あらすじ
相馬藩士・刈谷兵介は、真剣を持つと狼になる。ある日、十二人の浪人を瞬時に斬り伏せた。藩の剣術師範・百目木一風斎は、この噂が気にかかった。二人の決闘が迫る。兵介は一風斎の娘・佳乃に惚れていたが、一風斎を一気に斬り裂いて脱藩した。追手が来る。やがて、流浪の身となった兵介と、佳乃の幼い弟・兵馬の対決の日が訪れた……。
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Posted by ブクログ
牙シリーズは各巻時代も場所も主人公もバラバラ。あだ討ちがテーマ。エッチ場面満載の濃厚な官能時代小説です。銭湯などでの愛撫など満載。1765年。刈谷兵介(25歳)村娘や武家の人妻お祐(29歳・終盤40歳で再登場)。
主人公二人?
藩の剣術師範を斬った仇の兵介と、それを追う師範の息子平馬のW主人公ストーリーとでも言おうか。二人とも旅するうちに、どんどん浪人斬りで腕を上げて「汚れた悪党」になっていく。
終盤の決戦までに、十年以上の時間軸が駆け足で一気に流れていく。ヒロインである佳乃さんが死なずに、BIGな玉の輿したのは意外だった。