あらすじ
お前の家は、人殺しだ。
真実を知っても、人は忘れていく。
25年前の夏、この町には炎が降り注いだ。百貨店受付嬢誘拐殺人事件という、身近で突然起こった全国レベルのニュースを、誰もがいつまでも終わらせたくなかった。傷ついた人をさらに傷つけてしまった土地に、事件の火の粉は、まだ残っている。夏の日、写生遠足の帰りに姿を消した少年は無事に帰ってくるのか? 25年前の事件には、「まだ明かされていない」事実が本当にあるのか?
「病気なんかで、死ねると思うな」――本文より
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Posted by ブクログ
寝食を忘れて本を読む、ということをはじめて体験した。
読みやすい文章でありながら、人間の深いところに迫った内容で、泣きながら読み、怒りに震えながら読み、苦しくて胸を押さえながら、己の言動を顧みながら読んだ。
本格ミステリー、社会派小説、人間ドラマの全てが揃った傑作。
いつの時代にも、その時、読まれるべき本というのがきっとある。
これが、その本だと思う。
噂で燃え盛った世間を表すファイアドーム
真相が明らかになる場面で、正しさや真実の世界を表すスノードーム
そして、最後の未来への希望が見える光のドーム…
素晴らしいラストに救われる思いだった。
Posted by ブクログ
奥野小学校、という廃校になった小学校でタツミは個別授業をしていた。タツミに見つかった速斗と一樹は校舎に逃げ込む。校舎内で監禁された光汰郎を発見する!(辻村深月と言ったら校舎…)
駆けつけた透真がタツミを追い払い、光汰郎は救助される。
透真の25周年記事が載る。根も葉もない噂について。
タツミは児童虐待は黙秘し、監禁は否認している。簡易トイレの銘柄も、タツミの家から押収されたものとは異なった。
光汰郎は監禁したのは美冬の師である引退図工教師の本間先生が犯人と言う。轢き逃げされた田村晋也くんの担任だった本間は、25年前の轢き逃げの犯人は、誘拐で殺された光汰郎の叔母だと信じていた。本間は逃亡していたが近所の山で光汰郎の祖父に見つかり自首。
25年前の犯人の久我は、まだ話していない真実があると言い、久我の2人の息子が被害者家族に会う。
そこで、轢き逃げ犯も久我だったと久我の言を伝える。
久我の証言は、晋也を轢いた後、毛布に包んで廃業寸前の自身の印刷所に放置して死んだと思った。翌日、紗英を誘拐して印刷所に置くと、なんと生きてた晋也を紗英が励ましていた。そこに久我が現れると、この子を助けて!と大声で叫んだので首を絞めて殺害しダムに沈める。子供は自分の子供と年齢が近く殺せなかったが戻ったら死んでたので、轢いた場所に捨てた。
秘密の暴露として晋也のランドセルを埋めた場所を言った。