あらすじ
ベストセラー地域活性エンタメ、待望の続編。
東京からきた多岐川優の活躍で、存続すら危ぶまれていた止村は窮地を脱した。あれから三年。麓にはモールができ、止村も活況が続いている。そこへ麓の町の駅前開発計画がもちあがり、世論は二分される。その争いは多岐川家の夫婦間にもおよび、美穂は家を飛び出し、住民投票の劣勢が予想される側である駅前商店街保存に奮闘する。現状維持か、都市開発なのか。日本のそこかしこで直面している問題に切り込む、地域活性エンタテインメント!!
この作品は『脱・限界集落株式会社』文庫版を底本とした電子版となります。重複購入とならないようご確認下さい。
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Posted by ブクログ
以前読んだ限界集落株式会社の続編。止村の麓の町に大型資本のショッピングモールが進出し、シャッター通りとなっていた駅前商店街の再開発計画が浮上するなかで現状維持か都市開発かで意見が二分化していく。
日本の地方部で実際に起こっていそうな問題が題材になっていて、興味深い内容だった。「悪役」としての開発推進側の人物が本当にいそうだなという描写になっていて面白かった。