あらすじ
ミステリの女王の名作を新しいカバーと解説で!
孤島に集められた十人の男女が童謡の歌詞どおり一人ずつ殺されていく!? 不朽の名作を改訳し、新たなカバーと解説をつけた新版
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Posted by ブクログ
旧訳版で2回、ジュニア版(HJM)に続いて、今回で四読目。先日のNHKのドラマ版も視聴済み。犯人も展開もよく分かっている状態なので、今回は文章自体にフォーカスして読めた気がして、満足感が非常に高い。ストーリー展開が完璧すぎるだけでなく、絶妙な死体発見の状況やその描写もじつにフェア。あとから読み返せば、犯人はその人物しかありえないと分かるのに、初読時にはなかなか気が付かないよね。描写が本当にうまい。あと、『十角館の殺人』を読んだときにはすっかり忘れていたけれど、告白文を瓶に詰める展開を見て、『十角館』はこれのオマージュだったのだなと改めて腑に落ちた。直前にHJM版で読んだばかりだったので、同じ訳者だし、わざわざ大人向けを重ねて読む必要もないのかと迷っていたけれど、十分読む価値はあった。どのくらい文章が違っていたのかは分からないけれど、きっと省略や言い換えがあったはず。この新訳版はとにかく読みやすくてスルスル読めるし、この先どうなってしまうのか気になって、読む手が止まらない。そのあたり、解説の赤川次郎さんも同じことを言ってますね。赤川次郎さんの解説が読めるというのも非常に贅沢。世界的に見て、有名度ナンバーワンの探偵はホームズだと思うけれど、ミステリとしての最高峰は本作で異論なし、と思う。内容と全然関係ないけれど、「泥棒猫」って男性に対してもありなのね。
Posted by ブクログ
非常にシンプルな構成で、それが自分の好みに合っていた。
展開がとにかく早く、一人ずつ死んでいくたびに誰が犯人なのかと疑い合う心理や恐怖感が増していき、止まることなく読み終えた。
残酷描写や恋愛などの刺激に頼らず、孤島、10人の登場人物、兵隊の詩というシンプルな材料だけでここまで読ませるプロットがすごい。
真相につながる場面でも、「血」と断定せず「汚れ」「何かが滴っている」と怪しい言葉遣いをちゃんと残していたのも良かった。読んでいるときに違和感はあったのに、まったく気づけなかった。
ただ、最後の種明かしについては、少し納得感が物足りない部分もあった。それでも『アクロイド殺し』よりはこちらの方がかなり好みだった。
10段階評価: 8.5点
Posted by ブクログ
以下、推理。
まずざっくり10人がマザーグースされる(?)のは序文とかマザーグーされるときでわかるので、途中で死んだと思われたやつが生きているパターンだろうな、とは予想がつく。
当初疑っていたのは軍人の爺さん。
なんでかというとあの爺さんの動きがやたらと犯人に都合良すぎるので、さすがにここから飛び降りとか目撃されて消えるのだろうな、と思ったら撲殺死体で発見。さすがにこれは偽造しようもないだろう。
で次に疑ったのが若い女。ヒステリー起こしたのがわざとではないが、犯人としての戸惑いのようなものが感じられたため。
しかしさすがに判事殺すのは無理では……ということでパス。
で最後に医者。これは誤魔化しやすい立場だし、消えたときも「おっ、やっぱりな」と思ったのだが、若い女も似たようなこと言い出したのでうーむ違うのかなと思い始める。
最終的に死体として発見されたわけだが、逆にこれが怪しめる。水死体なわけだし、もう2人は検視できないわけだから他の死体とかで偽装できるんでは? と予想。まぁ判事殺したときとかわからんことはあるが、そのへんはどうにでもなるし……。
などと思っていたらうーむ。
いや話自体は面白かったんだけど、肝心のところが無理あるやろ! 案件だと思った。
あと考察とか読むと面白かった。
Posted by ブクログ
湊かなえがおすすめしてたので!
ほとんど一気読みに近い形でスルスル読む事ができたという点で、まずこの作品は自分にとって面白い本であったに違いない。特に文体が独特で、それが物語の不気味さを際立たせており一度も飽きることなく読み進めることができた。
ただ展開や結末は意外とあっさりしており、最後にしっかりと犯人が明記されるという構成は非常にシンプルに感じた。
また最近話題になっている「方舟」を先に読んでいたが、あれはこの作品がオマージュされたものなのかなと感じた。あまり詳しくないがきっと色々なミステリー作家たちの基盤となっている作品なのだろう。
Posted by ブクログ
十角館の殺人を読んだのでこれを読まねば!と思い。
新訳が出ていて見た目も可愛く読みやすい〜
十角館を読んでいたのでむしろ犯人を当てられなかった感もある、面白かった!