あらすじ
考えてみれば、人に「化粧をしていますか?」と訊くのは「大便したあと尻を拭きますか?」と訊くのに似ている。
「御社にスッピン社員がいる」という取引先の一言から、塗装会社の営業部員・中村に、「スッピン女子捜し」の密命が下る。
あの手この手で同僚たちの化粧事情を探る中村。しかし、彼女には秘密があった。
実は中村自身が、人生で一度も化粧をしたことがないスッピン女子なのだった――(ノーメイク鑑定士)。
働くみんなの日常は、事件で溢れている。
気鋭の著者が綴る、新時代のお仕事小説全四篇!
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
フットブレイク:
職場で裸足でいること、ひとりだけパイプ椅子、などユーモアのあるお話だった。パイプ椅子に土踏まずを押し付けるの、確かに気持ちいい。
未経験の男:
ガリガリの主人公。
日本人男性は女に3キロ痩せろと言うなら、自分が3キロ金肥大すべき。というマッチョと食べないダイエットをしてる女の子もでてきて面白かった。
我らがDNA:
残業警察に追い立てられることでしか残業から逃れられない主体性のなさ、よくわかる〜と同意しかなかった。
さまざまな残業警察が登場する中で、主人公が残業のDNAに振り回せれる様が面白かった。
ノーメイク鑑定士:
表題の話なだけあって一番面白かった。
化粧していないことが悪いのではなく、化粧という形を使った清潔感のなさやブスを指摘する呪いの言葉である。人の化粧を見抜けないくせに、女の化粧を指摘することの図々しさと意地の悪さがよく現れていた。