【感想・ネタバレ】台湾 四百年の歴史と展望のレビュー

あらすじ

一六二四年、大航海時代のオランダ支配に始まり、今日までの四百年に近い台湾の歴史は、「外来政権」による抑圧と住民の抵抗の記録である。外来政権はオランダ(スペイン)、鄭氏政権、清国、日本そして国民党政権である。では近年の目覚ましい経済発展の要因はどこにあったか。また急速な民主化の進捗は、対中国との関係で台湾をどのように変貌させるだろうか。一九九三年の「シンガポール会談」も踏まえ、歴史を描き、将来を展望する。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

[揺り動かされた400年]ポルトガル人による「発見」から、1990年代初頭までの台湾の歴史を概説した作品。入れ替わり立ち代り統治者・支配者がやってくる中で、台湾がどのような政治や経済、そして社会を築き上げてきたのかを、時系列的に解説してくれます。著者は、日本統治下の台湾に生まれ、東アジアの政治史を研究された伊藤潔。


台湾について興味はあるけれど、どこから手をつければ良いかよくわからないという方にオススメの作品。教科書的な記述ではありますが、あらゆる分野の歴史が網羅されていますので、興味のある部分をじっくりと読みながら関心を深めることができるのではないかと思います。

〜序章を含めて小著は一二章からなり、「終章」はない。台湾を故郷とする私の願いを込めてのことであり、台湾が永遠にこの地球に在りつづけることを、心から希求してやまないからである。〜

3日ぐらいあれば読み終えられる分量も魅力的☆5つ

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2017年10月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

[ 内容 ]
一六二四年、大航海時代のオランダ支配に始まり、今日までの四百年に近い台湾の歴史は、「外来政権」による抑圧と住民の抵抗の記録である。
外来政権はオランダ(スペイン)、鄭氏政権、清国、日本そして国民党政権である。
では近年の目覚ましい経済発展の要因はどこにあったか。
また急速な民主化の進捗は、対中国との関係で台湾をどのように変貌させるだろうか。
一九九三年の「シンガポール会談」も踏まえ、歴史を描き、将来を展望する。

[ 目次 ]
序章 大航海時代の波しぶき
第1章 オランダ支配下の台湾
第2章 鄭氏政権下の台湾
第3章 清国の台湾領有と初期の経営
第4章 台湾民主国
第5章 日本統治の基礎づくり
第6章 日本植民地下の近代化

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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2011年03月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

オランダ、鄭氏政権、清朝、日本、国民党と続く台湾支配の約400年の歴史がよくわかる。筆者はもともと台湾の方らしいけど、主張としては独立派か。特に二二八事件を起こした国民党にはかなり批判的。

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2013年03月03日

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