【感想・ネタバレ】SLY 世界の旅2のレビュー

あらすじ

友人たちとの夜通しのパーティ。目をさました午後に、清瀬は以前の恋人の喬から彼がHIVポジティブであることを打ち明けられた。生と死へのたぎる想いを抱えた清瀬を、おかまの日出雄が誘う。「旅行に行こうよ、喬を連れて」。行先は、エジプト。とてつもない絶望から始まる旅で、友情がたどった運命を描く胸を打つ長編小説。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

エジプトのスピリチュアルな雰囲気がよく伝わってきた。人は急に命に終わりが来ることがあって、周りもそれを受け入れて、無理矢理にでも自分でも受け入れていくのも人生なんだなとおもった。


「きっと本当に1人きりで行動するように人間はできていないんだと思う。1人で居続けると最初は心が静かになるけど、やがて心が彷徨うようになるの。目の前のことに集中するのがむずかしくなってくる。そして幻覚とか見るようになる。自分で居られなくなる。それは自分が思ってるよりも簡単なことだと思う。」

「目に入ってくるものがたくさんありすぎて、それがみんな大きすぎて先のこととかを考えているいとまがない。」
なにかをじっと考えてその魂にいきつくまで理解したいと思った。


最後にエジプトの写真がたくさん貼ってあっておもしろい。自分もいつか絶対行ってみたいと思っていた国だったから余計に面白かった。



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2022年05月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

一時、吉本ばななを読まない時期があった。
これはその頃の本。
このシリーズはあまり評判が良くなかったが思ったより普通だった。

この人の話には必ずと言っていいほど死が出てくる。
サスペンスとかで殺人ばかり書いているのとは違う。
殺人の場合もあるし事故や老衰などとにかく死だらけ。
あとはオカルト色が強いのもそうだ。

この話は死についてはふんだんに漂わせているけれどオカルトは弱い。
エジプトに旅行に行ってからかいたようだけれど、エジプトに負けている。
そんなところが不評の理由なのかもしれない。

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2016年07月27日

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