【感想・ネタバレ】石の猿 上のレビュー

あらすじ

現代米国ミステリの最高峰、J・ディーヴァーの代表作「リンカーン・ライム」シリーズ第4弾! 中国の密航船が沈没、10人の密航者がニューヨークへ上陸した。同船に乗り込んでいた国際手配中の犯罪組織の大物“ゴースト”は、自分の顔を知った密航者たちの抹殺を開始した。科学捜査の天才ライムが後を追うが、ゴーストの正体はまったく不明、逃げた密航者たちの居場所もわからない――。果たしてライムは冷血の殺戮を止められるのか。2003年「週刊文春ミステリーベスト10」第5位。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

元ニューヨーク市警の天才科学捜査官が、警察に協力して連続殺人鬼を追う『リンカーン・ライム』シリーズ第4作。
自分は絶対に安全だと確信している犯人の前で、滔々と推理を披露し、じわじわと追い詰めるというシーンは、探偵物を読む快感のひとつだけれど、『リンカーン・ライム』シリーズでそういったシーンが描かれるのは今回が初めてかもしれない。このオーソドックスな見せ場でも、やはりライムはライムらしい手法で犯人と対峙していて、存在感がある。

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2023年02月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

リンカーン・ライムシリーズの4作目。中国からの密航船がニューヨークに近い沖合いで沿岸警備隊に見つかった。国際指名手配の密入国斡旋業者ゴーストを追う合同捜査班が、万策尽きてライムに分析を依頼した結果行方を突き止めたからだ。ゴーストは船を爆薬で沈め、密入国者たちは命からがら脱出。夢の国アメリカでの彼らの運命は?そしてライムたちはゴーストを捕まえられるのか…?「ゴースト合同捜査本部」と化したライムのタウンハウスには、おなじみのFBI捜査官フレッド・デルレイ(漆黒のスーツにカナリア色のシャツ!)、NY市警刑事ロン・セリットー(しわくちゃ〜)、同署中国系米国人刑事エディ・ドン(ロンの今の相棒で二丁拳銃のローランド・ベルは前作の舞台ノースカロライナでルーシー・カーと休暇中)。連邦捜査機関からは移民帰化局のハロルド・ピーボティとアラン・コーのほか捜査関係者が出入りし、さながら賑やかなグランドセントラル駅状態。愛車カマロで現場に急行したサックスはグリッド捜査で鑑識を開始。海辺で瀕死の密航者ジョン・ソンを発見・救出。他の密航者チャンたちはゴーストからも移民局からも見付からない様逃げ隠れしつつ逃走。ああ、もうだめか…という危機に何度も陥りひやひやさせられる。介助士トムも回復し(よかった〜)非公式捜査メンバーとして気の利く働きを見せてくれる。途中で加わる中国の刑事ソニー・リーが今回のキー・パーソン。ゴースト逮捕に執念を燃やすガッツと、ライムを老板(ラオパン/ボスの意味)と呼び親しみやすい愛嬌とを併せ持つ魅力ある人物。つづきは下巻に

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2012年11月13日

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ネタバレ

リンカーン・ライムシリーズ。密入国斡旋業者の蛇頭であるかゴーストが捜査官に嗅ぎつけられ、痕跡を消すために、密航者達を抹殺していく話。ゴーストの動機が少し突飛過ぎたので気になっていたが、やはりそこに理由が隠されていた。チャン一家の長男は何かやらかすと思ったがなにもなかった。今作はアクション要素が強く、科学捜査要素ごいままでで一番薄く感じた。もう少し科学捜査をメインにした話が読みたい。

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2021年11月26日

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ネタバレ

〈リンカーン・ライム〉シリーズ第4弾
冷血の殺し屋”ゴースト”を追え――
移民たちが奴に殺される前に。

今回冒頭では、なにやら中国からアメリカへ密入国しようとしている船の描写から始まる。
その密航船が沿岸警備隊に見つかる。
指揮を執るのはリンカーン・ライム。
ところが密航船に乗り込んでいた国際手配中の犯罪組織の大物”ゴースト”は自ら船を沈めることで難局を逃れる。
密航者たちも身を隠すように逃走した。
自らの正体を知ったゴーストは執念深く、密航者たちの抹殺を目論む。
自分の落ち度を省みて、犯罪者を法の裁きを受けさせることを誓うライムだった。

上巻は、密航者の内のチャン一家以外に接触する模様を描く。
ジョン・ソン医師の話に惹かれるサックスと、やきもちを焼くライム。
密航者に紛れてゴーストを追っていた青年刑事ソニー・リーの、中国人独特の感覚に先を越されて苛立つライム。
しかしながら残された証拠から見出された推理は今回も圧巻のもの。
最後の場面では、身内のおとり捜査官フレッド・デルレイの身に危機が訪れる。
緊張感を伴ったまま下巻へ。

ミステリ:☆☆☆☆
ストーリー:☆☆☆☆
人物:☆☆☆☆☆
読みやすさ:☆☆☆☆☆

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2012年11月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シリーズ第4作、ここまでなかなかのめり込めていない(´;ω;`)

下巻の展開に期待して。


凄腕の殺し屋ゴーストが米国に潜入。やつが狙うのは10人の移民たち。ライムは移民の潜伏先を割り出し、殺し屋を捕らえられるか?

内容(「BOOK」データベースより)

中国の密航船が沈没、10人の密航者がニューヨークへ上陸した。同船に乗り込んでいた国際手配中の犯罪組織の大物“ゴースト”は、自分の顔を知った密航者たちの抹殺を開始した。科学捜査の天才ライムが後を追うが、ゴーストの正体はまったく不明、逃げた密航者たちの居場所も不明だ―果たして冷血の殺戮は止められるのか。ドンデン返しとサスペンスの天才ディーヴァーの大人気シリーズ第四弾。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

ディーヴァー,ジェフリー
1950年シカゴ生まれ。ミズーリ大学でジャーナリズムを専攻。雑誌記者、弁護士を経て40歳でフルタイムの小説家となる

池田/真紀子
1966年東京生まれ。上智大学法学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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2023年06月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シリーズ4作目、上巻。
なんとなく、もう展開がわかってしまった気がする…
答え合わせは下巻で。でも既にタイトルが正解って言ってるような……

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2023年05月13日

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