30歳独身男。香川出身で東京在住。実家はうどん屋で、現職はウェブデザイナー。
出身や境遇は違えど、主人公の宗太のように、都会に憧れて、上京して早数年なんて人は、星の数ほどいるんじゃないかと思う。実家近くのスーパーで、子連れの同級生に偶然出会ったりして、いろいろと考えさせられるなんてこともよくある話だ。
自分と重なる部分も多く、親近感を感じずにはいられない本作は、親の葬式を済ませて、空の実家に戻ってきた宗太が、うどん釜の中で眠りこける不思議な子どもと出会ったことで、何も無いと思っていたはずの故郷で、何かを見つける心温まるストーリー。
しかも、宗太が出会ったのは、うどんとかえるが大好きで、耳としっぽがある男の子っていう…!?この冬、ほんわかした2人の日常を温かく見守ってみてはいかがでしょうか?(書店員・新星)
感情タグBEST3
50代㊛。こんなに泣かされた漫画は‘あしたのジョー’以来。最終巻でポコちゃんの存在意味が分かり1巻〜11巻が緩やかな川の流れの様にフラッシュバック。詩的でノスタルジックなヨーロッパ映画のように香川の街や風景がこれもまた詩的な線で描かれ、ほんわかにす~っと身も心も漫画の中に入って行きました。この作品に...続きを読む出会えて幸せ。
久しぶりに漫画で泣きました。
化け狸だなんてありえないのに……
ポコの愛しさに、抱き締めたときの幸福感に、それを喪ったときの悲しさに、ホロホロ泣けて……
最後に戻ってきたりせんのかな?と少し期待したけど、側にいないことを乗り越えて行く話でまとまってて、もう一度切なくなってホロホロ…
よい、漫画に出会...続きを読むえました。
マンガだから、悲しくない結末にしても良いんだろうけど。ポコちゃんが現れた意味というものがちゃんとあって、狸であるポコちゃんが人間としてそーたの側にいる理由があって。最終巻は泣きました。泣くよね。そーたの気持ちを思うと、胸が痛い。でも、くらげバンヂで番外編『八栗』を読んで、これで良かったんだと思ったよ...続きを読む。ポコちゃんは、ずっとそーたの側にいる。
こんなにも温かい作品に出会えて本当によかったです。読み終わった後もきっとこれからも物語は続いていくという余韻が涙と一緒に止まりませんでした。
Posted by ブクログ 2019年05月27日
【あらすじ】
うどん県副知事・要潤氏推薦!!
「この作品には僕も知らなかった香川県の魅力とファンタジーが詰まっています」
故郷と家族の物語、感動のフィナーレ♪
紗枝から「ポコの力が尽きたら、二度と人間の姿に戻れない。
人間に化けていた時の記憶も全部忘れてしまう…」と伝えられて動揺する宗太...続きを読む。
一方、宗太を探してポコが行方不明になってしまい……。
ポコが宗太の元へやって来た理由とは!?
【感想】
嫌なことあった時に読んでいた本です、最終巻になるとは、全巻の最終ぺーじに載っていたのでどんな終わり方になるのかと気にしてましたが、最高のフィナーレでした。涙しながら読ませていただきました、また番外編でも良いので、ポコちゃんに会いたいです。
Posted by ブクログ 2020年06月04日
ああ、終わっちゃうのか。
いつまでも、って願いは叶わないのねえ。
ある意味星の王子さまの愛しの薔薇のように、
広く優しく世界を愛するには必然の結末なのかも。
ヒト型ポコの可愛らしさにとにかく和むシリーズでした。
人生で初めて自分で買った電子書籍。
無料の試し読みから始まり、途中から単行本しか続きが読めないことがわかると夫に頼み買い方を教えてもらった。
今は最終巻を読み終えて勢いで書いている。
人生において最良の選択は難しいが、この本を買ったことは間違いなく最良で最高の選択だった。
ありがとうございました。