【感想・ネタバレ】幻の光のレビュー

あらすじ

人は精がのうなると、死にとうなるもんじゃけ――祖母が、そして次に前夫が何故か突然、生への執着を捨てて闇の国へと去っていった悲しい記憶を胸奥に秘めたゆみ子。奥能登の板前の後妻として平穏な日々を過す成熟した女の情念の妖しさと、幸せと不幸せの狭間を生きてゆかねばならぬ人間の危うさとを描いた表題作のほか3編を収録。芥川賞受賞作「螢川」の著者会心の作品集。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

私にとって、宮本輝さんの作品は全て星5つです。特に、関西を舞台にした作品は、好きです。柔らかい関西弁、綺麗な文章。この短篇集は、いずれも死というものについて書かれていますが、読み終わると何か救いのようなものを感じることが出来ました。

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2014年06月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

短編集。表題作は映画になったらしい。
子連れで再婚し特に生活に不足はないが、不意に鉄道自殺で亡くした前夫のことや、出奔して生死不明の祖母のことが想いだされる中年女の話「幻の光」。
息子を亡くし、離婚した夫と再会した豪邸に住む女が、得体の知れない若者に一夜の宿を提供する「夜桜」など、過去に親しい人を喪失した体験を現代から照射する、しかも事件とは関わりにない第三者の介在によって、というかたちがとられている。

この著者の女性は男性に都合がいいと言えばそれまでなのだが、たくましく勤勉な人が多く好感がもてる。情緒を追うたくみな文体もよい。

ただし再読したくはない。

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2014年09月03日

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