【感想・ネタバレ】カモナマイハウスのレビュー

あらすじ

空き家の数だけ家族があり、家族の数だけ事情がある――。

不動産会社で空き家のメンテナンス業に携わる孝夫。
両親の介護を終えた妻・美沙は、
瀟洒な洋館で謎の婦人が執り行う「お茶会」に参加し、
介護ロスを乗り越えつつあった。
しかし、空き家になっている美沙の実家が、
気鋭の空間リノベーターによって遺体安置所に
改装されようとしていることを知り……。
元戦隊ヒーローの息子・ケンゾー、
ケンゾーを推す70代の3人娘「追っかけセブン」など、
個性豊かな面々が空き家を舞台に繰り広げる
涙と笑いのドラマ、ここに開幕!

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Posted by ブクログ

学生時代に読んだ『きみの友だち』で感じた
「本って面白いな」という感覚を久しぶりに思い出した。

重松清作品の魅力は、誰か一人が正しくて、誰か一人が間違っているという描き方をしないところだと思う。

同じ出来事でも、

* 空き家を負債と見る人
* 思い出の詰まった実家と見る人
* ビジネスチャンスと見る人

それぞれの見え方があり、どれもその人にとっては真実である。

『きみの友だち』を読んだ時もそうだったが、重松清は「正解」を示すのではなく、人それぞれの見ている景色を描いてくれる。

だから読んでいて、

「この人にもこういう事情があったのか」

と考えさせられる。

仕事でも同じことを感じる。

営業や不動産投資は、商品や物件を扱っているようで、実際には人と人との関係性で成り立っている。

顧客、社内、銀行、管理会社、それぞれが違う景色を見ている。

その景色を理解し、一歩歩み寄れる人は意外と少ない。

だからこそ、

「この人、わかっているな」

と思ってもらえた時に物事は大きく前進する。

私は営業や不動産投資の面白さも、そこにあると思っている。

相手の見ている景色を理解しようとすること。

重松清の小説は、その大切さを改めて思い出させてくれた。

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2026年06月04日

Posted by ブクログ

垣谷美雨の空き家と移住 を読んだ直後なので、空き家とひとくちに言っても切り口が違うと感じ方も全く異なる。空き家が増えても必要な場所にある訳でもなく維持も解体も大変。都会では住宅難。話題が多すぎて全部回収できてない気もする。が私自身は実家がもやいの家になったとしてもOKだな、と思った。自分が家を出たあと実家が引越して新築した家なので、思い入れがない。育った家だったら、どう感じるかな。

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2026年06月08日

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