あらすじ
ついに心の壁を打ち破って、子供が見えるようになった一子。一方、古白にも仮面の奥に隠された複雑な過去がある。が、一子の優しさに触れ、徐々に古白のこころに何かが響き始める。そんな時、館に通り魔強盗が押し入って寅次郎が捕らえられる! 一子が身代わりになるが…!!
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Posted by ブクログ
あれだけのことばで 人って体をはってくれるもの? 嬉しすぎて びっくりしたよ…
”理不尽って さみしいってこと?”
”本当に?””僕が優しかったらそれで 他になんにもいらないの?”
笑っててほしかったんだ
Posted by ブクログ
僕が優しかったらそれで 他になんにもいらないの?
古白の子供時代が明らかになる。
子供って、異端を迫害するよねぇ。そりゃーもう、大人より大胆に、だけども根深く、陰湿に。たかが子供ってイジメだろと言ってしまうのは簡単だけど、でもそれが子供のほとんど全てなんだもん。優しくしてくれる大人に縋ったって仕方ないよ。ただ、縋った人にも色々事情があって、古白はその人の笑顔を優先させただけのこと。
とても優しい子なのに、やっぱり気付いてくれる人なんてなかなかいない。世界なんてそんなものだ。
古白が一子と出逢えて良かった。自分を認めてくれて許してくれて受け入れてくれる人がいたら、きっともう、それだけで救われる。