あらすじ
「これは空想漫画(ファンタジー)ではない、本格妖怪漫画(ファントム)だ」――『百鬼解読』でおなじみの妖怪研究家・多田克己氏も大激賞、ほのぼのモノノケ物語!! 田舎に暮らす静流(しずる)と瑞生(みずき)の仲良し姉妹は、他者には見えない妖怪を「見ることのできる力」と、「憑依される力」を持っていた。拝み屋の祖父の助力のもとで、もっけ=勿怪や自然と人間との共存を軸として、二人は成長していこうとする……。
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Posted by ブクログ
妖かし者に憑かれやすい女の子、瑞生とその周囲の人間たちのドラマ。穏やかでハートフルなテイストながらもときどきドキッとさせられる絵がまた魅力的。
こいつはすげー面白いですわ。
瑞生ちゃん可愛い!!!
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今までパラッとしか読んでなかったけど、改めて最初から通して読んだ
読んでみて何故今まで読むのを躊躇っていたのか…と後悔
見える姉と憑かれる妹
妖怪に関する知識はとても興味深い
Posted by ブクログ
オカルトものが子どもの頃から大好きな私にはすごく惹き込まれる漫画です。
霊媒体質の姉妹を中心に妖怪やお化けのお話が読みきりタイプで続いていきます。
霊媒師をしているお爺ちゃんがとにかく渋くてカッコいい!
お化け話を通してしっかり人間ドラマも描かれている。
そしてお化けエピソードはかなりマニアック!
Posted by ブクログ
もっけ:すごいいい! 霊感体質って良くあるテーマだけど,妖怪部分の掘り下げ以上に、他の部分のバックデータがすごい! 特に最近興味がむくむくわいてる中国古典思想と物怪を関連付けて、心のあり方を描写しているのがいい。もう道徳の教科書これでいいよ。
山田ズーニー風に言えば「テーマ」×「世界観」×「職業(方法)」=「日常の怒りとか憂いとか、人の関わり方とか心のあり方」×「環境や先天的なものを含め、心のあり方をコントロールできるようにすること=自分の出来る範囲で責任において行う=大人」×「心のあり方を物怪として可視化・心のあり方を古典から引用する・教える(じいちゃん・古典・妖怪についての先人の知恵)と教わる(じいちゃん・姉妹・読者)の入れ子構造」
物怪退治としてもバックデータが充実してて、二重のエンターテイメント。小説じゃ可視化はできない。映像じゃ尺が足りない。漫画としての魅力を出し尽くしてると思う。
こんなお手本みたいな漫画は本当にすごい。
Posted by ブクログ
霊感の強い姉と霊にとりつかれやすい妹。おおげさなお払いをするわけでもなく、自分たちのできる範囲のことで妖怪と接したりしているので、なんだか遠い絵空事には思えなくて本当に妖怪が身近にいるような気がしてきます
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人外のモノが見える目を持つ姉と、憑かれやすい体質の妹の少し不思議な日常を描く妖怪漫画(というジャンルではないんでしょうけど……)です。大好き。
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もののけが見えてしまう中学生?の姉と、もののけに憑かれやすい体質をした小学生の妹の姉妹の、ほのぼのとした日常のお話です。小生意気で少し毒舌な妹がいいですね。
Posted by ブクログ
妖怪の姿を見ることができる姉と、妖怪に取り付かれやすい妹(姿を見ることはできない)の話。
妖怪話ではあるけれど、話はすごいリアル。
めっちゃ現実的でおもしろすぎ。
“現実”に感じる点は、妖怪が出てきても“あ、そう。また出たんだ”ってな感じの、ほのぼのとした風景だからなのかな。
“見える”からって、何か特別な存在じゃなくて、それも普通の人として描かれているとこが魅力なんです。
出てくる妖怪には悪いやつはいなくて、安心して読めるのもいいとこ。
悪さをするからやっつける系っていうのは、ありきたりじゃん。
こんな世界に住みたいです。
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妖怪や人との関係を通して成長していく姉妹が描かれています。人と妖怪には密接な繋がりがあり、妖怪を通して人の感情、人を知ることってできるんだな、とこの漫画を読んで感じました。面白かったです。
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とあるリゾートスパで読んだマンガでしたが、これがハマってしまいました☆☆☆
1話、1話で完結し、とても濃い内容で読みごたえ抜群です!
登場人物の人柄にも惹かれていきます!!
とてもリアルな妖怪マンガです。
Posted by ブクログ
日本各地に古くから伝わる「モノ(もののけ)」の話を紹介しつつ、人との関わりをアットホームに描いていてオモシロい。普段身の周りに起こる「現象」だけに目を奪われるのでなく、その「背景」を見ることが、モノを見ることだと語る主人公のお祖父さんの言葉が身にしみます。
Posted by ブクログ
妖怪漫画繋がりで、もう1作品。
これは、妖怪や見えないものが見えるごくごく普通の女の子の話。
突飛な設定ではなく、日常生活を普通に過ごす中で色々なモノが見え、共存し、生活する。
作者さんは、本当に見える人なのかな?と思ってしまいました。
そのくらい普通に生活する中での話です。
見えないものが見えるのは、楽しいことばかりではないよ、苦しいことや考えること、困ること、たくさんあるよ。だけどみえてしまうから、じゃあどうしたら普通に過ごせるのかな。
ほかの妖怪漫画に比べたら淡々としてるかも。でも私はその普通さが好きです。
Posted by ブクログ
「もののけやらなんやらが見えることで惑わされることの多い姉妹が、いろいろな怪異や人との遭遇を経て成長していく話」
お爺ちゃんが格好いいんだ。蝸牛なみに。
霊が見る人のお話だと、振り回されて困惑する人と、なんだかんだで戦っちゃう人の2系統にだいたい分かれるけど、これはまあ、振り回されて困惑する人。
とはいえ、小学生とか中学生の女の子で、思春期の少女だから結構深刻に悩んだりもするというようなもので、日常は辛いこともあるのが当たり前な大人だと、諦めることもできそうなレベル。
アヤカシを書くお話としては、痛覚に触る感触が少なく、柔らかい。
もののけを見る目の愛情により、そうなるのだろうな、とは、思う。
もののけは人に害ばかりをなす敵ではなく、存在の異なる隣人の様子。
そういう相手とは、経験を積めばつきあいにも慣れてきて、9巻分、連載10年作中4年。姉妹にも成長の跡が見られ、最終巻あたりの向き合い方にはちょっとホロリとさせられました。
穏やかなので、強烈な印象は与えにくいけど、良い作品でございました。
Posted by ブクログ
TVアニメにもなりましたが
漫画版をオススメしたいw
話としては
この世のものではないものが見える姉妹のお話
時に人情、時にコメディ
世界観が物凄くステキな作品
見え方の違う世界って感じですかね?
あの世とかこの世って概念を持たないおじいさんがステキざます
存在の在り方が変わったんだ...
そんな思考に私もなりたい!
Posted by ブクログ
霊が見えないけどつかれやすい妹と霊が見える姉の話。絵がきれいで、かつ霊が出てくるのにコミカルに描かれてておもろい。
見える人にはこんな世界にうつっているんだろーか?おもしろそーだけど、見たことないです。。
Posted by ブクログ
視えてしまう姉と憑かれやすい妹。そんな彼女達の日常にはいつも妖怪がいるのでした。ほのぼのとして見た目あっさり、でも一筋縄ではいかない妖怪マンガ。私達が体験している様々な出来事が、二人には妖怪がやらかしたモノとして認識される。よくあるパターンではあるけれど、語りのテンポが独特でスローな雰囲気。読んで精神安定できる妖怪マンガはたぶんこれだけです。
Posted by ブクログ
昔は自然界のいたるところに精霊がいて、人はそれを畏怖し、そして敬ってきた。
科学の発達は不可思議なものを否定するが、昔の素朴な考え方は自然を大切にし、それは自分を守ることになっていたのではないだろうか。
Posted by ブクログ
最近横行しつつある萌えとかいう傾向。そんな中しっかりとした資料と文献の読み込みから現代妖怪マンガが生まれた。さぁ、みんなで遠野物語読み返そうぜ!3巻まで発売中。
Posted by ブクログ
元はとあるオーベルジュにあったのを読んだのが始まりだったわけです。
見えちゃう姉と憑かれちゃう妹が彼岸の物たちと繰り広げる物語。
感じるのは恐怖の感覚よりも昔からある日本の原風景への郷愁という感じがする。
じいちゃんやばあちゃんに聞いてきた昔々の日本の物語という感じがする。