あらすじ
激しい〆切中でもやっぱり美味しいものが食べたい! 漫画家・安野モヨコが自らのどうにも止まらない「喰い意地」を描いた、初の食べ物エッセイ集。
口癖は「お腹へった」。昼ごはんを食べながら夕食のメニューを考えるほどの食いしん坊な漫画家・安野モヨコさん。激しく〆切中なのに編集者の目を盗んでディナーの予約を入れ、数々の差し入れをモグモグ。友人が遊びに来れば、冷蔵庫が空っぽになるまで料理をし、ベジタリアンの夫の好物である豆を煮る。散歩のときに何か食べたくなって鎌倉のお店を食べ歩き、おいしいものを存分に食べるため、絶食ダイエットに挑戦……。こんな、どうにも止まらない自らの「くいいじ」を描いたエッセイ集。安野流簡単レシピやお気に入りの調味料、器もちょこっと紹介します。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
活字読めるように頑張ってる中で、安野モヨコのエッセイが一番スラスラ読める気がする。
頭の中で想像しやすいから?イラストも混ざってるのでわかりやすいからかも?
ネーブルの話が個人的に本当に好きで、何度も読み返す。
Posted by ブクログ
最近読むのは食べるもの関連の本が多い。小難しい本を遠ざけてるとそうなるのか。安野さんは漫画家ですが、文章も面白い。グルメではないし、食に対するこだわりがそんなにあるようではありませんでしたが、食べることや食材を楽しんでいらっしゃる様子はよくわかります。
こういう食に関するエッセイは、大抵知らない食材が出て来ますが、これもそうでした。山くらげなんて初めて知りました。栄養価が高い乾物食材だそうで。私の食生活にレギュラー入りするかどうかわかりませんが食べてみようと思います。でもその辺の店で売ってるのかな?見た記憶がない。
いちばん面白かったのは、願望実現の本に影響されて金持ち漫画を描いて金持ちになろうとしたこと。これは実現しなかったそうだが(本当にそうか?)、食べ物に関しては実現するようになったそうだ。私も、自分にできることをして、願望実現させてみようかと安易に思ってしまった。
匿名
美味しそう
めちゃめちゃ面白い‼︎
お腹が空いてる時に読んではいけません 笑
美味しいご飯に楽しいエピソードが沢山
挿絵がまたら素敵です‼︎
見事な文章力
描写がとても丁寧で素晴らしい。
香りもしてくるかのようだし、脳内再生が半端ない。
絵がないのにリアルに確実に頭の中で絵になるから不思議。
Posted by ブクログ
食にまつわるエッセイとおいしそうなイラスト♡
漫画家って忙しい職業だと思うけど、きちんとした食事を作ってて驚いた。
安野さんに比べたら、全くの暇人である私が外食や出来合いのものばかり食べてちゃダメだよね…
作ってみたいものや食べたいものがたくさんできた!
実際にれんこんの梅和えを作ってみたけどおいしかった♪
生牡蠣派だったけど焼き牡蠣食べてみたいなぁ~。
2018.9.3再読
「美味しい物を楽しく食べられる体になりたくて断食のダイエットをし、一生食べたいが為にトレーニングをする」と読んで、なるほどと思った。
健康じゃないとおいしく食べられないもんねー。
2020.4.23再読
大好きな本のひとつ。
文章がしみじみといいんだよねぇ。
風景の味を想像して楽しむ…その表現が、さすが漫画家さん!って感じで素晴らしい。
限りある食事、ずっと美味しいものだけを食べていきたいなぁ。
Posted by ブクログ
安野モヨコは、東村アキコに比べると表現が少し文学的だな。哀愁と侘び寂びを少し感じる。あと思っていたより乙女(スイマセン、僕が知らなかっただけです)。
Posted by ブクログ
実はそこまで著作を読んだりしたことはないけど、描写がとても印象的で挿絵もとても素敵。そういう食べ方があるのか〜とかそういう食べ物があるのか〜という発見もちらほらあって面白かった。
Posted by ブクログ
各章数ページで1ページ挿絵付き
こういうタイプのエッセイって
中弛みしたり惰性読み
しちゃう時もあるけど
最後まで美味しく読めた!
挿絵がさすがの美しさで
下手な実物写真より
美味しさ感とおしゃれ感がある!
どこか手ぬぐいっぽい
表紙絵も好き!
Posted by ブクログ
大好きな漫画家安野モヨコさんのくいいじと言うタイトルのエッセイ。
食べることが大好きな私は飛びつきました。
あまりくいいじのイメージがなかった安野さんですが、体調をコントロールしながらも、、
食べ物のことをずっと考えてしまうと言うところにすごく共感でき面白く感じました。
さっと読めるお勧めの1冊です。
Posted by ブクログ
読んでみて、実は再読ということに気がついた。
でも、また新鮮に読める面白さ。
安野先生の本、特にエッセイは飾らず軽快文体と、描写で大好きですが、例に漏れず、こちらも笑いを交えながらスラスラ読ませてもらった。
実はかなりのお料理上手なのでは、と思える調理場面や、メニューにヒントを頂いて、私のくいいじにもまた火がついた様子。
Posted by ブクログ
面白かった
旦那さんが庵野さんだとも知らず、働きマンのイメージだったから、びっくりした!
文章だけでなく、添えられている絵がさらに美味しさのイメージをアップさせてくれます
たくさん美味しいもの食べてるんだな
鎌倉の生活も素敵だなと憧れつつ、
でも、ジャンクなものも好きなんだと共感しつつ、最近ストレスが溜まっている私には癒しの本でした
Posted by ブクログ
漫画家安野モヨコさんが、自らの「喰い意地」を描いたエッセイ集。
私もおいしいものが好きで色々と食べている自覚はありますが、これは勝てない。デリバリーや外食、自炊まで、とにかくおいしいものが食べたい! という情熱にあふれています。
読めば必ず、「私もおいしいものが食べたい!」と思ってしまう一冊。
また、毎日料理するわけではないと言いつつ、料理スキルもかなりのもの。土鍋でご飯を炊いたり、黒豆を煮たり、家に砂糖がないと言いながらみりんやはちみつを使って料理をしたり、旦那さんの友達が訪ねてきたときにおもてなし料理を作ったり……。
元々雑誌に連載されていたエッセイだそうで、登場する料理に季節を感じながら楽しめます。
本業が漫画家さんだけあり、おいしそうなイラストもたくさん載っています。それを見ているだけでも楽しい。
Posted by ブクログ
「より美味しい物を求めてしまうのは仕方の無い事だ。今日の御飯への感謝を忘れずに、これからもいろいろ食べて恥をかいて行きたいと思って居る。」という結びの一文に向かって著者が尽きることなき”くいいじ”を晒している一冊。読者のこちらも一編に必ず挿し込まれている著者による食べ物イラストによって、木乃伊取りが木乃伊になるように”くいいじ”が張ってくる。
Posted by ブクログ
庵野カントクも少し登場します。タイトルのくいいじもぴったりだし。とくに、エレベーターに閉じ込められた時のはなしは本当に声を出して笑った。ヘルプミーーーー!!笑
Posted by ブクログ
読めば読むほどお腹の空く一冊。どれも短いのですらすら読める。
特に好きな話は「食べたい物」。春のお山に太陽、夜の光を食べたいお話。どんな味がして、どんな風に食べたいかまで詳細に綴られている。先生の想像力の豊かさに脱帽。絵本で読んでみたいと思った。
Posted by ブクログ
まるで作者本人がすぐそばにいるような錯覚をしました。それはおしゃべりするような優しい、砕けた文体だからでしょうか。
「文字と楽園」で紹介されたように、装丁が素敵で、紙からは不思議とお香のような良い匂いがするので、本がまるで作者自身のように思えてきて、不思議な愛着が湧いています。
美味しいご飯を美味しく食べるためにダイエットする、という言葉が腑に落ちました。
Posted by ブクログ
食欲の秋シリーズ。
くいいじというタイトルに納得の一冊。
著者の食い意地がいちばん冴えて思われたのが太陽、それも夕陽を食べてみたい。という描写。きっと、こういう味がするんだろうな、というとこまで納得で感動を覚えました。
勿論、それ以外の食材も全部面白いですよ(^^)
Posted by ブクログ
人気漫画家、安野モヨコさんの食べものに関するエッセイ。
ご本人は美食家ではないと言っていますが、庶民的なところも、オシャレで高級なところもあって、面白く読めた。職業柄、美味しそうな差入れをもらえるのがうらやましい。
さすが、人気漫画家さんだけあって、文章の作り方とかが非常に面白く、楽しい。
Posted by ブクログ
著者の食べ物に対する姿勢が自分と似ているような気がしてスラスラと読めた。くいいじというタイトルからも食べ物に対する執着があるようで、ないようで…漫画家という職業柄もあり毎日繰り返すような家事的に料理をする訳にもいかないようだけどくいいじから作る料理は美味しそう。外食するお店も美味しそう。食べたい、でも太りたくない、食べる為にダイエット…葛藤も同じ。食べたい気持ちと年齢的に食べられなくなってきてる身体、同じだ、共感する。
漫画家さんだけあって挿し絵の食べ物も美味しそう。エッセイはあまり読まないけれど共感できるとたまにはいいなと思えた。
Posted by ブクログ
ずっとず~っと読みたかった本。とか言って買って積読してた。
マンガは読んだ事ないけど、美人画報を昔読んで安野さんにちょっとはまった。
さすが漫画家さんイラストも素敵に上手い。美味しそう。
歯磨き粉まで子供の頃はさりげなく食べてたみたいで、読んでると本当に食べる事が好きなんだなと。
そしてさりげないおかずの紹介。素敵主婦!
文章も上手だと思います。凄く読みやすい。
やっと読めて面白かった。
Posted by ブクログ
1971年東京生まれ、漫画家、安野モヨコさん、3歳のキジトラの雄猫がいるそうです。甘えん坊といいたいけど暴れん坊で食いしん坊、「ごは~ん」と日本語が話せるそうです(^-^)「くいいじ」、2013.12発行、楽しいエッセイです。ご主人は野菜が好きで、肉と魚が大嫌い、お好み焼き屋で「豚玉、豚抜きで」との注文とかw。著者はというと、口癖は「お腹減った。」でもただ食べるのが好きというのではなく、食材に対する限りない愛情がこのエッセイからぷんぷん湧き出ています(^-^)「くいいじ」、いい言葉です(^-^)
Posted by ブクログ
冷蔵庫の残り物や旬のものでささっと美味しいものを作ったりするのだけど、鼻白らむ感じが全然しないのは、結構料理をサボっているし、デリバリーや外食も多いし、「体にいい」より「美味しい」が先にある感じが気持ちいいのかも。
美味しいものを食べる事、ありつく事への執着がカラッと描かれている。
Posted by ブクログ
還暦不行届 を購入しようか迷っていたとき安野モヨコさんのエッセイを読んでから決めよう、と思い読んだ。
好きな文章だったので購入に繋がりました。
御本人はあまり意識されてないかもしれないが、美食家と言って謙遜ない食生活をなされていると思う。聞いたことがないような料理や食材が出てきて勉強になりました。
Posted by ブクログ
まえがきでは謙遜されていたけれど、どう考えても美食家の部類。
そして業界柄なのかそこはかとなく華やか。
大人になると変化が少なくなるので、
季節や場面に合わせて食事を彩るのは素敵なことかも。
自分の食事がいかにエネルギー補給になってるか戒めつつ、笑
たのしくよめました。
Posted by ブクログ
シュガシュガルーンという作品をキッカケに好きになった作家、安野モヨコさんの食にまつわるエッセイ。
安野さんの描かれた挿絵が可愛すぎる…!
私も昼ごはんを食べながら夫に「夕飯何食べる?」って聞くくらい、人生の大半を食べ物のことを考えて過ごしている人間なので、読んでいて楽しかったな。
読んでる本も食べ物関連多めだし…。笑
共感することもたくさんあって、お刺身のツマは美味しいのと、炊飯器で保温したごはんは美味しくない、ってのは分かる分かる!なんて頷きながら読んじゃったな〜(^▽^(^▽^*)
Posted by ブクログ
文章メインのエッセイだからか序盤美人画報とは違うなと思いながら読み進めていったら段々モヨコ節になって安心したw
わたしには縁のなさそうなコース料理からジャンクフードまで色んな種類の料理が出てきて最後には美味しそうなイラストも添えられこちらまでお腹いっぱい。
あとこの本読むと和食が作りたくなるし、エッセイに出てきた手順でかぼちゃの煮物作ったら美味しくて感動した。
Posted by ブクログ
この人の書いた美人画報シリーズが好きで、手に取った本。
書いているときの年齢のせいか、取り扱っていた雑誌のタイプのせいか、美人画報よりは落ち着いた文体だけども、やっぱり面白い!
出てくる料理はおいしそうだし、随所に出てくる鎌倉の雰囲気も素敵。鎌倉いいなー。住んでみたいな。
個人的には、四季の景色を食べ物に見立てた描写がとても好き。さすがの発想だし、描写がとても綺麗。
「出されたものを喜んで食べ、美味しいとおもえないことは不幸なことだ」というセリフには激しく同意。
今はお店や料理に対して色々批判を言う人も多いけど、どの料理に対しても感謝を忘れずに美味しく頂く姿勢を忘れずにいたいと思った。
Posted by ブクログ
漫画家・安野モヨコによる、食べ物にまつわるエピソード集。コミカルな文章で書かれる物語ひとつひとつが、ぷっと吹き出してしまうようなものばかりだった。特に印象に残ったのは、夕日が美味しそうというところ。落ちて行く夕日をレンゲですくって食べたら美味しそうなどとは今まで思ったこともなかった。そのくいいじに脱帽。その後、夏の夕暮れ時に空を見たら、なるほど納得、たしかに噛んだらぷつんと弾けて中身がトロリと出てきそうな美味しそうな夕日であった。
Posted by ブクログ
食べ物に関するエッセイ集。
私も食べること好きだけど、安野さんの『くいいじ』には負けると思った。
料理が得意ではない、と書いてあるが、簡単そうでおしゃれ、かつ、健康的なものばかり載っている。
作って食べたくなった。
挿し絵もさすがに巧い。