あらすじ
新学期を前に、父親とふたりで海辺の小さな街に引っ越してきた時子。波の音を聞きながら、彼女の脳裏には海で人魚に助けられた、おぼろげな記憶が甦っていた……。 【同時収録】番外編「鳴海君の1日」
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Posted by ブクログ
前作、シリウスと繭が好みだったので、新連載作品ということで購入。
やっぱりこの作家さんの、世界観、ゆったりとして好きだなぁ。
小学生が主人公というのも、幼稚すぎず、背伸びしすぎず、そのバランスがいい。
人魚の伝説がある海の街で、大人と、こどもの世界、どう物語が動いていくのか楽しみ。
Posted by ブクログ
めずらしく表紙イラストにひかれて衝動買い。当たりだった。
シンプルで温かみのある絵柄、主人公の少女は海の近くにある母の実家に、父と二人身を寄せる。祖母と三人暮らしとなるが、母はいない。
4歳の頃一度だけ来たことのあるこの海辺の街で、彼女は溺れ、人魚に助けられた記憶を持っていた。
自分も人魚を見たことがあるという、うそつきと評判の少女、人魚の話を強く否定する少年など、新たなクラスメートや、海の家の主や文房具屋のおばちゃんなど 彼女を見守る大人の中で、今後どのような話が展開するのか楽しみ。
Posted by ブクログ
良かった。
シリウスと繭で気になっていたけどなかなか手が伸びなくて、今回初めて読みました。
すごく良い。
柳沼行さんを思い出しました。
一瞬一瞬を大事に切り取って優しく繋げるストーリーと、ファンタジックな世界観にピッタリ合う絵柄、どちらも素敵です。
久しぶりに、作家買いをしたくなりました。
これから注目していきたいと思います。