【感想・ネタバレ】最後の一行 blackのレビュー

あらすじ

【最後の一行】シリーズ第2弾。ラスト一行で世界が反転する短編アンソロジー。

【収録作品】
市塔承「プカプカ島」
第66回メフィスト賞受賞者が贈る異文化衝突サスペンス──!

歌野晶午「邪魔者」
仲の良い母娘を襲った悲劇。戦慄の幕切れを見逃すな。

麻耶雄嵩「雷鳴と稲妻」
銘探偵メルカトル鮎、登場!これぞ、極限の犯人当て──。

東川篤哉「そして世界がひっくり変える」
『黒月ノ輪熊の会』の主催者、蔵持金蔵の別荘で起きた殺人。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

whiteのときも思ったけど、最後の一行というタイトルでまとめるほどの驚きは別にない。
普通にミステリーのアンソロジーだったら最後に期待しない分もう少しおもしろく感じられそうだけど…

『プカプカ島』は初読みの作家さんだったし、オノマトペに気を取られすぎでいたから、最後の黒い卵の正体に「わー!そうだったか!そう言われればそうだよ」と楽しい驚きだった。
結果、一番おもしろい作品だった。

『雷鳴と稲妻』はこの夏メルカトル鮎シリーズに手を出そうかと考えていたので、様子見にちょうどいいと思ったけど…なにこれ?
ストーリーもおもしろい、ミステリーの世界観も好み、なのに最後ちょっとよくわからん。
本当にそんな動機で殺人するの?メルカトルってそういう人なの?それでシリーズ成り立つの?
???
とりあえずこの夏手を出すのは見送ろう。

0
2026年07月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

4名の作家による短編集。

「プカプカ島」
欲深さは身を滅ぼす。
船員と先住民それぞれの目線で楽しめる。言葉の通じ合わない両者が、少しずつお互いに分かり合う喜びを、擬似体験出来るが、その分ラストの絶望感がエグい。

「邪魔者」
同意の上なら恋愛は自由。
犯人はあの人。という主人公の思考を読者にも誘導してくるが、ラストでタイトル回収した時に納得させられる。

「雷鳴と稲妻」
自作自演の名探偵。
結局何がしたかったのかは不明。

「そして世界がひっくりかえる」
貴族気取りのイタイ大人達。
強引過ぎる種あかしで、飽きてしまった。

0
2026年07月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「最後の一行 white」よりもこちらの方が最後の一行のインパクトが強かった。


◆市塔承「プカプカ塔」
伝染病を治す特効薬として、鳥の卵を求めにとある島に辿り着いた3人の男。

島には先住民がいて、捉えられてしまったが、先住民の話す言葉がオノマトペで構築されているのは、新逸だった。全くわからない言葉ではないから、考えたら分かりそうなもどかしさがあった。

結局、完璧に意思疎通はできず、最終的には自分たちの行いのせいで目的は達成できず、言葉の意味を取り違えたせいでバッドエンドになったが、「なるほどそういうことか!」とページを戻ってしまった。

ネタバレしない範囲で、知ってても問題ない単語
・エーン、オンオン、キャッキャ、オンギャア:人の名前。その人が生まれて最初に発した言葉がそのままその人の名前になる
・ヨボヨボ:その島の長老を指す。
・モジャモジャ:島に来た3人の男たちの総称。もじゃもじゃ髭を生やしているから。
・チュンチュンパァ:朝
・ザブンヒラヒラ:地上に咲く青い花。幻覚作用がある。
・シュタッ:立て
・ピーチク:ピーチクと鳴く鳥
・コケコッコ:多分鶏
・キュルルーグ:今回モジャモジャが探していた鳥
・テクテク:歩く
・コロコロコロン:卵
・モグモグ:食べる
・ズババグサッ:ぶっ刺さっている
・ポックリ:死ぬ
・ザブンザブン:海
・プカプカ:???
・ザブンノソノソ:???

◆歌野晶午「邪魔者」
オチがある程度予測できてしまったが、それであっても引き付けられた。

スパンっ物語が終わるのも良い。

その後の展開が気になるけど、一番驚いたタイミングで終わったので、余韻がすごい。

0
2026年07月11日

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