あらすじ
ネットニュース、ブログ、SNS……
情報が溢れる現代において、私たちは日々多くの文章を読んでいます。
一方で、文章を「きちんと読めているか」と問われたらどうでしょうか。
自信を持って「読めている」と答えられる人は少ないのではないかと思います。
本書では、文章を読むというのはどういうことなのか、
1.正確に読む
2.深く読む
3.批判的に読む
の3つの視点から、具体例をもとに考えます。
AI時代にこそ、私たちが文章を読む意味がわかる
「人間による人間のための読解力」を日本語研究者の著者が教えます。
※カバー画像が異なる場合があります。
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Posted by ブクログ
▪️評価の理由
仕事の中で大量の情報に触れる中、本質的な課題解決を実践したいと考えていた際に出会った一冊。人生単位で役立つ内容だと感じたため、高く評価した。
▪️筆者の課題感
情報社会においては、大量の情報を迅速に処理する必要があり、浅い理解のまま効率を優先して進めてしまいがちな構造がある。
一方で、情報に振り回されずに生きていくためには、本質を読み解く力が不可欠であり、この重要性自体は従来から変わらない。ただし、情報量が増大した現代においては、その重要性がより一層高まっている。
▪️本書の位置付け
本書は、こうした社会的課題に対して、多様な情報を自分なりに正しく理解するための方法、「正確に・深く・批判的に読む」技術を提示している。
Posted by ブクログ
前半は日本語の読み方とか概念などの知識、後半は文章をどうやって読むか、又はこんな風に読んだら理解できないよといったお話。後半にいくほど面白い。
短歌やエッセイ、有名文学の一節を読んで、これをどう解釈するかという解説が結構出てくるんだけど、これも繰り返しこの一文からこんな想像ができる、ここは読み手の解釈にゆだねられている(いくつか解釈の可能性はあるけど、自分がそうと思ったほうでよい)、といったことを読んでいくうちに、自分もその本を一冊読んでみたいという気持ちになった。芥川龍之介とか、俵万智とか。短歌も、知識なしに読んでもいいのだなあと。
心動かされる文章を読んだ時、自身に創作意欲がわいてくることがある。心揺さぶられる文章に会うたび、その表現方法などを学び自分のものにしていく。感動する文章を出会うことが読解力を高める。最後のほうにこういたことが書かれているんだけど、わたしはここの文章が結構心を動かされる思いだった。心がうごかされた時、自分はまたその作者の書いた世界を通じて自分の世界が広がっていく、みたいな。そうやって人は心に宇宙を持つんだ、みたいな気持ちになった。
あと、文章を全部読まず一部だけ切り取って解釈して批判する事例も紹介は、まさにいまのXやマスコミだなあとも。
Posted by ブクログ
タイトルは仰々しいが、中身はそこまで堅苦しいものではない。たいへんわかりやすく「読むこと」を説明してくれている。文豪たちの作品がなぜ優れているかを理解できていなかったが、この本を読んで、なんとなくわかった気がする。