【感想・ネタバレ】物語 アメリカの歴史 超大国の行方のレビュー

あらすじ

アメリカは民主主義の理念を具体的に政治に実現させた最初の国である。独立宣言(一七七六年)の中心「すべての人間は生まれながらにして平等である」は、今なお民主主義国家の道標として輝き続けているものの、人種間の問題や戦争など、建国から二百年余、その歴史は平坦ではなく、生々しい傷がまだ癒えることなくその跡をとどめている。この超大国の光と影を、戦後深いつながりをもって歩んできた日本との関係もまじえて描く。

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Posted by ブクログ

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1991年に初版の少し古い本。人種差別の問題が多く取り上げられている。1964年の公民権法成立で表面上の差別問題は一応解決されたが、南部ではもちろん北部、西部でも差別主義は根強く残っていた。南部のレストランでは黒人客をピストルで追い返すという事件が起こり公民権法違反第1号となり店は莫大な罰金を突きつけられ閉店へ追い込まれたが、アメリカ各地から激励の手紙やら寄付が集まりその店主はジョージア州知事選に当選してしまう。その頃「ブラックパワー」という言葉が流行り始める。時に黒人は武器をもって立ち上がる必要もあるという強烈な考え方だ。非暴力を訴えていたキング牧師からは批判を受けることになるが、瞬く間に広がっていった。そしてキング牧師は、1967年、人種を超えた「貧者の行進」の最中凶弾に倒れわずか39歳という短い生涯に幕を閉じた。アメリカの歴史を知ることは今のアメリカが抱える貧困問題を考える上で重要と思われる。建国以来の経済至上主義を貫いてきたことによる歪みが出て来ている。

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2011年10月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

アメリカの歴史を概括的に知りたいと思って購入。本書は著者の経験や主観が色濃く、これもアメリカ史だと理解はできるが、目的を達することはできなかった。これもアメリカ史だと理解はできるが

0
2018年03月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

[ 内容 ]
アメリカは民主主義の理念を具体的に政治に実現させた最初の国である。
独立宣言の中心「すべての人間は生まれながらにして平等である」は、今なお民主主義国家の道標として輝き続けているものの、人種間の問題や戦争など、建国から2百年余、その歴史は平坦ではなく、生々しい傷がまだ癒えることなくその跡をとどめている。
この超大国の光と影を、戦後深いつながりをもって歩んできた日本との関係もまじえて描く。

[ 目次 ]
プロローグ 歴史の入り口で
第1章 新しい共和国の誕生
第2章 国家分裂の危機
第3章 アメリカ帝国の出現
第4章 大衆消費の実現と大恐慌
第5章 アメリカの世紀
第6章 平等への闘い
第7章 超大国の行方

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[ おすすめ度 ]

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2011年03月29日

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