あらすじ
朝日新聞の元論説委員が教える「思考の技術」「勉強の技術」!本・ニュースの読み方から情報整理、発想の技術まで、「考える力」を身につけ、より深めるための方法を徹底網羅。◎観察は常に小さいもの、身近なものを出発点に◎「量の読書法」「質の読書法」◎「なぜ」こそ書くことの最も大切な原動力◎忙しいときほど遊んでみる◎ときには「当たり前の言葉」も辞書で引いてみると――◎「他人と少しだけ違う自分」を演出する◎情報収集は「集中豪雨的」がいい ……一冊で、面白いほど「ものの見方」が冴えてくる!
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Posted by ブクログ
ツン読も読書のうち。
「何故」を意識すること。
メモと辞書。
「他人と少しだけ違う自分」を演出。
書店や博物館・美術館などに通うべし。
引用多めな感じでしたが、読みやすかったですなぁ。
さくさくっと読めましたなぁ。
Posted by ブクログ
大事なことが書いてあって、本に折り目がたくさんついた。読み、書き、教養の身につけかたにおいてためになることが詰まった本だと思う。
観察するように書くこと。着想その1.2.3と掘り下げて、なぜ?と自分に問いかけてみる。自分が置かれた状況と関連づけて書く。(例)金木犀が綺麗→星の形にみえる→星から異次元の連想→他人の一声→自分に戻る
観察するように書く方法=自分と、自分自身が感じたこと、その時に置かれた状況/環境の3要素を交えて書く
個人的にメモしておきたい言葉。
・夏もおでんですよ。うちは、おでんやですから。
・膝の高さから戦後の銀座を見ていた。
・人間関係のツテは、ツテがあるというだけでは生きてこない。「知」の領域の広さが、ツテを生かす道である。
Posted by ブクログ
朝日新聞のコラムを書いていただけにその時の苦労を踏まえて、まとめた書籍。
新聞からの情報の読み取り方は確かにと感じた。辞書を読むのは、ちょっとレベルが高いかな。
Posted by ブクログ
2015年の2冊目です。
元朝日新聞社、論説委員の轡田隆史さんの「考える力」をつけるための本です。巷間出回っている”考える力をつける”本とは異なり、かなり内容が難しいと感じます。
巷にある自己啓発本では、考える力を身に着けるために具体的な手段(what)を紹介しているものが多いように思います。この本で紹介されていることは、自分自身で投資し、少しばかりめんどくさく格式ばっているように思います。言い換えれば、具体的な"what"はあまりなく、"How"(どのようにして)が示されている感じを受けました。
「量の読書法と質の読書法という章では、「ツン読」を大いに進める理由が書かれている。(本を)その場で即座に変えないのは、一つには失敗を恐れるからだろう。せっかく買っても、読んでみてつまらなかったらどうしようと、考えてしまう。しかし、失敗も読書のうち。読んで、つまらないと感じるのは読んだからなのである。「つまらない」と思っても、それを、失敗と考えてはいけない。「つまらない」と判断できたことをむしろ誇るべきなのである。つまらない本をつまらないと感じられる人は、おもしろい本を面白いと感じられる人。失敗を心配するよりも、本質的につまらなく、くだらない本を、面白いと感じているかもしれないことのほうを心配すべきなのだ。
この文の前段は、本をどんどん買って判断していけばいいと書かれているが、後段の部分は、人気の面白いと言われている本を読んで、読書家然としている人への痛烈な批判にも受け取れる。