裁者にはびっくりしましたが、固定観念持ってた!というのに気付かされてそれにもびっくりしました。今まで独裁者に居なかっただけで、確かにこんなケースもこの先出てこないことはないと思われます。。
Posted by ブクログ
初の本格SF。完全に文系の私には少し難しかった。
ただストーリーだけを見ても面白く、理系の恋愛小説ってこんな感じなのかなと思った。理系の知識があれば、宇宙の途方もない距離や大きさを実感できて、もっと面白かったかもしれない。
門の話だけはオチが読めていたけど、それでも面白かった。不思議で少し怖い。