あらすじ
ネットニュース、ブログ、SNS……
情報が溢れる現代において、私たちは日々多くの文章を読んでいます。
一方で、文章を「きちんと読めているか」と問われたらどうでしょうか。
自信を持って「読めている」と答えられる人は少ないのではないかと思います。
本書では、文章を読むというのはどういうことなのか、
1.正確に読む
2.深く読む
3.批判的に読む
の3つの視点から、具体例をもとに考えます。
AI時代にこそ、私たちが文章を読む意味がわかる
「人間による人間のための読解力」を日本語研究者の著者が教えます。
※カバー画像が異なる場合があります。
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Posted by ブクログ
前半は日本語の読み方とか概念などの知識、後半は文章をどうやって読むか、又はこんな風に読んだら理解できないよといったお話。後半にいくほど面白い。
短歌やエッセイ、有名文学の一節を読んで、これをどう解釈するかという解説が結構出てくるんだけど、これも繰り返しこの一文からこんな想像ができる、ここは読み手の解釈にゆだねられている(いくつか解釈の可能性はあるけど、自分がそうと思ったほうでよい)、といったことを読んでいくうちに、自分もその本を一冊読んでみたいという気持ちになった。芥川龍之介とか、俵万智とか。短歌も、知識なしに読んでもいいのだなあと。
心動かされる文章を読んだ時、自身に創作意欲がわいてくることがある。心揺さぶられる文章に会うたび、その表現方法などを学び自分のものにしていく。感動する文章を出会うことが読解力を高める。最後のほうにこういたことが書かれているんだけど、わたしはここの文章が結構心を動かされる思いだった。心がうごかされた時、自分はまたその作者の書いた世界を通じて自分の世界が広がっていく、みたいな。そうやって人は心に宇宙を持つんだ、みたいな気持ちになった。
あと、文章を全部読まず一部だけ切り取って解釈して批判する事例も紹介は、まさにいまのXやマスコミだなあとも。