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Posted by ブクログ
戦争の終わりは撤退戦の始まりだった。
「紙の兵隊」と揶揄された兵站軍がしんがりを務める。
グダグダの戦争が終わったのに、もう少しで故郷に帰れたのに、死ぬのかここで~。
理不尽、やるせない、無情だ…。
それでも、生き残った人々の営みは続いて行く。
マルチナはもともと有能な上に逞ましく成長してしまったので、その後の人生も上手くやっているだろうと想像してる。
兵站は重要。
「皆殺しの螺旋人」の名を与えたくなるのは、私だけではないと思う。
よく完結できたなとも思う。戦場のリアリティは9巻のみにある。
地理的には露土戦争っぽいし、でもなぜかドイツ軍っぽい少佐もいるし、
19世紀の戦争かと思えば、戦車やジェット機が実用化されているし、
でも、共産革命は起きるし。ま、面白いんだから、いいか。