【感想・ネタバレ】新釈遠野物語のレビュー

あらすじ

東京の或る交響楽団の主席トランペット奏者だったという犬伏太吉老人は、現在、岩手県は遠野山中の岩屋に住まっており、入学したばかりの大学を休学して、遠野近在の国立療養所でアルバイトをしている“ぼく”に、腹の皮がよじれるほど奇天烈な話を語ってきかせた……。“遠野”に限りない愛着を寄せる鬼才が、柳田国男の名著『遠野物語』の世界に挑戦する、現代の怪異譚9話。

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Posted by ブクログ

遠野物語を現代に甦らせた連作短編集。
物悲しかったり、艶っぽかったり、遠野物語風味を楽しめた。
最後はほほーっと唸ってしまいました。

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2025年01月27日

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ネタバレ

面白かった。
遠野物語自体はまだ読んでないが今度読んでみようと思う。
犬伏老人から語られる話はどれも興味深く主人公が夢中になるのもわかる。まあ割と血生臭い話も多いが。
途中時系列が合わないなとか老人についての謎が芽生えてきたところ、ラストで全部腑に落ちて「そりゃそうかー!」ってなった瞬間すっきり。

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2023年10月10日

Posted by ブクログ

遠野物語をベースにしつつ、昭和28年頃に、山中に住む不思議な山男から聞いた話として、複数の小話が綴られている。
東北で語り継がれてきたであろう話がベースになっているものと思うが、一昔前の東北地方で苦しい生活を送っていた人たちの様子や、人間と動物の情愛など不思議な話が多く、変な話だと思いつつも、なぜか引き込まれて一気に読んでしまった。

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2021年04月24日

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「遠野物語」のパロディかと思って読み始めたが違った。そこに下地はあるものの独創的なファンタジーである。山の神、精霊、河童、狐付き。都市では失われた自然との交歓をユーモアたっぷりに語ってくれる。2021.2.4

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2021年02月04日

Posted by ブクログ

井上ひさしの本をそういえばあんまり読んだことないな、と思って手に取る。昔話や妖怪の出てくる話。元ネタの、遠野物語を読みたくなる。

落語でも狸や狐に騙された小咄というのはよく出てくるけど、その感じととてもよく似ていて、既視感があったので少し評価は低めに。

里山や村などの自然と近い生活感が感じられるところがよかった。ちょっと自然に近い気持ちになれる。

短い話が続くので、気分転換したいとき、旅のお供におすすめ。小説も、ある意味では化かし合いだなあと思ったり、霞のかかったような本でした。表紙が可愛い。

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2020年03月23日

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タイトルに「遠野物語」が入っているからという先入観入りまくりで最初の話を読んでしまったので
最後に「ええー;」という感じに(笑)
でもオチまではどきどきしながら楽しく読めました。
他の作品も断言しない、言い切らない良さと
善と悪で容易に分けない良さがあり、
ただただ切ない話もあり…
特に妻の話の切ない事と言ったら…!
と 思っていたのに
最後の話を読んでまた「ええー;」という感じで終わるという(爆)
とても面白い一冊でした。
10年後くらいにもう1度読みたい一冊。

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2015年12月16日

Posted by ブクログ

柳田国男の「遠野物語」を下敷きにして井上ひさし版の民話を9話収録している。作者自身であろうと思われる、大学休学中の「ぼく」が、遠野と釜石の間にある療養所で働く内に山にすむ犬伏老人と出会い、民話を聞くという筋立てだ。柳田版に比べれば格段に読み易いが、なにかやはりおどろおどろしい雰囲気は否めない。井上ひさしの文章だから読めるという感じで、他の人ならかなり怖い話である。

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2015年05月16日

Posted by ブクログ

〈メモ〉とても上手く出来ている。
切なくなる物語もちらほら。
「遠野物語」を物語化・立体化し、ユーモアを加えた作品。解説が良い。
また読みたい。特に解説。

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2014年11月09日

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