あらすじ
所詮人生は、理不尽で虚しい。いかなる人生を営もうと、その後には「死」が待っている。「どうせ死んでしまう」という絶対的な虚無を前にしながら、なぜ私たちは自ら死んではならないのか?生きることの虚しさを徹底的に見つめ、それをバネにたくましく豊かに生きる道を指南する、刮目の人生論。無気力感に苛まれる時、自分に絶望し苦悩する時の必携本。
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Posted by ブクログ
生まれてもどうせ死ぬ。
世界もいつか終わる。
周りの人もみんないつか死ぬ。
どんな哲学も、きっとこの問いにどこかでぶつかるんだと思う。
それに「神の国があるさ」「悪いことしないと地獄に堕ちちゃう!」だとか、誰も知らない部分を作り上げることでその恐怖を見ないようにしちゃったのが宗教なのかな。
著者は、題名の問いに、「どうせ死ぬなら、今死ななくてもいいじゃない」と言う。
むしろ「どうせ死ぬんだから、誰かのためではなく、自分の為にぐれながら生きればいい」と。
なかなかそれも難しいけど、そういう考え方もあるよね。うん。
そんな感じの哲学書。
やっぱり、悲しむ人がいる、というのが一番の答えなような気がする。