あらすじ
エドモンドオリバー社の社長の息子、タッドは、スゴ腕のマネージメントディレクター、柳宗厳に会社を乗っ取られると誤解し、東ドイツの元保安警察のヘル中佐や愛人らの力を借り、会社から彼を追い出そうと画策する。闇オークションに彼を出席させ、仲間の警察に逮捕させようというのだ。柳宗厳は公海上のタンカーの中で開かれる闇オークションに変装して現れるが、その変装もタッドの仲間たちに見破られてしまう。彼は逮捕され、エドモンドオリバー社を追放されてしまうのか! しかし、警察が踏み込んだ時、柳宗厳が変装していた人物はなぜか本物とすり替わっていた。柳宗厳はいったいどんなトリックを使ったのか……。収録作「アート・ソルジャー2~4」の全3話を収録。
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どうなる
展開が予想できなくて考察がはかどる作品でした。完結まであっという間に読み終える気がする最高の作品だと思います。
絵がとても華麗
叶精作の絵の華麗さは相変わらずである。美術界の真作贋作をテーマとしたこのシリーズは、ストーリー展開が随分と凝っていて読み応えがある。読者側にある程度の西洋美術史の知識が要求されるが、それはそれで興味深い。