あらすじ
流星が芙蓉のもとへ渡ったという衝撃的な事実に戸惑いと動揺を隠せない翡翠。そんななか、破軍州から巨門州へと送る食料を積んだ船が海賊に襲われてしまうという事件が起こり…!?
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
後宮デイズ〟五巻、読み終えました。
何で陛下は翡翠に自分の気持ちを伝えないのかな、という素朴な疑問が浮かびました。
やっぱり、即位した瞬間から、国のために生きて私情は捨てると覚悟したから?
何か、それだけじゃないような気がする?
もっと深い事情があるような。
そして、翡翠もついに自分の陛下への気持ちに気づいた。
だけど、海賊討伐で陛下は翡翠に求婚している州公(妃の一人の養父)の持つ水軍の力を借りるため、
翡翠を使者としたて赴かせた。
何で?
翡翠は陛下を好きなのに、陛下は何故、その気持ちを利用しようとするのかな。
―俺は翡翠を政略の道具に使うなと言ったはずだ。
州公は陛下に協力したけど、会うなり主君である皇帝を殴った!
だけど、やっぱり陛下も翡翠のことが好きなんだよね。
翡翠の機転で、見事に海賊を捕まえられたラスト、翡翠を助けに駆け付けた皇帝には翡翠への抑えきれない恋情が見える。
それを物陰からひそかに眺める州公。
ここで終わり。
やっぱりせつない
報われない恋?
陛下の表情もせつない。
石榴サマの男気もかっこいいし、ホントに翡翠を大切に想っているのが伝わる。
だから色々複雑。
陛下が好き
芙蓉と陛下の関係に翡翠が嫉妬。
やっと芽生えた恋心?
巨門州行きの船が海賊に襲われる。実は、
武曲州が命じて、略奪行為をさせていた!
柘榴は援助の見返りに翡翠を求める。
心が揺れる翡翠の答えは・・・。
Posted by ブクログ
武曲州絡みと思われる海賊討伐のお話でしたけど、翡翠と流星、柘榴の気持ちの方が気になりました。
流星への気持ちを割合分かっていながら、柘榴の元に行けと命じる流星には腹が立ちますけど、自分の気持ちが臣下の愛だと思う翡翠は、流星のために柘榴の元に行きます。
大人なのは柘榴様。翡翠の気持ちも知っているし、流星が翡翠の気持ちを分かっていながら、政治として翡翠を自分の元に寄こしたってのも分かっている。口では翡翠に自分のものになれっては言ってますけど、最後のページを見ると、流星も翡翠に気持ちがあると分かるし、最終的には翡翠の気持ちを考えて何もしないように思います。
ああ、なんだかもどかしい。。。
Posted by ブクログ
後宮物語らしくなってきたか? という展開。
兄妹ものなのか、恋愛ものなのかと設定としてどうなるのかと思ったりはしているのですが、鈍い翡翠もいろいろ胸を痛めています。
正直、お渡りは偽造かな? ともおもったのですが、芙蓉さまの感じからそれはないよなぁと思ったり。芙蓉さまがなかなかすてきです。
反対に王様はやや株を下げるような展開で、柘榴さまはお怒り。でも『王様』としてはどうしようもないこともあるし、変な事に利用されるぐらいなら間違いのない相手に、と思ったとしてもそれはありかと。
最後のシーンはそんな感じなのかな。
とりあえず、続きが気になりますね。