あらすじ
老人として生まれ、若者へと時間を逆行して生きるベンジャミン・バトン。しかしその心は同世代の人間と変わらず、青春時代の苦悩や恋愛や結婚を経験し、戦争などの逆境に果敢に挑んでいく。不思議な人生を歩みつづける彼を、最後に待つものは……。(「ベンジャミン・バトン」)20世紀を代表する伝説的な作家による、ロマンあふれるファンタスティックな作品を集めた傑作選。
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Posted by ブクログ
表題作めっちゃ面白かった!
映画化してるから長い話かと思いきや、短編だったのね。話がサクサク進むので、読みやすくてうれしい!!!
ベンジャミンのお父さまが、生まれたばかりの老人ベンジャミンにガラガラを渡して「これで遊ぶべきだ」って言う場面が面白かった。うんざりしながらガラガラで遊ぶおじいちゃん。笑ってしまった。
老人として生まれ徐々に若返る……ってあらすじは知ってたけど、見た目だけかと思ってた。思考も老人→子どもになっていくのが面白い。
5歳(でも見た目も中身も老人)のときに幼稚園に通って塗り絵やら色紙やらを飽きながらやってたのに、65歳(見た目も中身も子ども)のときにまた幼稚園に行ったときは、色紙でコースターやネックレスを作るのが『この世でもっとも魅了的な遊び』と思ったところ、この対比が面白い。
映画とは設定が色々違うみたいね。小説の息子との確執が好きだったが、映画だと娘みたいだね? 比べてみるのも面白そうだ。
淡々とした文章が心地よかったな。悲劇とも喜劇とも取れる話。だからこそ『数奇な人生』という副題はぴったりだなぁと思った。