あらすじ
妖怪を見る力を持った姉・静流(しずる)と、妖怪に憑かれやすい妹・瑞生(みずき)。中学生になった瑞生は、憑かれても自分で対処できる場面も増える。一方、全寮制の女子高に入った静流は、同じ妖怪現象が見える柊子(とうこ)と出会い、打ち解けていく。だが、柊子の祖母の訃報をきっかけに、柊子は巨大蛇の妖怪ノヅチに憑かれてしまう。静流は祖父の協力を得て、ノヅチ落としに挑むが!? 本格妖怪漫画にして姉妹の成長譚、大団円!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
静琉と瑞生のこれからの成長を感じる終わりだった。この作品がおもしろいのは、日本古来の文化や伝統を、わかりやすく現代に取り入れて表現していること。物の怪や霊の類は、確かに怖いイメージもあるが、見方を変えればわくわくしたり、不思議と惹かれるものにもなる。是非また、これからの2人の成長と、摩訶不思議な世界を読んでみたい。続きを描いてくれることを願いつつ★5つ。
Posted by ブクログ
一気に読みました。
妖怪が出てくるお話ですが、バトルものなどではなく、ただそこに存在している存在として描かれています。特殊な体質を持った姉妹が主人公で彼女達なりの日常、成長物語です。
なので派手な盛り上がりなどはなく、淡々と進みますが奥が深くて面白かったです。民俗学系のお話が好きな人ならきっと楽しめると思います。
連載漫画なのに、スッキリと綺麗にラストを迎える所も良かった。
おじいさんと両親がとても素敵です。
Posted by ブクログ
非常に面白かった。妖怪が見えたり、妖怪に取り憑かれやすい姉妹の話。
一般的な妖怪のバトルものではなく、あくまで主眼は姉妹の生活とか葛藤とか成長。特に笑いもクライマックスもないけど、読み終わったときに不思議とポジティブな気持ちになれた。
Posted by ブクログ
完結してしまった・・・
素晴らしい作品でした。何度も読み直し。
ここで瓢箪がまた出てくるとは。キーパーソンだったのね。
そしてもうひとりのキーは、御崎さん。泣ける。でも18ページ左下の表情が最高だった。
人間って怖いなと思いつつ、成長するものだなと。だから生きていけるんだな、と。
この作品の主役は、やっぱりじっちゃんでした。うん。
240ページ上段のコマ。なんてことない絵なのですが、魅入られるというかショックを受けたというか、感動に近い感情。しばらく放心。
次回作を正座して待ちます。
Posted by ブクログ
そんなに数多く漫画を読んでいるわけではありませんが、今まで見た他の言わばオバケものと、物の怪に対する接し方や考え方がまるで違う作品ですね。
化物語が少し考え方が近いのかな。
憑きやすい妹と見えてしまうお姉さんと祓えるおじいちゃん。
でもおじいちゃんはなかなか助けてくれないんですよね。
それはこの作品の中で物の怪が決して異端ではなく、人間に一方的に危害を加える存在ばかりではないから。
一巻の二話でおじいちゃんが言うように、「拝んで離れて戴く」ものなんですね。「居て当たり前」なんです。
そして、人に頼るばかりではなく、自分で考え自分で突破口を見つけ自分で動く力をつける必要がこの姉妹にはあるわけです。
人間って、何様なんだ?って考えさせられてしまう作品でした。
あと物の怪のビジュアルが私はすごい惹かれます。
見た目だけでは、「一体何をする物の怪なの?」って思うような、人の感覚からかけ離れた姿かたち。
あんな不思議な存在が、見えないのだけれどそこにいると思うと、なんだかいとおしくなって、私たちが「生かして戴いている」自然などの様々なものと真摯に向き合わなくてはと思いますね。
面白い作品だと思います。
Posted by ブクログ
最終巻
最終巻らしくない終わりだけど
檜原姉妹の成長も見れたので
良かったと思うが疑問が一つ
日の出って妖怪はどれ?
おばあちゃんの霊って事でいいのかな?