【感想・ネタバレ】日本人には教えなかった外国人トップの「すごい仕事術」のレビュー

あらすじ

慶應義塾大学でキャリアデザインのパイオニアの一人として絶大な支持を集め、アカデミーヒルズの超人気講師となったフランス人が、外国人トップとして各界を代表する日本企業を率いる5人の社長たちを直撃インタビュー。日本人では訊き出せなかった成功の秘訣、人生をより豊かに、より幸せにしていくためのキャリアの捉え方をあますところなく語り尽くした!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

マリンバ奏者のフランソワ・デュ・ボワが、キャリア・デザインについて5人のエグゼクティブ達との対談をまとめた本。「キャリア」という言葉自体の定義から、人生の転機のエピソードについてなど。対談相手達の話も興味深いものが多いが、インタビュアであるデュ・ボワ氏の質問が、非常によい点を突いている。

また、フランスやフィリピンの出身者であることから、日本人に対する評価がこれまで見かけたものと異なっていた。日本人は自虐的な評を下すし、アメリカ人は自国の後進と捉えがちだが、第三者的な視点で、よいところ、悪いところを挙げられている。日本人という国民性に、もっと自信を持っていいのだという気がした。


キャリアデザインは、自分自身が今まさに興味のある内容だ。社内でのキャリアもさることながら、自分の人生について自問する日々を送っている。しかも、答えは出ていない。
これまでは考えるという行為が圧倒的に足りていなかったので、しばらくはない脳みそをひねってみることにしよう。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

我々がよく口にする『キャリア』という言葉は、会社歴であったり、仕事歴であったりを一般的に指しがちだが、もともとの語源はラテン語の『カラリア』から来ていて、それが意味するものは『道』。つまりはどういう人生を歩んできたのかをいうらしい。そういった観点から外国人でありながら、日本で活躍する経営者へのインタビュー集。日産のカルロス・ゴーン氏、シャネルのリシャール・コラス、新生銀行のティエリー・ポルテ氏ほかの含蓄ある言葉を聞ける(読める)。かなり勇気付けられたり、いろいろ考えさせられたり、なかなか内容の濃いと思います。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

インタビュー集。私が好きなカルロス・ゴーン氏が出ていたのがきっかけで購入したが、インタビュアーをしているフランソワ・デュボワ氏のアプローチも面白く、一気に読めた。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

キャリア=仕事ではなく、キャリア=道。書店で偶然手にとった本は今の自分にピッタリの本だった。人生は仕事だけが全てではなく、家族、友人、趣味、恋人と過ごす時間全てが一本の道に繋がっている。自分自身のたった一度しかない人生をどのような道を描きたいか。日本人からではなく、外国人からヒントを得る。
仕事、仕事、まずは仕事だ。仕事が落ち着いてから趣味だとか考えようと考えていた心の中の重荷がストンと落ちて楽になった。
まずは仕事を楽しむこと、並行して家族や恋人、友人との時間も大切にしていきたい。

0
2012年12月30日

Posted by ブクログ

■マインド
1.あまりにもクリアに道を思い描き、それに執着し過ぎてしまうと逆効果になりなねない。環境の変化に対応できず、チャンスを得る機会を見逃してしまいかねないから
2.チャレンジして失敗したことを「恥ずかしいことだ」と思う人こそ、どうかしている

0
2012年05月27日

Posted by ブクログ

著者はマリンバ・ソリスト。著者が日本で活躍する外国人(フランス人)に仕事について、キャリアについて、その考え方を聞く。
まず、著者はキャリアデザインを如何に日本の若者に教えていくのか考える立場から述べる。
キャリアとは、仕事での実績という狭い観点ではなく、如何に人生を生きるか、人生を生きる上でいかなる実績を積むのか、という感電が大事と説く。
成功者は、若いうちから目標に向かって突き進んでいくのかと思っていたが、意外と偶然が大きく影響している。ただ、その偶然をうまく掴み、後は他人よりも努力を積み重ねていくのだ。
・挫折は人生につきもの。失敗から学ぶ。
・リーダーは孤独なもの。自分の信念に従えばそうした場面もでてくる。ただ、それをいかに早期に抜け出すのかが大事。そして、自分は本当に正しいのかを自問自答することが大事。周りが間違っているというおごった考えは止めた方がよい。
・子どもに学ぶ機会を多く与えること。
・仕事の他に熱中できるものをもて。
・どんな仕事でも楽しみ見つけよ。
・仕事で家族を不幸にするな。
・キャリアデザインとは仕事だけでなく人生の計画だ。
・犠牲者精神をもつな。
・常に学び続けよ。
・今後の日本は本当に国際化し、あらゆる事が変わっていく。

0
2009年11月03日

Posted by ブクログ

外国の日本法人社長のインタビュー形式で、トップになった経緯、なってからの考え方等が書かれていて、とてもわかりやすい。ただ、外国人経営者中心にため、日本人も1人2人いればさらに良かったかなっと持っている

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

古い価値観に影響されず、自分なりの価値観、実力を創ろう、育むことの大切さを学んだ。変化を受け入れ、楽しむこと、そして変化は当たり前に来るものだ、と自分に言い続けること。他人からの評価ではなく、自分自身で評価できたのか、という問いに「イエス」と答えられる生き方が人生の「本質」であり、それに沿っていなければ決して豊かにはなれない。日本には特有の固定観念があり、それらは学校をどうするか、どんな仕事に就くか、今の仕事をどうするか、といった課題があることで、目の前のことしか考えられなくなり、「社会ではこうした方がいい」というセオリーのようなものが厳然として存在していることは確かだ。しかし、成功には「答え」や「セオリー」がない。だからこそ自ら成長し、自らに課し、自分で納得しながら生きていかなければキャリアをデザインすることができないのだ。

0
2009年10月07日

Posted by ブクログ

チャンスに対して常にオープンでいる

何でも楽しむ

チャンスが来たとき、自分の思い描くキャリアのことばかりを考えて、私の将来はこういうものだから絶対にこれはムダだ、違うなどと、硬直的に考えるべきではない。
むしろ思わぬチャンスによって開かれた目の前の道を必死に辿ればいい。

自分ではチャンスと思っていないものも、実は後から考えるとチャンスだったということが沢山あるのが人生。

0
2014年02月04日

Posted by ブクログ

日本にいる外国人企業トップへのインタビュー集。日産・ルノーCEOのカルロス・ゴーンを始めとして、シャネル日本法人社長リシャール・コラス、スターバックス・コーヒージャパンCEOマリア・メルセデス・M・コラーレス、エコール・クリオロ シェフ アントワーヌ・サントス、新生銀行社長ティエリー・ポルテと、全5名の社長等に話を聞いています。

著者のフランソワ・デュボワは、その名前から分かるようにフランス人なのですが、実は、この本に出てきている社長たちのほとんどもフランス人か、フランスにゆかりのある人。全くフランスにゆかりが無いのは、スタバジャパンのCEOマリア・メルセデス・M・コラーレスだけです。

タイトルから受けるイメージと、本の内容が若干違うかな?と言う感じがします。「すごい仕事術」と言う事になっていますが、そう言うよりも、人として、企業人として、出身国以外の国で活躍するまでの、その人のキャリアの考え方などの、人生論に近い内容です。タイトルのイメージと違うから、役に立たないかと言うとそんなことは無く、むしろ、淡々と仕事論を語られるより、こう言うような内容のほうが面白いかもしれません。

0
2012年06月23日

Posted by ブクログ

キャリアは狭い意味で考えないほうがよい。人の道であり、人生そのもの。という意識を持つ。そのほうが遥かに深いし、同時に難しい。難しいものに挑んだほうが人間は大きく成長できる。
大丈夫、安心しなさい。
常に学び続ける姿勢。人生は常に勉強。だから成長できる。この意識こそが限界を乗り越える力を出すことに繋がる。
日本人としてのアイデンティティを持ちながらオープンになる。
時々は一人で過ごす、読書する、考えごとをする。
結局、人間は宇宙の中ではチリのようなどうってことない存在。
遠くを見つめれば、目の前のリスクは怖くなくなる。なぜなら、目標は遠くにあるから。目的は長期だから、目の前のリスクに転んでも顔をあげることができる。方向が見えいているから。そして顔を上げたとく、思いもよらない光景に出会えることがある。それは転んでみないとわからない。
一番大切なのは、目的意識。
まずは情熱、次に目標を定める力。
学習意欲。

0
2009年10月07日

Posted by ブクログ

タイトルと内容に差があったように感じた
対談集

ゴーンさんの言葉に魅力があった

対談者の中に
気になる人や好きな人がいれば
よいかもしれない

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

デュポアさんとサントスさんの話で、厳しい状況におかれたときのキャパシティや忍耐力、許容力、そして、それを支えるモチベーションが重要というのがあった。辛い状況でも、それを何くそと乗り越えられるくらいでないと成功は掴めない、ということらしい。この本で紹介されたトップたちは、彼ら彼女らの人生の中で多くの試練に立ち向かっていく中で、自らのキャパシティを上げ、結果成功をつかんでいる。日本では、キャリアのことなんか考えずに、社会に出るまで漫然と過ごす人が多い。社会が便利になって、我慢したり、「絶対やってやるぜ!」と動機づけられたりする機会がかなり減ってきている。「若いときには苦労を買ってでもしろ」という言葉の意味を、ちゃんと教えられる人間が、ますます減っていくような気がして、将来の日本や他の先進国の将来が危ぶまれる。というようなことを妄想した。

0
2009年10月07日

「ビジネス・経済」ランキング