あらすじ
我が道を突き進む成瀬あかりの人生は、今日も誰かと交差する。お笑いコンビ「ゼゼカラ」ファンの小学生、娘の大学受験を見守る父、バイト先に現れたクレーマー、観光大使になるべくして生まれた女子大生。個性豊かな面々が新たな成瀬あかり史に名を刻むなか、幼馴染の島崎が故郷に帰ると、成瀬が書き置きを残して失踪しており……。最高の主人公が再び登場する2024年本屋大賞受賞作続編!【解説・駒場孝(ミルクボーイ)】
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Posted by ブクログ
平和堂のイメージがよかった
かおに塗りたくるくらい消毒液出るなーって思った
どこの父親も娘が1番好きなんだよなと思い
自分の父親を投影した
クレマさんめっちゃ胸くそだったけど
そんな人にも話しかける成瀬すごいわ〜
と,思いつつウチも話しかけてるか。と思った
妹と成瀬は同級生なことを発見して嬉しかった
Posted by ブクログ
「ときめきっ子タイム」「成瀬慶彦の憂鬱」「やめたいクレーマー」「コンビーフはうまい」「探さないでください」5作収録の短編集。2024年本屋大賞受賞作の待望の続編。
やっぱり面白い!
前作同様、成瀬というキャラクター自体が素晴らしい。真面目とは、面白みがないという意味でも使われるが、度を過ぎた真面目は超面白い。無表情で行き過ぎた正論をすっと渡してくる成瀬の台詞がいちいち笑える。含みがないのが何故か分かるので、普通なら少々攻撃的に聞こえる言葉もすとんと心に落ちてくる。不思議だなあ。どうしてこんなに魅力的な人物が描けるのか。読めば読むほど成瀬のファンになっちゃう。
「成瀬慶彦の憂鬱」が良かった。
初登場、成瀬のお父さんのお話である。どうして成瀬が生まれたのか分からないくらい子煩悩の普通のお父さんである。親の心配をよそに、道なき道を涼しい顔で進んでいく成瀬に振り回されている哀れな父。その対比が面白くて、印象に残っている。
いつも見られない成瀬の素顔が見られると思いきや、京都大学の受験の日でさえも成瀬は成瀬。本当にぶれない。娘がどんなにしっかりしていても、親はちゃんと心配するんだ。そんな心配をものともせず、娘ってずんずん遠くへ行くんだ。親の心子知らずというか、子育ての無常さみたいなものも感じてしまった。
島崎みゆきが一周回ってとても良い。
どうしても個性的な成瀬と比べて地味な印象だが、本作では女房役が板についていた。本妻感というか、安定感がすごい。ゼゼカラコンビのツーカーな感じが心地よい。普通の顔して普通じゃないのがみゆきである。成瀬に振り回されない重心低めの盤石さが、頼もしかった。篠原かれんや北川みらいなどの新キャラが多かったので、より一層そう感じたのかもしれない。
いくらでも読めそう。
一冊を通して、ずっと思っていた。軽快なテンポで進むストーリー、心地よい魅力的な台詞たち。既にもっと成瀬に会いたいと思っている。次へ次へ。前のめりに没頭できる大好きなシリーズである。
Posted by ブクログ
最初淡々としていた性格が描かれていた中、作品を通して感情や友情を得ていく感じがしてすごく人間味のある暖かい話だなと思った。その中にやっぱり成瀬らしさがあるのが読んでいて面白いと思うとこだと思う。
Posted by ブクログ
成瀬の大学受験から大学にかけてのお話。
ぜぜからに小学生のファンができて一緒にパトロールしたり、大学受験に不安でついてきた父親は受験会場で野宿をしようとしていた男子学生を連れて帰って母親に呆れられたり、3代連続で琵琶湖観光大使の女の子と一緒に活動したり、今回も成瀬節満載で面白かった。
中でも面白かったのはクレームを言わないと気が済まない主婦の話と最後の探さないでください、だ。
主婦の話は何かと目についたことをお客様の声コーナーに書いてしまい、後々気にしてしまうという困った性格な人。めんどくさいなと思うだろうが、そのお店で働く成瀬はお店側からでは気付けない視点だとその主婦に感謝しており、万引き犯を捕まえることを手伝ってもらえないか、と持ちかける。ツンデレなところもあったからか2人はなんだかんだ上手くやっていくこととなる。最後の探さないでくださいは、島崎が東京から帰ってくるのとすれ違いで成瀬が東京の紅白に出演しに行くと言うもの。父親の心配ようと周囲の成瀬だからなと言う空気感のギャップがなんとも言えずおもしろかった。島崎の成瀬の隣は私だけと言う気持ちもわかるなぁと思った。次回作も楽しみ。