【感想・ネタバレ】ファイア・ドーム 下のレビュー

あらすじ

お前の家は、人殺しだ。

真実を知っても、人は忘れていく。

25年前の夏、この町には炎が降り注いだ。百貨店受付嬢誘拐殺人事件という、身近で突然起こった全国レベルのニュースを、誰もがいつまでも終わらせたくなかった。傷ついた人をさらに傷つけてしまった土地に、事件の火の粉は、まだ残っている。夏の日、写生遠足の帰りに姿を消した少年は無事に帰ってくるのか? 25年前の事件には、「まだ明かされていない」事実が本当にあるのか?

「病気なんかで、死ねると思うな」――本文より

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Posted by ブクログ

ネタバレ

大きな事件、噂、軽薄な娯楽、憎しみ…。
いろんなことが絡んで、読んでいて辛くなるところも沢山あった。

まず手が止まりそうになってしまったのは、美冬についての記事。そして、恋人からの取材依頼。
私は同じ職業だからか、美冬に感情移入してしまうことが多かった。自分の教え子が行方不明になるなんて、どんなに辛くてどんなに心配か想像の域をこえるこの感情は、やはりこの立場の人じゃないとわからないと思う。それに加えて自分を責める世の中の声。
この場面が1番辛かった。

夏になったら思い出す。と言うより、夏になったらこの話を思い出したい。何を言うかより、何を言わないかが大切だと肝に銘じて生きていきたい。

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2026年10月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

上巻で出て来た3つの事件が繋がり、謎が解ける内容だった。
今まで、他の小説を読んでいて、ちょっと流れが無理やりすぎないか?と思うことがあったが、この作品はそれを感じさせず、気持ちよく読めた。
上巻がハラハラさせられたが、下巻はそれらが良い方向でまとまったように感じ、読み終えた後、良かった。と安心できた。
読み返すとしたら、本間先生の心情に着目して読み返してみたい。

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2026年10月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

速斗と一樹もいなくなり、焦った
佐村美冬は、桜木透真に連絡をし、何か手掛かりをしらないか問い合わせる。透真は車であった事もあり、
動き出す。
一方、速斗達は、ミヤが巽の車に連れて行かれる所を目撃。そして、誤ってボールを蹴ってしまい、巽に、見つかる。急いで廃校となっていた学校へ逃げ込む。
鍵を閉める。巽はサッカーボールを使い窓を突き破る。
透真がそのサッカーボールの音を聞き、廃校になった学校へ向かう。そして、巽を追い詰める。
巽は逃走してしまうが、速斗達は、鍵のかかっている教室から音を聞こえるのが分かった。そして、その僅かな声で光汰朗という事が分かり、透真達の力を借り、光汰朗を、救出する事ができた。
暫くして、巽は逮捕。事件解決と思われたが、光汰朗から、誘拐したのは、巽ではなく、本間先生だという。本間先生は美術の非常勤の先生で、美冬も信頼していた先生だ。本間も姿をくらましていたが、
新沼忠治が紗英が発見された笠蔵ダムがある笠山で本間を発見した。本間は逃げたが、大声で声をかけた。
「孫を殺さないでくれて、ありがとう!」
自首をする事になる。
本間が捕まり、誘拐の原因が明らかになる。
当時、田村晋也くん(10)が分からなくなった。
そこに、新沼紗英の誘拐事件が起き、殺害された。
新沼紗英の身も蓋も無い噂話や、当日たまたま父親の

車にのり出勤したり、事件後、すぐに紗英の車を廃車にし、父親はグレードの高い車にたまたま乗り換えた。それが、田村晋也君を轢き逃げし、親子共々で隠したのではないか と噂をよんだ。
噂を鵜呑みにした、本間の動機がそれだった。
当時の報道にも問題があったと思われた。
そして、さらに事件は明らかになっていく。
久我隆太が田村晋也くんを轢き逃げしたというのだ。
ただの注目されたいだけの妄言かと思っが、果樹園の中に1本だけたる楡(ニレ)の木の麓にランドセルを隠したと証言したのだ。透真達は、状況を写真や動画に収めつつ、ランドセルを掘り出した。
事件の全貌が見え、久我亮太の犯行が明らとなった。
久我は金銭に困っており、借金の返済に行くところで田村晋也くんを引いた。そして、車に連れていった。
折角だから、誘拐した事にして、身代金を奪おうと思った。しかし、名前も学校も分からない。
そこで、百貨店の受付嬢、新沼紗英を誘拐する事にした。
いかにも粗忽な久我だった。
紗英の腹を殴り、竦(すく)ませていたが、この時まだ晋也くんはまだら生きていた。
紗英は
「この子どうしたの、助けてあげて!」と叫んだ。
結果的に、紗英は絞殺。晋也くんは衰弱死。
新沼忠治達は、紗英の最後の言葉を聞く事ができた。
本間先生の誘拐理由は、噂話を信じ、少しでも晋也くんが救われるように という事だった。
報道内容、噂話の身勝手さ、人の感情移入
色んな事を考えされる作品だった。


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2026年10月05日

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ネタバレ

25年前の事件とどう絡まっていくのか、面白い!と思いながらずっと読めた。読みながら、え〜!と思わず言ってしまうような驚きの展開もあり、とにかくストーリーがしっかりしてて圧巻の読み応え!上下巻合わせて900ページ近くあっても、どんどん読めた。最後のそれぞれのキャラクターを丁寧に閉じる所も辻村先生の丁寧さがわかったが、ちょっとそこでペースダウン笑

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2026年10月04日

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ネタバレ

後半はかなり濃厚でした。25年前の二つの事件が一つにつながり、また光汰郎くんを誘拐したのがまさかのまさかに読んでる手が止まりませんでした。良かったでは済まされないけど良かった。さすが辻村先生、最高でした!

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2026年10月03日

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ネタバレ

上巻は読むのが辛かったが
下巻は辛いながらも

犯人達の人格を疑いながらも

大事な人が
失われずにいて良かった。

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2026年10月03日

ネタバレ 購入済み

現代の誘拐事件は過去の事件とそれに関わる噂にとらわれたひとによる犯行だった。子どもが危険な目に遭い、それによって傷つけられたひとも多くいるが、その犯罪行為によって過去の真実を知る人がそれを明かすことを選んだ。田舎の噂が都会には届いていないというのも、スノードームのように隔てられた世界が想起された。

#ドキドキハラハラ #感動する #泣ける

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2026年09月04日

匿名

ネタバレ 購入済み

面白いです。
でも、タフでしんどい話なので心身のパワーを削られまくって、クライマックスで一度数日リタイアしました。頑張って最後まで読みましたが。


ー 殺さないでくれてありがとう!

何という言葉だろうと思う。 
この言葉が焼き付いてしまう私もまた、喪失を知っていると言うことなんだな。


このしんどい話の中で、
光汰朗君、速斗君、一樹君が出てくる場面が救いでした。

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2026年06月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

忠治が印象的だった。沢山の苦しい経験と葛藤を抱えながらも、人を赦し、声をかける、その人柄に上巻からずっと引き込まれ続け、読後にいちばん心に残ったのは遂には忠治だった。

噂の危うさも下巻にかけてより顕著になっていった。噂をつくる・流す人の悪気がないことの怖さ、人の数だけネットでどこまでも増幅していく怖さ、罪を犯す引き金にまでなる怖さ、あらゆる怖さが凝縮されていた。

そんな中でも負けない、忠治一家の温かさ、主人公と記者の真摯さ、子供たちの友情が、尊くて、その強さが読んでいる側にとってもずっと支えだった。

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2026年10月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

あの人ってああらしいよ、あんなふうに言うってことはこんな人なんじゃない?

学校でも、会社でも、いろんな人間関係のなかで当たり前のように聞いたり言ったりしてきた噂。

ただの興味本位で、まるでドラマの考察くらいの気持ちで勝手な憶測をして、それを誰かに話して…

噂なんだけど、確かではないんだけど、なんて前置きをして私が悪いわけじゃないみたいな予防線をはって話したことある。

そして、その内容は思い出せない。

無責任な噂が、どれだけの人を巻き込み、傷つき、
さらなる不幸を呼ぶ…

これは考えすぎ、現実にはないでしょう、
とは、言い切れない。

犯人として現れる人たちが、一般的な父親だったりするから、またリアル。

田舎育ちの私にはぞっとするような物語でした。

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2026年10月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

少し、、、期待しすぎていたかもしれない。様々な事件の真相が明かされていくものの、正直期待していたような心踊るような嬉しい裏切りがあまりなかった。
それでも燃えた炎は綺麗に収束して最後は雪が降って終わる綺麗な終わり方だったと思う。

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2026年10月09日

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