あらすじ
記憶の庭に眠る真実とは……!? 友人の晴れやかな結婚式の日、シドニーの携帯電話のベルが悲劇を知らせた。 殺害されたのは、結婚を間近に控えた花婿。 彼の過去に隠されていた、砕けちった幸福と、逃避のはてに辿りついた心の避難所。 それはノブもシドニーも、犯人さえもが持つ小さな隠れ家だった。 すれ違ったそれぞれの想いは……!? どこまでもピュアなノブとシドニーの、"友情"と"純情"のNYストーリー!!
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Posted by ブクログ
再読です。
再読記録のインデックスもあるんですが、いかんせん初読の時があまりに昔で、思い出せないので(笑)
さて、4巻目の硝子の街シリーズ。
ノブが中心だった前3巻から、ちょっと拡大。
今度はシドニーサイドが絡んできますね。
二人の子供時代の遊び友達が絡んできます。
ああ、でも人種の坩堝のアメリカらしく、人種問題的な話も絡みはじめます。曽我部物産の芹沢太郎さんが初登場。彼もこの先レギュラー陣だし、とてもよい方。
しかし、なんだろうね。
苦渋を味わった人のほうが人間として器が大きくなるのは、そりゃあるんでしょう。でも、誰だって苦渋なんて味わいたくないんだけどねぇ。