あらすじ
夜の教室で科学に挑む、大ヒットドラマ原作
定時制高校の科学部に集った年齢も経歴もバラバラの生徒たち。すれ違いながらも壮大な“実験”にぶつかっていく彼らを描く青春小説。
単行本 2023年10月 文藝春秋刊
文庫版 2026年3月 文春文庫刊
この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
若隆景のパレード間に合った、が、凄い人というか規模の予測が下手すぎる オープンカーもバスでエエって。夕方から山車祭り 色んなのあるのね、流町の太鼓打ち最高だった。清風庵に行くと和三盆は前田利家が奨励して始まると 和三盆は徳島県でしか作れない希少なものと いやあこれだけでも勉強になります 100年ですかと言うと そこらじゅうにありますしもっと古いお店あると低姿勢で 尊敬しかない。
タイトルも読み終えてなるほどだし(山車) 科学を日本語に置き換えるのが素敵だな 曖昧じゃない数値化する日本語 あーやっぱり伊与原新さん凄いって
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定時制高校に通う人物たちがある教師を中心に織りなす学生生活の短編集。
学園ものとはいえ、舞台は定時制高校。
そこに通う人は様々で、心に傷を負ったり、勉学についていけなかったり、時代のせいで学校に通えなかったり。
それぞれの人が年齢も性別も背景もバラバラながら、全日制の高校生とは違う生き苦しさとやるせなさを抱えながら学校生活を送っていた。
そんな生徒の前にある理科教師が現れた。
彼は日中は大学で研究者をやる傍ら、夜は定時制高校で理科と数学を教えていた。
彼は教科を教える以外にもやりたいことがあった。
それは定時制高校に科学部を作ること。
難しい人間関係や周囲との能力差に疲れ果てた人でも、自然がもたらすなぜ?という好奇心に束の間、没頭し、登場人物たちに活力を与えるシーンに元気をもらえた。
自然の癒しだけでなく、科学部を通してメンバーに熱意と自信がはぐくまれていく感じがよかった。
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ドラマ版大好きすぎたから読んだ。
原作の一部をドラマ化したのだと思ってたら丸々映像化だったうえにオリジナル要素追加されててびつくり。なんならNASAで実験に参加してほしいってオファーされたあと続きあると思ってたからなかったのはちょっと残念だった。でもそのくらいが丁度いいのかもしれない。でも続き読みたい。
ドラマでも話してたかどうか覚えてないけど終盤も終盤で柳田君が学校辞めないよな?って聞いたのに対して藤竹先生が「人生はいつも窓のない部屋にいるようなもの。そこには常にいくつもの扉があって、その先がどこにつながっているかは開けてみるまでわからない。その繰り返しだ」みたいに返したのが良かった。その話に対して柳田君が「それはわかる」と返したのも良かった。
またドラマみたい。
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伊与原さんの小説には地学の分野が登場する。いろいろな人生の悩みや事情を抱えた登場人物達が、自然科学の真理に触れることによって、日頃の悩みから解放され、生きるヒントを得る展開である。今回もきっと、科学のパワーで人生が変わる奇跡のストーリーなのだろうと期待し、手に取った。特に今回は都心の繁華街にある定時制高校が舞台であり、さぞかし多種多様な登場人物による、波乱万丈な人生が交錯して化学反応が生まれるのだろうと期待が高まった。
地学の知識が必要なハードルの高さは無く、頭の良い悪い関係無しに、純粋に興味をそそられるものばかり。身近に存在する自然現象だから、興味さえ持てば誰であれ門戸を開いてくれる身近な学問分野だと思う。挫折を味わったどん底状態の人に知的好奇心を植え付け、暗い過去(黒歴史)から解放し、人と人を結び付けてくれる学問の力に驚かされる。
私の高校の友人で、高校1年の時は学年最下位クラスだったが、2年生になって「世界史」にのめり込んだ人がいる。彼は世界史を通じて勉強の面白さに気づいたのか、他学問の成績も急上昇して、超難関校に合格した。この本を読みながら、かつてのクラスメートのことを思い出していた。
学校では、残念ながら失望や挫折を経験する人もいるだろうが、予想もつかない、数々の奇跡を生み出すこともありうる。そして、何歳になっても奇跡は起きるわけであり、何かを学び始めるのに早い遅いの優劣は関係ないことを痛感した。
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祝文庫化の青春小説。金八先生より熱いかも。定時制高校という舞台で、生徒たちの境遇を読むだけで涙が止まらず、ベクトルを合わせて前進する姿には、小生自身が科学部だったことを忘れていたくらい没頭した。
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1番大好きなタイプの青春小説。こういう先生になりたいと思った。出てくる人たちの「うまくいかなさ」をなんとかすくい上げて、そのまま受け止めてるのがよかった。
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夜八時の青空教室/雲と火山のレシピ/オポチュニティの轍(わだち)/金の卵の衝突実験/コンピュータ室の火星/恐竜少年の仮説/教室は宇宙をわたる
対談 辻村深月✕伊与原新
好きを楽しむ大人でいたい
様々な事情で定時制高校に通う生徒たち
ちょっと変わった教師に誘われ
ブツブツ言いながら科学部の活動を始める
ぶつかったり仲直りしたりしながら
実験にのめり込むのは昼間の高校生と似てる
共に学ぶ学校という空間に
共通するものが有るのかもしれない
久しぶりの一気読み 対談も嬉しかった
夜間中学は?……調べてみようか……
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ドラマを先に見ていたのですが、小説も素晴らしくワクワクした作品でした!そして随所で泣きまくった。解説でも触れられていた、藤竹がこの実験の目的を語った時に言った佳澄の言葉がとても良かったです。こんな夢みたいな話ある!?なんですが、実話ベースのフィクションだと言うからすごい。続編も出てるみたいなので楽しみです。
Posted by ブクログ
NHKドラマをまず見た 小林虎之介さんという俳優さんに釘付けになった
毎週TVドラマを観るうちにどうしても読みたくなった 読んでみた
集めたはずのひとも含めてそれぞれの問題を抱えるひとつひとつの” 孤独な” 星屑が
”衝突” や ”周りを巻き込んだ”化学反応”を起こしながら
自分の北極星を見つけて、枷を越えて一段一段未来が開ける
TVドラマのほうが細かく描いていた場面もあるが
何か特別なものがなくても 自らの強みと周りの人たちの強みを束ねて
自らの殻を破って未来を”一緒に”切り開いていく
という姿と成長が清々しい
Posted by ブクログ
つまらない世の中だと感じる。
誰も彼も余裕がなく、意味のある行動、合理的な正解が求められる。
この小説に胸を打たれ、心躍ったのは、そうしたことからは程遠い「夢中で全力で突き進み、未来を自ら切り拓いていく姿」が描かれた物語であったからだろう。夢中で、全力でやることは素晴らしく、まぶしく、美しい。
非常に面白く、読んで良かったですし、なにより、自分の心に火が着きます。
Posted by ブクログ
伊与原新さんの3冊目
定時制高校のお話は、髙田郁さんの「星の教室」を思い出す。
年齢も抱える事情も様々な生徒たちが集まる夜の教室で、ちょっと風変わりな、数学と理科を教える教師。
理数系が苦手な私でもなるほどーと思える実験をしている。
生徒の色々な特徴を観察し、うまーく科学部に誘導された部員たち。
火星の重力を作り出して、火星特有のクレーターを作るとか、想像をはるかに超えた実験!
失敗を繰り返しながら奮闘する生徒たちの熱い思いに感動する。
学会だとか、ナバホ族とか懐かしく読ませてもらった。
余談ですが。
グランドキャニオン近くのアンテロープキャニオンに行った時、「アメリカ先住民の、インディアン部族のナバホ族が案内してくれます」と言われた。ネイティブな英語分からないかも・・・と思っていたんだけど ( そもそも英語も下手です )、数人のグループに分けられ、案内人としてナバホ族の若い女性が案内してくれました。
写真も撮ってくれたりと親切で、スマホをサクサク操作しているのを見て驚きました!
これこそ差別かもしれませんが、部族の人たちみんなスマホ持ってる!と。観光地化してるから納得。失礼しました。
続編も最近発売されたみたいなので、また読んでみます。
Posted by ブクログ
何かに夢中になるってかなりかっこいい。
オポチュニティの轍、1人で孤独に進んできた道を振り返り、自分の辿ってきた跡を見ることはどこか切ない。でも、その軌跡は自分だけが知っている努力の証
Posted by ブクログ
こういう話は大好き。定時制高校の生徒が名だたる進学校が集まる科学の学会で発表する。
持たざる者たちの戦いにエールを送りながら読んだ。話の中に親ガチャという言葉もでてくるが、人はそもそも同じスタートラインにいない、けどどんなにスタートが遅れても逆転のチャンスがあると信じたい。いつ始めても遅すぎない。
Posted by ブクログ
はぁ面白かった。
問題ある子が奮闘して成長していく話大好き。
重松清さんの青い鳥みたいな。
内容知らずに読み始めたから、一章読み終わって、え?短編集?ってガッカリしたらそんなことなくて。
登場人物深掘りからのつながっていく感じがよすぎる。
人生そんなに甘くはないんだけど、小説の中くらいはね。全てがうまくいってほしい。
とにかく読みやすい。難しい言い回しも感じも全然出てこない。
Posted by ブクログ
何これ⁉️凄く面白い❗️
初の伊与原 新作品
数ある作品の中で、一番タイトルに惹かれて手に取った作品
『火星の夕焼けは、青いんですよ』と言われたら、何故青いのか⁉️気になりますよネ❗️定時制高校の科学部を舞台にした、七編の青春科学小説
数ページ読んだだけで、その世界に引き込まれました❗️それぞれのエピソードで主役となるキャラクター達が非常に個性的でみんな魅力的だけれども、一番好きなのは藤竹先生です
好きな話しは、『第三章 オポチュニティの轍』と『第六章 恐竜少年の仮説』の二編です
★
Posted by ブクログ
★4.5
まず、主要人物である5人の生徒と1人の教師、
どのキャラもそれぞれに個性的かつ魅力的である。
そしてストーリー上、誰一人として欠けてはいけない事が分かる。そこがまた良い。
各章ごとに、登場人物が順にフォーカスされ、
その人物の目線で物語が描かれていく構成であり、その為、年齢性別性格などキャラクター性はバラバラなのに、皆それぞれに感情移入する事が出来る。
そして科学部の仲間たちと夜間の教室で実験や研究作業をする描写に、
学生時代に、文化祭の準備で夜の時間まで教室に残って仲間達と作業した時の、あのどこか高揚感があってエモい、青春の懐かしさを思い出した。
続編の発売も決定しているということで、早くも
非常に楽しみである。
Posted by ブクログ
科学の説明部分は岳人以上にさっぱりわけわかめ状態だったが、徐々に明るみになるキャラクターの人物像と仲間意識が最高に良い。そんな人物たちが一つのことに熱中する物語。
「定時制」とだけで偏見を持ってしまっていた自分だけど、実際は色んな事情で通っている生徒たちだったこともこの物語で知る。
やる気になればなんでも出来る。本当にその通り。勇気をもらった。
特に岳人。よく先生と出会ってくれた。感動をありがとうと伝えたい。
本当は5にしたいが、科学の部分が全くだったから、4。内容は文句なし!花丸!!!
Posted by ブクログ
東新宿高校定時制の数学・物理の担当教師・藤竹。
ある想いをもって、東新宿高校定時制に科学部を作る。藤竹によって科学部に誘われた年齢も経歴も境遇もバラバラな生徒たち。
ひとり、ふたり…と藤竹ともに『火星のクレーター』の再現実験を進めていく…
藤竹の過去に経験した想いをとり去ることができるのか…
定時制高校に通うひとたちにはそれぞれに理由がある。
勉強したくても、家庭の事情でできなかったもの。
ひとには理解されにくい病気で勉強ができなかったもの。
いじめで不登校になったもの。
みんなそれぞれ理由を抱えている。
ディスレクシアの岳人、知的障害はなく、『読み』『書き』が不自由なため、周りからは理解されにくい。
ただ怠けているだけと…
負のスパイラルに。
藤竹に導かれ、勉強するおもしろさをわかり始める。
今まではまともに文章が読めなかった、書けなかった岳人が、スポンジが水を吸収するように。
数学と物理は普通の高校2年生以上に。
そんな岳人に感動を覚える。
このまま、うまく大学進学まで行ってくれることを願う自分がいる。
『親ガチャ』、親は選べない…
が、それで子どもの人生が決まってしまうのもどうかと思う。
高校無償化で、勉強する機会はすべての子どもに与えられる、が、それでいいのか…
経済力がある親を持つ子はその分を塾に…
教育格差は広がり…
高校まで義務教育でいいのではないかと。
教育を受ける機会は平等であるべきだ。
続編も楽しみだ。
Posted by ブクログ
ドラマがとても良かったので、文庫化を待って。
新宿の定時制高校に通う生徒たちと、担任の藤竹との交流の物語。
生徒たちが抱える問題や、恵まれているとは言えない境遇を、藤竹と共に生徒たち自身が少しずつ乗り越えてゆく。
そう、もう一度学校に通いたい、という思いは皆同じなのだ。
始めはバラバラな生徒たちが、自ら動きだし、次第に仲間となってゆく背中を押すのが、藤竹の行う科学実験。
藤竹は熱血漢ではない。
そこがいい。
もし、よくある熱血漢だったら、本書をここまで楽しく読みきれていなかっただろう。
藤竹は、頭脳明晰、静かな眼差しで生徒一人一人を見つめ、受け身ではなく自ら学ぼう!という方向へ、そっと力を貸してくれる、そんな先生だ。
藤竹の担当は数学と理科。
理系だということも、藤竹という人物のイメージ作りをだいぶ手伝ってくれる。
やっぱりいい、藤竹先生。
保健室の佐久間先生の台詞も、印象深かった。
「あなたも、彼女のことより、あなた自身を救うのよ。自分を救おうとしている人間しか、わたしは手助けできない」
新しい自分、本当の自分、に気付けた生徒たちが次々と、藤竹が作った科学部へ入部してゆく。
彼らはとても生き生きとして、そして入部前よりもずっと自由だ。
目指すは火星のクレーターの再現。
ここで印象深かったのは岳人の台詞。
「……でも、俺たちも真剣なんだ。生まれて初めて、真剣なんだよ」
そして藤竹自身もまた、彼らに救われ背中を押される。
「やがて小さな奇跡が...」と、背表紙のあらすじにあるけれど、この小説は小さな奇跡の連続だ。
気付けば科学部のメンバーと共に、私もワクワクしていた。
Posted by ブクログ
新宿の定時制高校に通う年齢も境遇も違う生徒たちが教師の藤竹に誘われ科学部の一員となっていく。
時にすれ違いながらも火星のクレーターの実験に打ち込んでいく。
周りに共感を得ていく過程、それぞれの生徒の変化と成長が頼もしい。
心地よい読後感。
Posted by ブクログ
噂通りの熱い若くもない青春群像劇に、後半は本当に胸が熱くなった。続編も出た今、満を持して手に取り、期待通り。
伊与原新さんの小説は2冊目。まだまだ読んでみたい作家さんである。
Posted by ブクログ
定時制高校に通っている生徒は年齢も国籍も学力もバラバラ。
そんな生徒達が理科部の活動を通して夢を持ち、目標に向かってひとつになっていく姿が爽やかで感動しました。
窪田正孝さん主演でNHKでドラマかもされましたね。ドラマもとても良かったです。
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登場人物達の抱える、葛藤や感情の変化が丁寧に描かれていて、すごく爽やかな気持ちになれる作品でした。
作中出てくる「オポチュニティ」とか「青い夕焼け」とか、知らなかったので勉強になりました。
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定時制高校を舞台とした奇跡のお話。完全なフィクションなんだけどモデルとなっていた事があると知り、夢と希望をもらった。
「頑張ったことをあきらめるのは、つらいってこと。ガキの頃、それを嫌ってほど味わって、そのうち何も頑張らなくなった。簡単にあきらめられるのは、マジじゃねえからだ。マジで真剣に頑張って、それをあきらめるのは、やっぱ…つれえよ」
岳人がこんな気持ちになれたのは藤竹との出会いがあったから。本当によかった。
Posted by ブクログ
ドラマを観て原作を読んで見たくなった。小林虎之介くんは柳田岳人のイメージにピッタリ。
実験の描写のところはドラマを見ていなかったら文章のみで想像できなかったかもしれない。
「学びをやめたら人は老いていく。」という言葉が刺さった。
東新宿高校定時制科学部の今後の活躍にも期待して続編も読んでみたい。
Posted by ブクログ
何かを学ぶ楽しさ、知識を得る喜び、それは年齢に関係なくいつでも実感できることだ。
だから、今何かをしたいと思っているなら、その瞬間がスタートだ。一筋縄ではいかないことの方が多いだろう。だが、半歩でも昨日の自分にはなかったものを得られる喜びを知ったのなら、世界がより広がっていくのを感じられるはずだ。
Posted by ブクログ
登場人物の1人がディスレクシアであることに気が付かず苦しむ姿を見て、自分がなぜ人と同じことができないのか、一人苦しんでいるのか分からないことの辛さが身に染みた。良き指導者に出会うこと、良き仲間に出会うこと、自ら手を動かすことの大切さやありがたみを感じた。
Posted by ブクログ
どんな実験をしているかわからない。こんなメンバーが部活をすると思わない。そんなマイナスの要素を差し引いても、とてもさわやかで、人間味のある楽しい物語であった。