あらすじ
人生はずっと続くから。
つかの間の休息を。
山のふもとに立つ「ペンション・ワケアッテ」。タクシー運転手によると、「ワケアリ」のオーナーが経営しているらしい。不安や秘密を抱えながらペンションを訪れる人々だったが、大自然に囲まれた静けさの中、本当の自分の気持ちに気が付き、明日への一歩を踏み出していく。
あくせくした毎日から抜け出し、「今」を生きる大切さを噛みしめたくなる、温かな連作短編集。
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
めっちゃ読みやすかった。作者様、なんだか聞いたことが…と思ったら純喫茶トルンカと森崎書店の方だった!!!どちらも読もう読もうと思っていたのですが、先にこちらを読んでしまいました。
プロローグの『働け、僕の側頭葉!』で思わず吹き出してしまってからわりと一気に読みました。
しんどい気持ちの宿泊客たちが、お2人と1匹と自然とご飯に癒されていく(ついでにキクチさんにも)。
小吉さんも楓さんも素敵ですね。
こうやって周囲に優しくなれたらなぁ。
私も自分でいっぱいいっぱいになってたり、恩着せがましい考え方とかしてたり、反省しないとなぁと思いました。変わるための一歩を踏み出せたみんなは本当に素敵。
こういうお話、みんなが前を向いて帰っていくところは描かれても、後日談まで1冊に収められてるお話はあまり読んだことがなくて嬉しかったです。
あと、ワケアッテの由来、みんな最初勘違いしてるのいとおしい笑。
みんな前を向いて、今度はニコニコしてこのペンションに来るんだろうな。たくさんの気持ちをもらって帰った1度目とはまた違って、たくさん笑顔や気持ちを小吉さんと楓さんと分け合うために。
読みながらニコニコしていたのは久々かも。
私にもとても良いヒーリングの時間となりました。
他の著作も読ませていただこうと思います。
Posted by ブクログ
今年の目標を「自分軸」に設定した自分にぴったりの本だった。
他者や世の中のできごと、溢れるたくさんの情報に翻弄され自分を見失った客たちが、ペンションの2人に出会い自分の心と向き合い自分を取り戻す物語。
自分自身の声は小さくて、日常の中では注意深く耳を傾けないと埋もれてしまう、なかったことになってしまう。
意識的に自分の声を聞き行動していこうという気持ちがさらに強まった。
文体も読みやすく短編なので、本が苦手な人にも読みやすいと思う。
Posted by ブクログ
小吉と楓、看板猫のミリンが心に傷を持つお客を出迎えてくれる。
そのペンションの名は「ワケアッテ」
訳ありの客が訪れる(?)
それぞれの悩みを打ち明けると
特に押し付けがましいことを言う訳でもないのに
みな、不思議とスッキリとした様子で帰っていく。
そして、口コミを読んだ次の客が訪れる。
という具合に繋がっていく。
抱える悩みもひとそれぞれ。
「ワケアッテ」
なるほど、発音を変えるだけでそれぞれ違う意味を持つ。
タクシー運転手のキクチさんもいい味を出している。
Posted by ブクログ
山の景色。美味しそうなごはんやコーヒー。優しいオーナーたち。ペンションワケアッテは訳ありの人が来るが、精神は分け合って、というのがよい。
悩みをかかえたひとがワケアッテに訪れ、つきものを落として帰っていく。
タクシーの運転手とのやりとり、だんなさんを熊みたいに扱うなどお決まりのフレーズに途中飽きたりもしたが、全体的に優しい短編集。