【感想・ネタバレ】人文知は武器になるのレビュー

あらすじ

世界のビジネスエリートはなぜ歴史を学ぶのか?

「意思決定の質」が変わる
人類社会の「傾向」を知ろう
日本の強みはセンスにあり

ベストセラー『人生の経営戦略』などの著者と「歴史を面白く学ぶコテンラジオ」MCの初対談

人文知は、思考や判断、行動を変える。

●失敗するリーダーや組織には共通点がある
●世界のスター経営者は人文科学系の出身
●「アメリカ一強」から「権力が分散する時代」へ
●組織や文明が滅ぶ一番の理由は「内部分裂」
●「まだ大丈夫」という瞬間は、すでに危機
●ナンバー1がナンバー2の戦略をマネたら負ける
●伸びている会社の特徴は「おせっかい」
●変化を無視した成功体験の再現は失敗する
●日本は「長中期的な合理性」に対するセンスがいい
●人類は「儀式」をしなければ合意形成できない

AIの進歩などによって「常識」や「正解」が激変し、ビジネスの世界でもパラダイム・シフトが起きつつある。
そんな不確実な時代を生き抜くビジネスパーソンには「人文科学」の知見が必要なのだ。
これからの世界と日本を考えるための必読書。

【目次】

はじめに 山口周

第1章 ビジネスパーソンに人文知は必須である
1:失敗するリーダーと組織の共通点
2:時間軸を長く、空間軸を広くとる
3:世界は「アメリカ一強」から「権力が分散する時代」へ
4:人類社会には「傾向」がある
5:世界のスター経営者は人文知を学んでいる
6:変化が激しい時代は対話力を高めよう
7:「常識」が一生の間に何度も変わる
8:ビジネスでパラダイム・シフトが起こる

第2章 すべての出来事は過去に起きている
9:人間は基本的に変わらない
10:タイミングを読む力タイミングを読むにも現状理解
11:過ちを繰り返さないために
12:21世紀的な企業のあり方

第3章 歴史はどう動くのか
13:技術革新が社会を変える
14:規範は時代で変化する
15:勝者になれる人の条件

第4章 歴史を武器にする独学の技法
16:まず「問い」を立てる
17:学びに近道はない
18:全体感をつかみながら知識を深める
19:ビジネスのアナロジーで考えない

第5章 これからの世界
20:ナンバー1がナンバー2の戦略をマネたら負ける
21:組織は内部分裂で壊れる
22:欧米は「理性を駆動させれば真理に到達する」と信じている

第6章 日本の未来
23:「空気を読む」スキルは世界で活かせる
24:「魔改造」が日本の伝統
25:ダブルスタンダードに耐え続けているのは日本だけ
26:「封建資本主義」が世界のモデルに
27:人類は「儀式」をしなければ合意形成できない
28:数字ですべては測れない
29:日本の強みはセンスにあり
30:確変する世界で求められるエリート像

おわりに 深井龍之介

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Posted by ブクログ

40代を迎え、なんとなく興味を持った「歴史」。その歴史の面白さ、スリリングな物語性、そして現代に生きる自分に言葉に尽くせない示唆をくれたのが「COTEN RADIO」だった。
人文知が武器になるというのは、深井氏のYouTubeでの対談やコテンラジオから理解したつもりではあった。しかし、この山口周氏の対談でさらに深く人文知について知ることができるなら、さらにいうなら深井氏自身が宣伝(普段宣伝をしない方と認識していたので)していたことから本書を購入。結果、人文知の価値だけではなく、これからのビジネスパーソンの「武器」について学ぶことができた。
とはいえ、自分自身ハイコンテクストが苦手であり、日本人ならではの部分=言わずもがな、の部分でのすれ違いって多いんじゃない?と思ってしまった。言語化しようよ、て思うこと多々あるし。その反面、まさに言語化していない部分のコミュニケーションって無自覚であり、無意識なんだと問い直すことができた。
それをもっと「生かす」ということ。いうなれば、自分たちの武器を生かすということが大切であり、それを知るにはやはりじっくりとリベラルアーツを学ぶことが肝要なのだろう。自分を知るには縦軸と横軸を知らないといけない。
今後もコテンラジオを楽しみに、人文知を深めていきたい。

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2026年05月10日

Posted by ブクログ

普段気になっているお二人の対談本ということで、発売まもなく読んでしまった。
私たちは理性的な生き物だと思い込んでるけど、実は結構クセのある生き物だと日頃から感じること有る。
だからこそ、古来からの書物や歴史を学ぶことが必要なんだろうな。クセを理解する。
ジクソーパズルのようと語られているのは、確かにそう。明日すぐに役立つことはないけども、学び続けていくと思いがけないところが繋がったり、同じものを見ていても風景が変わって見えたりしてくるのは面白いな。

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2026年05月10日

匿名

購入済み

この時代に大切な本

深井龍之介さんがCotenラジオで繰り返し発信されていたことを、山口周さんとの対談で明解にわかりやすい事例を挙げながら紹介されていました。
時代が急激に変化している今だからこそ必要な認識。

#深い #タメになる

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2026年05月07日

Posted by ブクログ

新たな事業やビジネスに投融資していくうえで、事業会社・経営者だけでなく、投資家や金融機関の定性視点とスピリッツが大事。
関係者の一判断軸として、人文知の理解はAI活用するうえでの問題立案力において、ますます求められてくる。

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2026年05月06日

Posted by ブクログ

AIにより正解を出すスキルがコモディティ化
優秀さは情報処理能力だった
これからは優秀さの定義が置き換わる

AIは問いを代替しない

複数の視点を獲得すること、それが人文知

アノミー
社会規範が崩壊して、何に従って行動すべきか分からなくなる状態

フロンティアがなくなると奪い合いの時代になる

AIによって正解を出す力があがったあとのボトルネックは
面白い問いを立てる能力
出した解を実行する能力

伸びてる会社はおせっかい

日本ほどダブルスタンダードに耐えてる国はない
夏目漱石や三島由紀夫などの文化人はそれに苦しんだ

デュアルスタンダード
松岡正剛

ホモサピエンスは合意形成に儀式が必要

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2026年05月06日

Posted by ブクログ

哲学や歴史、文学といった人文知は資本主義におけるビジネス至上主義の流れの中で(特に日本では)軽んじられてきた。
それでも、「正解を導き出すこと」から「よい問いをたてること」や「正解を愚直に行動に移すこと」が人間に求められるようになった今、人文知を身に付ける必要性は高まっている。

印象的な箇所を抜粋
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人文科学を「教養」や「嗜み」と呼ぶよりも、むしろOS(オペレーティング・システム)だと考えています。どんなアプリケーション(スキル)を動かすか以前に、どのOSで世界を見ているかが、意思決定の質を決めてしまうからです。  同じデータを見ても、同じ出来事に直面しても、人によって洞察が分かれるのはなぜなのか? その差を生むのは、能力の差ではなく、「世界の切り取り方」の差です。

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「人文知」とは、哲学・歴史・文学・宗教・芸術などの学問から得られる、人間や社会を理解するための知識と思考様式の総称ですが、個人的には「自分とは何か? 世界とは何か?」を探求する過程で生まれる知、ないしは探求するのに必要な知だと考えています。そして個人的に考えている人文知は、二つの要素で成り立っています。一つ目は「人間とは何か?」「社会とは何か?」ということをそもそもの前提を疑いながら考える。そして二つ目は、「無知の知」の「態度」です。ソクラテスの言った「無知の知」に結構集約されるかなと思うんですが、自分が愚かであり何も分かっていないことを自覚し続けて、認知をアップデートし続ける。この態度がなければ、人文的にはなれないと思っています。

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歴史を学ぶことは、「自分たちとは違う見方で世界を見ている人たちがいるんだ」ということを知る、つまり多様性の本質を理解することにつながりますよね。儒教の考え方にしたって、キリスト教とはまったく違いますからね。

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マスメディアはかつて社会の倫理を束ねる機能を果たしていたわけですが、その機能自体が退行しつつあります。人々はもはや共通の情報源を持たず、SNSのアルゴリズムによって、自分に近い意見しか目に入らなくなったことで、自分の倫理観こそが多数派だと錯覚しやすくなっている。

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 偏差値に偏重した教育のあり方については、1987年の中曽根内閣時の臨時教育審議会答申ですでに問題として指摘されています。しかし、その後も状況は大きく変わらないのはなぜか。問題の真因が教育の内部ではなく、出口の外側、すなわち企業の採用慣行にあるからです。企業は「与えられた問題に正解を出す能力」を測るためのコストをできるだけ外部化し、その負担を教育システム、つまり社会に払わせたい。その結果として、偏差値という単一指標が温存され続けているのです。

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正解を出す能力が上がったいま、ボトルネックとなっているのは、次の二つの能力です。 「おもしろい問いを立てる」能力 「出した解を実行する」能力  しかし、みんな意識せずに、相変わらず正解を出せる人を求めています。

⭐︎社会にとって希少なものが何か、で勝利の方程式が決まる。
狩猟採集社会ではタンパク質が希少だったので狩猟技術が高い人が求められた。
20世紀は問題が多く、正解が希少だったから正解を導ける人が求められた。
今はAI普及で正解が溢れているので「問いを立てられる人」が求められる。
⭐︎技術革新により希少なものが変わる。

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歴史観の御三家。
ヘーゲルの「弁証法的発展」
ニーチェの「永劫回帰」
シュペングラーの「栄枯盛衰のライフサイクル」
ここはもっと深く理解したい。

技術革新により生活スタイルが変化することで社会規範も変わる。
例えば産業革命で多くの人間が工場で働くようになり、家庭と職場が切り離されたことで「男は外で仕事」「女は内で育児、家事」という役割規範が生まれた。そこから「母親が献身的に子どもを育てることが正しい」という社会規範がインストール。

家族は人類が生き延びるための仕組み。現代、未婚や子を持たない夫婦が増えてきているのは「若者の意識が変わったから」ではなく、現代を成り立たせている技術が以前とは変わり、そのための生存戦略として「家族」が不要になっており、後から社会通念が変わってきたということ。(農業や工業が主要な技術であれば「家族」は今でももっと求められていたはず)

パラシュートの発明が航空機の開発を飛躍的に進めた。技術革新にはリスクをとる必要があるが、航空機のリスクはパイロットの命に関わる。パラシュートにより万が一の時は逃げることができるようになり、リスクをとった開発や検証、テストが可能に。「いざとなったら逃げられる」は大胆な挑戦につながる。

旧約聖書の創世記にある記述「私たちに似せて人を作ろう」と神が言ったという部分。キリスト教は一神教なので「たち」はおかしい。このツッコミどころを掘っていくという知的探究。

上原専禄「解るということは、それによって自分が変わるということ」。今までとは違う景色が見える、違う視座が持てる。ただ「知る」こと以上に、人格に関わること。

日本人が高いスキルを持っていること。「嫌いだけど一緒にいなくてはいけない人と一緒にいる」こと。島国であることが関係している。「空気を読む」「察する」というスキルを、メタ認知してデュアルスタンダードとして使いこなすと良い。

政治学者の丸山眞男いわく、日本人はたえず外を向いてきょろきょろしている。漢字を「真名」、大和言葉は「仮名」で書いたように、優れた文化は外にあり、自分たちの内側にあるものは劣っているという意識がある。

仏教思想だと「確固たる自己」はない。自分と世界という二項対立ではなく諸行無常で揺れ動く中で、自分と世界との関係性の中に真理を見る。
「確固たる自己」があるとする近代西洋哲学の思想観とは異なる。

昔中国では亀の甲羅を焼いて未来を予測していた。思い通りの結果が出るまで焼き直したり。現代では意思決定の材料が数値になっただけで、選びたい選択肢に有利な数値が出るまでやり直すのは同じ。茶番であるが、儀式がないと決定できないのが人間。

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2026年05月04日

Posted by ブクログ

大好きな2人の対談本。
山口周さんが半年以上前に、「今、深井龍之介さんとの本を手掛けてる」と言ってた時から待ってました。

歴史に詳しい2人だからこそ、しかも学校で習うような暗記系の歴史ではない歴史の学びを深めていた2人だからこそ内容が示唆深い。

人文知、リベラルアーツこそ今の社会人に必要な知恵だと。

働いていると目の前の課題解決に捉われてしまって中々大きな視座で物事を考えられない、そう感じていましたが、1つの解かもしれないと感じました。

じゃあ、私は明日から何を学ぼう?
じゃあ、子どもたちには何を学ばせよう?
世界は学ぶもので溢れてるんじゃないか。

そんな風に日常の見え方がわくわくする見え方に変わった1冊。
ぜひこの感覚を味わって欲しい。

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2026年05月03日

Posted by ブクログ

戦争や環境問題が発生し、AIが様々なものを変えていく時代だけど、人間の本質は大きく変わっていない。
だからこそ、これまでの人間が考えてきたこと(哲学)、やってきたこと(歴史)を知っておくことはかなり大切なはず。

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2026年05月02日

Posted by ブクログ

人工知能が急速に発達し、予測がより一層難しくなっている世の中で、どんな力が必要なのか、何を学ぶべきなのかよくわかる一冊。
メタ認知はより広く深くする必要があり、人や社会、歴史の解像度を上げるためにもっと本を読んだり勉強しようと思った。
歴史の勉強も記号的に覚えるものだったが、物語として学び、それを未来予測や実生活に活かそうと思いながら触れたら面白くなるんだと勉強させてもらった。

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2026年05月01日

Posted by ブクログ

最近哲学史と世界史を勉強していたので目に留まり購入。
対話形式で、著者2人のやりとりから単純に知識も増えるし、知っていることの別の考え方も知れた。
志が高い気分にもなった。「自分は周りの人5人の平均」と聞いたことがあるが、著者が一時的に5人に加わってくれたような感覚だ。知識人は常駐して欲しいので彼らの知を感じられる本は定期的に読みたい。

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2026年05月01日

Posted by ブクログ

矛盾を内包した二項を抱えたまま受け入れることができる。正解を説明はできないが感じることができる。この辺が日本を俯瞰した時の国民性で、それを理解するには他国性を知らざるを得ない。自分を知るためには「他者ではない」ことを活用する必要がある。
そんな感想が出てきました。一個人というよりは国家間の話だが、日本人を俯瞰することは自分を知ることにもつながると思う。CotenRadioで言っていたことを一旦まとめた感じの一冊。

自分は何をしたいのかを考え続け、正解はないからわからないけど意志を持って決断する。その繰り返しだと思いました

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2026年04月29日

Posted by ブクログ

生成AIの台頭や周りの環境の変化により、今までの「正しさ」の価値が急速に失われていく中で、今後の行動の拠り所を何に置けばよいのか?

この本ではその答えを、人文知、すなわちリベラルアーツにあると説きます。

読み進めていく中で、断片化されている知識が頭の中で急速につながっていく感覚を覚えました。

特に気に入っているのは以下の考え方です。ビジネスや生き方を考えるときのために、頭に入れておこうかと思います。

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・統計データが説明力を持つぐらいに揃っているということは、世の中にもかなり広まっている段階なので、先手を打つことはできない。現状理解を深めることと、やるしかないという意思を大切にすることのハイブリッドが大事。

・私たちが当たり前だと思っている規範の多くは、ある特定の生産体制の下で都合よく形成されたものにすぎない。社会の技術や生産のあり方が変われば、規範もそれに合わせて変わる。

・いざとなったら逃げられると思うことができると大胆な挑戦ができる

・分かるということは、それによって自分が変わるということ。

・欧米人はロジックだけで動いていて、ロジックでできること、説明可能性と再現性があることしかできない。日本人は欧米であれば議論が対立して歩み寄れないようなことでも、先に進めてしまうことができる。対立を超えて本質的な決定を下す力を日本人は持っている。

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2026年04月26日

Posted by ブクログ

深井さんの想いと意志が込められた一冊。方々で宣伝してる意味が分かる。
コテンラジオやまぼろし会議など、深井さんのコンテンツや話を聞いているとなお分かるし、体系的に本という形でまとめてくれているのがとてもありがたい。

「嫌いな人とも一緒にいれる」「デュアルスタンダード」「曖昧な日本語」それらを身体知で、センスで乗りこなす地球上稀有な日本人。自分で自分を褒めるような形でもあるが、周囲の国はそのようなセンスではないから「分からない」。これは歴史を学び、メタ認知できるがゆえの視点だと思う。

そして、現代。テクノロジー、AIの勃興による変化の時代。ほぼ全てを任せられるようになった世の中で、人間は「創造」と「判断、選択」を担う。
その時、その「判断」が悪質なものなら?一歩で世界を滅ぼせられる人が、思いやりもなく選択したら?
分からないなりにも分かろうとして判断するための「人文知」。歴史や人類や生態や哲学や、文学的な文系的な視点、数値ではない観点からの判断が必要とされる時代なのだと感じた。

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2026年04月26日

Posted by ブクログ

心理士として仕事の中でも人文知の重要性を実感する身としては非常に興味深い内容でした。今後生成AIとの関係性含め世界が短期間に大きく変わっていく中、目先のことではなく本質を考え矛盾する概念を抱えてバランスを取り続けられる力がビジネスだけでなく個人の幸福を考える上でもさらに重要になると感じている。

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2026年04月25日

Posted by ブクログ

人文知が何故必要なのかを、対話形式でわかりやすく説明してくれる本です。筆者の経験や知識をもとに具体的に語られる内容は読みやすかったです。
日本の強みとは、そもそも日本、自分の位置付けはどこにあるのか?この本で語られるメタ認知について理解を深めたくなる一冊でした。

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2026年05月09日

Posted by ブクログ

世界や外国の方の思考を理解するためにキリスト教やイスラム教を学ぶという視点は腑に落ちた。それで言うと、日本人的思考を理解するために、再度日本人とは?を学ぶ必要性も感じた。日本は理性と直感を上手く扱える人種という記載から、公共性の高いビジネスモデルは他の諸外国よりも通用しやすいのか?が今後の疑問であり学ぶところ。

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2026年05月04日

Posted by ブクログ

「役に立たない」と切り捨てられがちな歴史や哲学などの「人文知」。しかし、本書はそれこそが変化の早い現代に武器になると説きます。知的フロントランナーである山口周氏と、歴史の面白さを広める深井龍之介氏。この両名による対談は、単なる知識の羅列ではなく、混迷する「いま」をどう解釈し、どう歩むべきかという「知の作法」を提示してくれます。新書らしくそれほど深い内容ではありませんが、リベラルアーツへの誘いの書としてとても良い本だと思います。

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2026年05月04日

Posted by ブクログ

GWはSNSやめて読書!

という意気込みで予約購入。
とても読みやすいわりに、示唆に富み富みだった。

歴史や文化、宗教への理解が武器になる。
国際情勢の理解にもビジネスシーンでの意思決定にも役立ちそう。そして何よりも日々の暮らしが豊かになりそう。角川まんが学習シリーズ「世界の歴史」(全20巻)をメルカリでブックマークした。

最も印象に残ったのは「規範は時代で変化する」という話題。社会の規範は技術革新によって変わり、特に日本では確かにそれが顕著だ。「構造的なタイムラグ」と指摘された、新たな技術やビジネスモデルの登場に法律や倫理が追いつかない、という状況。

女性の働き方の変化、LUUPの登場、若年層のショート動画中毒問題、AI活用のモラル。そしてこの後はスマートグラスといったところだろうか。

社会を見つめる視点が少し豊かになる一冊だった。

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2026年05月02日

Posted by ブクログ

今の自分には消化し切れない、難しい...
AIが早く安く正解を出す世の中で、人間はどうやって価値を見出すか。
その中で海外の一流大学は歴史や哲学の教育に力を入れています。それがこれからの時代に活きてくるから。
山口さん頭良すぎる...

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2026年05月01日

Posted by ブクログ

コテンラジオリスナーとして拝読しました。
コテンラジオと出会い、人文知という概念を知り、かれこれ数年間人文知の勉強をしています。
勉強を始めてから、世界の見方が大きく変わった実感もあります。
うまく表現することはできないですが、何かを考えるときに2.3層深く潜れるようになった気がします。
そして、個人的には、この先に何があるかに興味があります。
というのも、人文知の勉強をしてから、それが実利に繋がった感覚はないからです。
このまま実利と接続できないのか、どこかのタイミングで接続するのか、楽しみです。
ただ、これだけは伝えておきたいことは、人文知の勉強をしたことで、世界がめちゃくちゃおもしろく見えるようになりました。
これだけでも収穫ですね。

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2026年04月27日

Posted by ブクログ

普段はビジネス書っぽいものは読まないのだが、COTEN RADIOリスナーとして読まなければと思い購読。
めちゃくちゃ読み易かったし、「数字」の特徴は抽象性にある。という話は頭をぶっ叩かれるような衝撃だったなぁ。
深井さんがいつも言っていることだけど、当たり前に変わらないと思ってる概念・倫理観・生活様式が単なるトレンドやバイアスでしかないという事実を知るためにも、人文知を学ぶ必要がある。と強く認識した。

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2026年04月26日

Posted by ブクログ

深井さんの番組を追っている身としては、とても新しい発見などはなかったが分かりやすく人文知が現在必要な理由が整理されていてよかった。
日本はダブルスタンダードではなくデュアルスタンダードという話が面白かった。

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2026年04月23日

Posted by ブクログ

歴史から学ぶことは重要という本です。
COTENラジオのパーソナリティーの深井龍之介さんが山口周さんと対談した本。
是非COTENラジオを聞いて歴史から学ぶことをおすすめします。

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2026年05月07日

Posted by ブクログ

対話形式で読みやすい一冊でしたが、内容は深く、私には少し難しく感じる部分もありました。
それでも、「なぜ今、人文知が必要なのか」はとてもよく理解できました。
ただ知識を増やすだけでなく、「問い」を持ちながら歴史や物事を見ることが大切なのだと感じます。
まずは、自分なりの問いを立てながら、歴史の本を読んでいきたいと思いました。

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2026年05月06日

Posted by ブクログ

人文知とは、哲学・歴史・文学・宗教・芸術などお学問から得られる知識と思考様式の総称である。人文知は、世界の切り取り方、つまり解釈の幅を広げるために必要。人はなぜ、そのように感じ、行動するのかを描く想像力を与えてくれる。AIにより正解が導き出され、政治によって簡単に正解の判断が揺らぐ時代に必要不可欠。面白い問いを立てる能力も、現在地を把握しつつ実行していくことも人文知が役立つ。

リーダーには、古今東西、時代を通じて成功する共通項があり、「それは正確な現状認識」ができているという点である。外部環境の変化を見抜いたり、内部のステークホルダーの感情を理解したり、組織メンバーの戦略への理解度などの現状認識を把握できるのは、人文知の結集である。

自分が愚かであり、何もわかっていないことを自覚し続けて、認知をアップデートし続ける。この態度がなければ人文的にはなれない。そして、それに必要なのは元ライフネットの出口さんのいうように人・本・旅がそれを磨く。山口氏によれば、本を読むだけでも充分である。

自分の人生経験以外から考えられる思考の幅を持つことで、空間軸を広くとったり、時間軸を長くとったりできるようになる。例えば時間軸を長く取ればアメリカが覇権国であるのは、歴史上のある瞬間たまたま起こっていることだと理解できる。人間には直近の出来事や情報に影響されて、評価が歪む「直近評価バイアス」がある。

人文知を自分の人生に活かすのために必要なのは、認めたくない意見や考えに対して、どれだけ自分を開かれた状態にして、新しい発見を取り込んでいけるか。

これからの企業価値は、「こういう活動をしていることを我々はこのように解釈して、こういうふうに意義付けしています、」と説明できるかどうかに寄る。それは3年~5年のような時間軸ではなく50年~100年軸で考えることで、構想が大きくなり、採用を促進し、価値を高める。

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2026年05月04日

Posted by ブクログ

深い内容ですが、決して重くない本なので、多くの人におすすめできます。

個人的には世界情勢に関して知らないことが多すぎるので、今後の世界のパワーバランスがどのように変化していくのか、という部分が参考になりました。

他の本も読んで、他国のことを知っていきたいです。

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2026年05月03日

Posted by ブクログ

AIが台頭する社会にあって、既存の職業が淘汰される可能性がある、と聞く。
そんな中で、身につけておくべき力として、「情報」が挙げられている。
AIを含めて、使い方を知る側にいなければならない、ということだろうか。

個人的には、プログラミングというものこそ、AIの十八番なんじゃないかな……と思いつつ

一方で、文学というものは大学でも高校でも、はっきりと「不要」なものとして扱われている。

この本を読んで、本当に「人文知」に未来はあるのだろうか、そう信じていいのだろうか、と思う。
それでも、どこかで、人のこれまでの姿から見えるものが、あるような気もしている。

本や読書そのものが衰退している。
その中で、紙が電子書籍に代わって遺っていくとしたら、誰によって何が選ばれるのだろうと思う。

失ってからでは取り戻せないものがある。

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2026年05月02日

Posted by ブクログ

コテンラジオから知って読んだ。コテンラジオ番外編で聴いていた、深井さんの考えをまとめて読める。予習無しだともしかしたら難しいかも。

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2026年04月26日

Posted by ブクログ

面白くは読めたが、両者が語り合うことで生まれる新しいわくわくした知的興奮は特になく、まあそうですよね、という感じで読み終わった。
それぞれのファンが新しく深井さんを知る、山口さんを知る、という意味では、顧客層が広がりよいですねという印象。

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2026年04月22日

Posted by ブクログ

近年、独立研究者やパブリックスピーカーとしても活躍する山口周さんと、COTENRADIOで有名な深井龍之介さんの対談を書籍にしたものだが、二人が長年提唱し続けてきた人文知の重要性を改めて語る内容になっている。なかでも歴史を学ぶことに重きを置き、今回は論じられていく。
日本のビジネスマンも何を学び続けるか、どう考えればいいかの指針にもなった。
何にしても、一生学び続ける覚悟が必要で、本書には触れられてないが、山口周さんの提唱する高原社会(もう言ってないか??)は来そうにないかもしれない。

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2026年04月21日

Posted by ブクログ

尊敬する山口周×深井龍之介という最強の本が出るとのことで、ワクワク200%で読んでみたが、これまで両者がそれぞれ主張してきたことが、対談形式でそのまま、すごく深まりがあるわなく説明されていき、気づいたら終わってしまった、という印象。
もちろん、それだけでも十分面白いし、複雑な現代だからこそ、歴史から人類や社会を学び活かすという人文知の重要性は認識できたが、期待が大きくなりすぎたかもしれない。飛行機の開発の進展にはパラシュートが大きく寄与した、という話は面白かった。

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2026年04月20日

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