あらすじ
空き家の数だけ家族があり、家族の数だけ事情がある――。
不動産会社で空き家のメンテナンス業に携わる孝夫。
両親の介護を終えた妻・美沙は、
瀟洒な洋館で謎の婦人が執り行う「お茶会」に参加し、
介護ロスを乗り越えつつあった。
しかし、空き家になっている美沙の実家が、
気鋭の空間リノベーターによって遺体安置所に
改装されようとしていることを知り……。
元戦隊ヒーローの息子・ケンゾー、
ケンゾーを推す70代の3人娘「追っかけセブン」など、
個性豊かな面々が空き家を舞台に繰り広げる
涙と笑いのドラマ、ここに開幕!
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Posted by ブクログ
両親がなくなって使われなくなった空き家、離婚して使われなくなった空き家。いろんな空き家が出てきます。
サロンとしてお茶会をひらくマダム、火葬待ちの安置所としてのビシネスを立ち上げるビジネスマン、空き家を傷まないよう管理する不動産会社。
重松作品なので、空き家にまつわる家族の物語になります。親の介護が終わり親の家を相続することになった人、相続しなかった人にささる作品です。
両親が長年住んだ家、子供である自分が一時期住んでいた家、その家が空き家になったとき、人によって思い入れが違います。
親を看取った様に、空き家も看取ってほしいという著者の願いが込められているように感じました。
先月母を看取り、相続を考えないといけない自分自身にとってはとても現実的なテーマでした。
追っかけセブンの皆さんがすごすぎます。つらい時期があればこそかもしれませんが、このような70代がある意味理想です。うらやましい。