【感想・ネタバレ】黒塚 KUROZUKAのレビュー

あらすじ

十二世紀末。鎌倉に追われる九郎坊と大和坊は、奥州の山中で妖麗な女が独居する藁屋に一夜の宿を請う。黒蜜と名乗る女は奥の間を覗かぬことを条件に逗留を許す。十九世紀、奥州山中の荒屋(あばらや)に宿を請うた男は、生首となって生きる九郎坊を奥の間に見る。さらに時代は流れ……九郎坊は高層ビルから廃墟と化した都市を見下ろしていた。永遠の命を生きる異形の者の、時空を超えて展開する愛憎と闘い。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

お能の「黒塚」(安達が原)に着想を得た話なので、読んでみた。
うーん、そこまでいっちゃうのね。
切なくて狂おしい感じがして、好きだけど、あらゆる要素を詰め込みすぎている気がする。
それでもまとまっているからすごいけど。
黒蜜さんが可愛いね。九郎を大好きなんだなあ。
そうしてまた生き続ける彼ら。
楽園がないなら、せめてつかの間の逢瀬の中で幸せであれ。

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2011年03月29日

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